新年度を迎えて初めてのお仕事は、岡山市鍼灸マッサージ師会の総会でした。保健福祉委員会委員長としての挨拶です。役員の皆さんとわずかの時間の歓談でしたが、温かな会ですね。
保健福祉局の荒木統括審議官と田中障害福祉課長が来られていましたが、人事異動で様変わりです。
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午後からは、〈みどり岡山〉の緊急市民自治講座「震災がれきの広域処理を考える」を行ないました。講師は、池田こみちさん(環境総合研究所副所長/写真右)と奈須りえさん(大田区議会議員)。3.11に東京であったシンポジウムに急遽参加をし、知らなかった(知らされなかった)事実や考え方に気づき、多くの岡山の皆さんとシェアしたいとの思いからの講座開催となりました。
お二人の話はどちらも濃密で、一言でようまとめません(^^)。次のUstreamで流れていますので、ぜひ、ご覧下さい。最近は同時中継のUstreamを観ながら、講師への質問も行なったりできるのですね。同時視聴も録画でも、多くの方がご覧になってくださっています。
vol.001 http://www.ustream.tv/recorded/21511820
vol.002 http://www.ustream.tv/recorded/21514443
とにかく、メディア・リテラシーが必要だということ。マスコミ報道・キャンペーンを、科学的根拠・合意形成のあり方などの視点をもってしっかりと読み解きたい。震災がれきは必ずしも復興の足かせにはなっていない。そして、合意形成・情報公開など政府の政策決定のあり方がまっとうでない。民主主義・自治が問われているという意味で、まさに「市民自治講座」でした。
奈須さんの講演は、司会の横田さんが「目からウロコが落ちるお話」と。処理の考え方として、①時間(いつまで)、②場所(どこで)、③経費(いくらで)、そして合意形成をどのように行なうのか。政府は期限を2年後と決めているが、その合理的な理由はない。処理期限を1~2年延ばしたら、また、処理範囲をどのくらいの距離に置くのかなど、国はシュミレーションをしていない。政策の問題として考えたいと。
池田さんのお話で皆さんが驚かれていたのは、米国環境健康科学研究所がわざわざ日本語訳までして指摘をしている、被災地沿岸域にあった産業から流れ出ている重油・化学物質などの影響。阪神大震災と違って、津浪を浴びているガレキには、放射能そして燃やすと危ない化学物質が付着している可能性がある。それを燃やすのですかと。
上の写真で写っている場面は、「がれきで堤防を」との代替案です。仙台日赤病院医師で東北大教授の岡山さんは、「がれきは集めて山にして津浪記念公園にして一括管理を」との提案も。とにかく、移動・拡散(燃やす)はいけないと。
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終了後は、議員・議会の仕事が肝心要だと、議員のための勉強会をしました。