NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

個別の良いところ、集団の良いところ

2007年12月26日 23時10分28秒 | 学習塾経営
子どもたちの授業態度はいくつかのパターンに分かれています。
①間違いを気にせず、とにかくやってみる子
②間違いたくないので講師の解説を聞いてからノートに書く子
③全く何も書かずに頭の中だけで理解したつもりになっている子

細かく言えばもっと分けられますがだいたい上記のようなパターンに分かれます。
問題演習をする際にも、ノートの上でのびのびと書いて問題を解いている子
ノートの隅っこの方で小さくうすい字で解いている子、頭で考えている子など
上記3つのパターンに分かれます。

じゃまくさいからなどというのではなくどの子も一生懸命やっているという
前提ですが、どのパターンの子もそのパターンだけでは
いずれは伸びなくなってきます。

③の生徒の場合は頭の中だけの処理ですと当然限界があります。
②の生徒は「自分でやってみる」ことを拒んでしまいますので本番に弱い
傾向があります。
①の生徒は一見、良いと思われがちなのですが、ケアレスミスが多かったり
独自の解き方や解き癖などが邪魔をして、ポイントを聞き逃したり、
遠回りな解き方ばかりなどしてしまう事が多々出てきます。


長所もあれば同時にそれが短所にもなるものですから
一概に否定するわけにも行きません。やり方を変えなさい!なんて言ったって
本人のやる気を損ねかねません。

しかし一言「注意しなさいね」と言うだけでは残念ながら良くなりません。
今までにこびりついてしまったやり方なのでそう簡単には変わりません。
じっくりその子のペースで方法、それ自体を変えていく必要があります。
大人も子どもも習慣を変えるのには一苦労するものです。

この点も僕が個別指導にこだわっている理由の1つです。


ただ、自分1人だけでもなかなか変えられません。
途中で挫折してしまうこともしばしばあります。

そんな時、周りで違う課題に懸命に取り組んでいる友人や先輩、後輩がいれば
彼らに励まされます。そこに集団の良さがあります。
今日、高校生が
『先生!あの小学生たち、すごく難しいことしていますよね。すごいなぁ~!』
なんて言って感心していました(苦笑)。


うちの授業スタイルはこの2点をうまくカバーした形態になっています。

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