■『ディープインパクト好配合馬リスト(2015)』で栗山求と望田潤がダブル推奨したプロディガルサン(牡2歳)が土曜東京5R新馬戦(芝1600m)を勝ちました。
◎プロディガルサン(牡・母ラヴズオンリーミー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106128/
セレクトセール1歳で落札価格1億8000万円。全兄ラングレー(毎日杯-4着)、リアルスティール(共同通信杯、皐月賞-2着)に続き3年連続の指名。デビュー時の馬体重はラングレーが480kg、リアルスティールは498kg。後者のほうが器は上なので、ドナブリーニやクロウキャニオン産駒にも見られる「同性の全きょうだいは大きく出たほうが大物」という法則に当てはまる。本馬がどの程度の馬体重なのかは分からないが、大きく出ているようなら期待大。「ディープインパクト×Storm Cat」はキズナ、アユサン、ラキシスなどを出しているニックス。2代母MonevassiaはKingmamboの全妹で、3代母Miesqueは80年代の世界最強マイラーという世界レベルの良血は魅力的だ。母方の奥は底力あふれる血で構成され、とくにFlower Bowlが入るのがいい。こうした血は「ディープインパクト×Storm Cat」を活かすのに必要だ。(栗山)
○プロディガルサン(牡、母ラヴズオンリーミー)
リアルスティールやラングレーの全弟で、母母MonevassiaはKingmamboの全妹。Monevassiaの産駒に欧2歳牝馬チャンピオンのRumplestiltskinがいる。ディープ×Storm Catだが母母にWar RelicやEight Thirtyが入らないので柔らかく緩くなりすぎる心配があるが、Monevassiaが持つNashua≒Nantallah3×5のパワーでそこを補った配合といえる。名牝系に名血が重ねられて、血統表のどこにもキズがない。(望田)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)』で望田潤が取り上げたマイネルボールド(牡2歳)が土曜阪神1Rの2歳未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がりました。
★ラフィアンターフマンクラブ
父ディープスカイ
母ウエスタンアイル(Gone West)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013102152/
牡 募集価格:1600万円
ディープスカイ産駒はここまで中央に63頭が出走し12頭が勝ち馬。この結果はやや期待外れというべきでしょうが、Gone West牝馬との配合では出走3頭中2頭が勝ち馬となっており、この組み合わせはSecretariat4×4になるのがポイントでしょう。Secretariat≒Sir Gaylordのクロスをもつディープスカイ産駒は22頭出走し7頭が勝ち馬と確率は上がります(最も賞金を稼いでいるフジインザスカイも母父ジョリーズヘイローでHalo4×3、Secretariat≒Sir Gaylord5×5)。本馬はSecretariat5×4の他にもHalo4×4、Northern Dancer5×5、Cornish Prince5×6、Raja Baba≒スチューペンダス5×7、Twosy=Two Lea7・8×6、Lea Lane≒Shama7×6、Tudor Minstrel7×6、Alycidon7×7という凝った父母相似配合になっていて、母母Miss Lindaは亜オークス馬という裏付けもあり、またGone Westの影響も強いマイラー寄りの体型とSecretariatのクロスの影響が感じられる柔らかな体質で、芝1600~2000mで楽しめそうな馬ではないかとみます。(望田)
■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)』で栗山求が取り上げたマイネルライヒ(牡3歳)が日曜函館1R3歳未勝利戦(ダ1700m)を勝ち上がりました。
★ラフィアンターフマンクラブ
父エンパイアメーカー
母パピオンライン(タイキシャトル)
牡 募集価格:1600万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102698/
