NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

パズル!〓!

2008年08月10日 22時54分44秒 | 学習塾経営
昨日のパズル、意味わかりますか?
上の図と下の図はそれぞれ色分けされた同じ部品でできています。
上のはピッタリなのですが、下のはなんと1マス分空いてしまいました。

同じ部品を使っているわけですから面積は同じです。なのに上の図と違ってきます。いったいどうしてなのでしょう?
ちょっと考えてみてください。

受験生は耐える時!入試まであと4,5ヶ月。

2008年08月08日 23時36分00秒 | About Nagahama
夏期講習会も半分を終了するところに差しかかってきました。
少し疲れが見え始めてきた感がある中学3年生です。
本当によくがんばってくれています。

今日は琵琶湖大花火大会だったのですが、まさか遊びに行っている
受験生はいませんか??(笑)

勉強のことを気にしながら遊びに行っても何にもおもしろくありません。
だからこの際、一切の遊びを断ってしまっても良いと思います。

携帯電話も、他人からのメールなどが勉強の邪魔をするのなら
持たない方が良いです。

せめて夏休みくらいは。

やらされることは長続きしない

2008年08月07日 23時30分27秒 | メンター
子どもが小さい頃は「○○してはいけませんよ!」と言えば
「はい!」と言ってよく言うことを聞いたと思います。

「先にお風呂に入りましょう!」と言えば「はーい!」と言って
素直に親の言うことを聞いてくれていたのはお子様が何歳の頃でしたでしょうか?
(笑)

それがいつの間にか
「それはしてはいけないって言ったでしょ!」
「早くお風呂に入りなさい!」
と命令口調になってしまっています。

どこのご家庭にもあるやり取りだと思います。
これは「~~しなさい!」という指示では人はいずれ動かなくなってくると
いう証明だと思います。

子どもだけではありません。
社会人でも、採用の面接のときは「はい!御社のために!!!」なんて
言っていましたが数年もたてば「またこれか~」なんて愚痴りながら
やらされる仕事に従事してしまいがちです。

「やらされること」は子どもも大人も長続きしません。
「しなさい!」には慣れっこになってしまいます。
できるだけ自分から気がつくまで待ってあげられるようにして行きたいものです。

まずは明日から「○○しなさい!」と言うのをやめましょう!

心が動けば(感動すれば)人は変わる

2008年08月06日 23時39分46秒 | メンター
生徒がやる気になるパターンはけしてワンパターンではありません。
褒めればやる気になると安易に考えるのはよくないと思います。
叱咤激励というのも子どもたちは特に要求してくるときがあります。

また、いかにわかりやすく子どもたちにたとえ話をしてあげるか
ということなどの手法も非常に重要です。

中でも子どもたちをやる気にさせるために一番大事なのは愛情だと思います。
この子を何とかしてやりたい!と思う気持ちです。

それならたいていの母親はこの点でクリアーかと言うと
実はそうでもないのですね~(苦笑)難しいですね。
その熱い思いを単に
「誰のために話していると思っているの!」
「どれだけあなたのことを考えていると思っているの!」
などと押し付けても全く無駄です。

愛情もやはり片思いや押し付けではいけません。
相手が受け取ってくれて初めて伝わるものであることを
我々指導者や親は知っておかなくてはいけません。

話せば伝わった、と勘違いしている方がいっぱいいます。
褒めて伝わらないときは少々厳しくても泣くまで叱ることもあります。
要は「心を動かさないと(感動しないと)人は変わらない」という
ことなのですね。
最近それをつくづく感じています。

個人面談のポイントは、元気、やる気を引き出すこと

2008年08月05日 23時56分01秒 | 学習塾経営
授業終了後に生徒面談を行いました。
県内の有名進学校に通う非常に優秀な生徒です。

進学校に通う生徒にも当然ながら大きな悩みや壁があります。
一見、学力の低い生徒ばかりが個人面談を必要としていると
捉えられがちですが、大きな間違いです。


優秀な選手が集まる巨人軍、と言えば分かりやすいかもしれませんね。
他のどの球団でも4番を務められる選手がたくさんいますが
どの選手もやはり伸び悩んでしまいます。
進学校はある意味、まさにそんな状態だと思います。

市内の公立高校に通っていればこんな悩みを持つことは無かったと思います。
だからと言って選んだ道が間違いだったなんて思う必要もありません。

我々がしてあげられることは、やる気や元気を引き出してあげることですね。
とにかく「君は優秀なんだよ!」ということにもう一度気づかせてあげる
必要があります。

どんなヒトでもそこに気がつき、やる気に火がつけば、どんなに高い山の山頂
にも登れると、僕は思っています。

新しい学力観?そもそも基礎学力ってなぁに?

