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アイルランドのビール(ギネスビール):回想編

<2017年7月加筆訂正>
久しぶりに酒の記事です。
内容は、一昨年(2007年)の旅行記事で申し訳ないところですけど。
ビール醸造所やウイスキー蒸留所を巡った有意義な旅行でした。
場所は、アイルランドになる。


アイルランドの面積は、約8万4千平方キロメートル。
(アイルランド共和国、7万280K㎡。北アイルランド、1万4139K㎡。)
日本の北海道(8万3000K㎡)と、ほぼ同じ。
世界最大級のビールメーカー「ギネス」の工場は、
このアイルランドの首都ダブリンにある。
ダブリンは、一国の首都でありながら、どこかのどかな街ではあったけど。
当時のアイルランドは、”ケルティックタイガー”と呼ばれる好景気で、
ダブリン市内は、建築ラッシュ状態。
ギネスビールの展望台から見たダブリン市内には、
大型のクレーンが設置された建築中のビールがあちこちにあり、
街ごと改装されているのでは?と思ったほど。
のどかな欧州の街が、まるごと改装されていくのは、
まるでコンピュータゲームの映像のようで、
ちょっと非現実的にも思える光景でした。



ギネスビールは、黒色のスタウトビールで、
伝統的な製法が使われている。
ここでは、4つのタイプのギネスが作られている。
 ドラフトギネス(KEG詰め、アルコール度数、4.7%)。
 エキストラギネス。
 缶、ギネス。
 エキストラギネス。
※KEG…、ステンレス製の樽。
現在、世界147カ国に輸出されている。


歴史的な経緯で衰退した多くのアイリシュウイスキーと、
同様、ギネスビールにも苦難のときがあった。
1922年の独立で、
アイルランドは大英帝国の植民地支配から脱却したが、
大英帝国の商業圏から締め出される。
ギネスは、アイルランドの独立ともに厳しい時代を、
生き残ってきたビール。

追記:
このアイルランドのツアーの後、スコットランドに向かいました。
(そのときの記事⇒)
(少し関係のある記事⇒)
世界記録(珍記録?)で有名なギネスブックも、
このギネスビールが刊行した。
現在のギネスブックの刊行や記録の管理などは、
別の会社が行っているが、「ギネス」の名前だけは残っている。
それでも、世界的な経済危機の影響は、アイルランドにも与えているはずだ。
ケルティックタイガーは、どうなったのか?
他国の事情とは言え、気になっている。
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