父エンパイアメーカーはA.P.Indyと相性がよく、Royal Delta(米3歳&古牝馬チャンピオン)、Bodemeister(米G1アーカンソーダービー)、Emollient(米G1アメリカンオークス、米G1アシュランドS)、オールドパサデナ(準OP)などの活躍馬が出ています。もともと Seattle Slew、Secretariat と相性がいいので、両者が結びついた A.P.Indy とも好相性を示しています。本馬はこのパターン。2代母ヒットザボードは Secretariat≒Sir Gaylord 3・5×4で、母の父タイキシャトルにはそれらとよく似た構成のForeseerが入るので、芝がまったくダメということはないと思います。芝・ダート兼用のマイラーでしょう。(栗山)
■『ディープインパクト好配合馬リスト(2014)』で望田潤が推奨したミッキージョイ(牡3歳)が日曜東京3R3歳未勝利戦(ダ1600m)を勝ちました。
○ミッキージョイ(牡、母ルドラ)
Saddex(独G1ラインラントポカル)の甥で、スピニングワールドやアルデバランなども近親。母ルドラはNorthern DancerとSir IvorとNever BendとKlaironを4~5代でクロスする父母相似配合で、Cape Crossのパワーマイラー的な資質を強く伝える繁殖だ。兄ミッキールドラ(父ダイワメジャー)は少しパワーが勝ちすぎてダートで勝ち上がったが、父ディープのほうがバランスが良い配合だ。
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012103711/
■土曜阪神12R500万下 ドラゴンストリート(ディープ・栗山)
■日曜函館7R500万下 カンデラ(POG・望田)
■日曜函館8R500万下 マイネルエスパス(一口・望田&栗山)
■日曜阪神9R小豆島特別 ダノンムーン(ディープ・栗山)
■日曜阪神11R米子S スマートレイアー(ディープ・望田)
■日曜東京12R500万下 ロジチャリス(POG・望田)
プロディガルサン(これまたオッサンがスペルミス連発しそうな馬名なのでさっそく「ps」で単語登録)は直線半ばでまた左手前に替えて、ちょっとモタれながら走ってましたがまずは着差以上の楽勝
体型は全兄2頭とわりと似ていて、そのあたりはラヴズオンリーミーは自己主張が強いのでしょうが、デビュー時の比較でいうとリアルスティールよりラングレーに近い体質かなあ…と
そしてこの体型骨格ならば、もっとパワーでグイグイッと加速できるような体質になってほしいかなあ…という第一印象でした
2歳~3歳時は緩かったので長いところをこなしましたが、古馬になって体質が頑強になってビュンと加速できるようになると距離がもたなくなってきた…というのがラングレーの最近のスランプではないかと思っているのです(サトノアラジンもマイル路線を歩むようですが、ますますパワー加速になってきた今は長距離を走るのはシンドイでしょう)
プロディガルサンも現時点で緩いのはたしかで、それがいつ頑強になってくるのか、3歳春でも緩いままならば、ラングレーやサトノアラジンのような軌跡を描く可能性も高いのではないかと
Sir Gaylord(≒Secretariat)クロスのディープ産駒は柔らかいのは間違いないんですが、柔らかすぎて3歳春でも緩いままだと「ようこそエプソムCへ」
この血統ですから、POGの本命人気ですから、それぐらいハイレベルな目線での注文になるのは当然ですな
あれから二年経って、2頭の間の格差を見ると、その下を指名する勇気はありませんね。
みたいな話を聞いたことがありますね
タイキシャトルはダートだとどのくらいまでいけたんでしょうかね?
面白いと思いますよ。
ヌーヴォレコルトも・・・・
「芝1800がベストだろう疑惑」が囁かれています。
今の阪神1400だとちょっと微妙かな~
「芝1800のGⅠを作る会」に発展しそうですね。
イスラボニータは参加必須でしょう。
芝の1400と1800のGⅠを見たいのですが、
何故無いのかが不思議。
遊びほうけていた弟が
これからは心いれかえます。
って言っただけで受け入れるとか
父さんはアイツに甘すぎんだよ。
……というプロディガルサンの物語を
ラングレー
(高速馬場はしまいの切れですよね父さん!)
リアルスティール
(いやいや先行チョイ抜け出しが楽ですよ)
のことかと
ちょっと笑ったんですけど
これ、名前提供するだけで
プロディガルサン本人の出番がないという()