2008年08月04日 23時58分58秒 | 学習塾経営
教育の業界で良く使われる「基礎学力」や「新しい学力観」という言葉が
あります(ありました)。
さて、この言葉の本当の意味や、定義は何でしょうか?

新指導要綱が大幅に削減された頃から「新しい学力観」という言葉が
うまれました。当時は確かに従来の問題集では見たことの無いような
問題(特に記述式の問題)などをこう呼んでいたように思います。
知識だけでは解けないような問題、といえば分かりやすいかもしれません。

で、結局は今では何がどう新しいのかもわからないまま(もう新しくないので)
「思考力を問う問題」などと呼ばれているものが多いです。
結局は元からそう呼べばよかっただけなんですよね。(苦笑)


そしてもう1つ(僕も良く使うのですが)基礎学力という言葉。
何を持ってして「基礎」なのでしょうね。
今日、高校3年生に

「夏の間に基礎を固めておこう、ってよく言われるのですが
 基礎って何ですか?どこまでが基礎なんでしょうか?」

と問われました。
そうなんですよね。一概に「基礎」なんてどこまでを指すのかなんて
定義されていませんからね。センター試験レベルを基礎という人もいれば
教科書レベルを基礎という人もいますし、高校受験レベルを基礎という人
もいることでしょう。

ましてや小学校低学年の子どもたちにとっての「基礎」と「応用」なんて
官僚が定めた指導要領に準じた教科書が基準になっているだけで
実はとんでもなく学力の芽を摘んでいる可能性があると思っています。

話がそれましたね。
とにかく指導者は「基礎学力をつけましょう!」なんて言うと
ものすごくもっともらしいのですが、何をもってして
「基礎学力がついた」と判断すればよいのか。の指針を持っておく必要が
あると思います。

そしてそれをきちんと子どもや保護者に説明する必要があると思います。



学校の役割/塾の役割

2008年08月02日 23時49分12秒 | 学習塾経営
夏期講習会となると結構な時間を子どもたちと共有します。
時間が長かったり、回数が増えたりと、子どもたちとの距離が
グンと近くなるので僕はこの夏休みが大好きです。
中3生や高3生などはほぼ毎日、顔を合わせますから毎回、なるべく
ポジティブな声かけをするように心がけています。

たまに生徒の中に
『先生!毎日このくらい塾で勉強したら、むちゃくちゃかしこなるやろな。』
と言い出す生徒がいます。(ありがたいお言葉です!感謝!)
当然、塾は勉強しに来る場所なのでそうでなくちゃ困ります(笑)。
学校は勉強だけをしにいくところではないからですね。
しかもクラスには、勉強が好きな子もいれば好きでない生徒もいます。

そんな中での体験は学校でしか体感できませんからね。
勉強はともかく、生きて行くうえでの智恵を体得できるのも学校ならでは
の役割だと思います。ひとことで言ってしまえば
学校はさまざまな体験が出来ることへの喜びと感謝を重点的に感じれる場所。
そう考えると良いと思います。



がんばっている子、遊んでる子

2008年08月01日 23時59分02秒 | 学習塾経営
8月に入りました。あっという間に夏休みも終わってしまいそうな
そんな勢いを感じます。

高校3年生のムードがとてもいい感じになっています。
今日も1人体験があったのですが、一緒にがんばって行こう!という
ムードの中での体験でとても和やかに終わりました。

反対に、まだまだ勉強面にエンジンのかからない子もいます。
部活の大会などの事情は当然、仕方がありませんが
お祭りだの、友達と遊ぶからなど、まったくそんな事情で振り替え授業を
申請してくる心構えが許せません!!
(前もって分かっている家族旅行や地域行事などは全然かまいません!
 あくまでもこの場合は前日からのドタキャンを指します。ひどいと当日です。)

夏休みをエンジョイするのは大事なことですが、やっぱり学生の本分を
全うしなくちゃいけないと思います。
後になって「やってたら良かったのに・・・」なんてことにならないようにも
して行かなくてはいけませんからね。

どんな欠席でも振り替え授業を約束してしまうこちらにも
もちろん原因がありますからね。
やはり検討の余地ありです。