岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

2月4日 “遊び”は大切な子どもの権利です。二日目の視察は福岡市

2010-02-04 | おにき日記





 視察二日目は、福岡市。放課後等の子どもの居場所作りについてです。写真は福岡市議会前で、先輩議員の羽場さんと高月さんと。
 「留守家庭子ども会」事業はいわゆる学童保育。元々は岡山市と同様に地域による運営委員会方式でしたが、2006年3月に条例を制定し、実施主体を福岡市とし、運営主体である運営委員会には補助から委託へと変わりました。開設時間は午後7時までに延長、土曜日開設です。
 現在は3年生まで(障がい児は6年生)の児童ですが、条例で6年生までとしており、これから調整しながら対象を引き上げていく予定で、この春から4年生児童もOKとなります。岡山市もまず、障がい児を6年生にまでしてほしいと思っています。
 基本利用料3000円に利用状況で加算され、それぞれの運営委員会で会費(おやつなど)をとっていますが、利用料の減免制度があります(岡山市はありません)。指導員は市の非常勤嘱託職員281名で、運営委員会の方で補助指導員という地域ボランティアも支えています(岡山市は有償ボランティアのみ)。
 希望者はすべて受け入れ、143カ所で実施。施設整備も含め、2010年度の予算は21億円です。
 見直しが必要な岡山市ですが、責任の所在も含め、参考になります。市長選での争点ともなったそうですから、市民の関心の高さが感じられます。
 
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 2007年に「学校施設を活用した放課後等の居場所づくりについて」提言が出されており、上記の事業も含まれていますが、2009年度から「放課後等の遊び場づくりモデル事業」がスタートし、現在16小学校で行われています。「遊び」という子どもの大切な権利に着目し、安全に安心して「遊び」ができる場や機会をつくるというものです。1~6年生までの全児童のうち、参加を希望する児童の登録制です。いろんな工夫があり、現場をみてみたかったです。
 大人の都合からではなく、子どもの最善の利益を基本としてのあり方を検討した(=福岡市独自)とのことです。




 
 




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