NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

高次元な欲求を持つには!?

2019年04月30日 12時31分51秒 | 教育の話題
ゴールデンウィーク真っ只中。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私は特に変わりなくいつも通り事務所に来て
諸々、仕事をしております(^^;

さて、いよいよ今日は平成最後の日となりました。
令和に向けてカウントダウンなんかも行われるようで
まるで大晦日のような様相ですね。


そんなお祭り気分のときに
久しぶりのブログ更新です(^^;


先日、ある保護者様に

「子どもが自ら勉強するようになるには
 何か必要なのでしょうか?」

と、尋ねられました。


20数年の私の学習塾歴ではありますが
今まで見てきた生徒の中で自ら進んで勉強をする子に
共通するのは、保護者の方の「愛情」をしっかり受けて
育ったという点です。

甘やかすとか、過保護に育てる
と、いう意味ではありません。


少し固い話になりますが
人は生きていくための欲求を満たしながら
高次元な欲求へと自らを進めていきます。


生理的欲求 → 安全の欲求 → 社会的欲求

 → 承認の欲求 → 自己実現の欲求
 

このマズローの欲求5段階説は有名ですね。

自ら勉強したい!という欲求は
上から2番目の「承認欲求」(認められたい!)
とか1番上の「自己実現の欲求」(自分の持つ力を最大限いかしたい!)
の部分に当てはまります。


上から3番目の欲求に「社会的安心の欲求」があります。
これは、家族や集団に所属し安心を得たいという欲求です。


これが満たされないと4番目、5番目の高次な欲求は
芽生えてきません。この3番目の社会的欲求を満たすのが
「家族の愛情」ではないかな?と考える部分です。


家族の愛情といってもずっと一緒に居ないといけないわけではありません。
早朝から夜遅くまで働かれているご家庭でも愛情は注げます。
反対にずっと一緒にいててもうまくいかない関係もあります。

家庭内教育は過保護でも放任でもダメだと言われます。
ですが、私は「無限の愛情」があり
子どもが安心できる環境を作り出せれば
過保護でも放任でも大丈夫だと思っています。

自らがんばるお子さんの親御さん、保護者さんは
「いつ勉強しているのかわかりません」とか
「勉強しなさい!と言ったことがない」などと仰います。


神童とか、天才と呼ばれるような
生まれ持って能力の高いお子さんもいらっしゃいますが
愛情や安心感に満たされなければ
その能力を発揮することはできませんからね。


簡単にまとめますと

自ら進んで勉強する(スポーツや習い事も然りです)のに
必要な要素というのは

安心してくつろげる場所、帰る場所があることと
無限の愛情を注いでもらえる環境

だということです。


ご家族で一緒に居ることが多くなるこの連休中に
いろいろ考えてみてもらえると良いかと思います!

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