goo

汚職内閣は、イヤなことばかり決めてくる。


先週末(2024年5月17日)、
離婚後も、父親と母親の両者に親権を可能とする、
「共同親権」を可能とする改正民法が、与野党の賛成多数により、
参院選本会議で可決し、成立した。
この法案は、2026年ごろを、目処に施行される見通しとなっている。
しかし、この離婚後の共同親権を可能とする法案には、
数ヶ月前の法案が審議されている段階から、多くの問題点が指摘されており。
配偶者によるDVを含め、配偶者とのトラブルから離婚へと至った家庭が、
離婚後も、子供を理由として、束縛されかねない面が、
きわめて強いことが指摘されている。
簡単に言えば、配偶者との間に、子供がいれば、
離婚後も元、配偶者からの干渉を受けることから、
結婚におけるトラブルとリスクを増大させるものでしかなく。
一部では、子供を“人質”とするものとまで言われており。
事実上、離婚ができなくなるようなもの。
これが、フミオ(66才)のいう、
「異次元の少子化対策」のひとつであるなら、
あまりにも考えの足りない法案としか思えない。
今回の改正民法が可決されるまでは、異例のほど早く。
一体、どのよう要請や要望から、発案されたものなのだろうか?
充分な審議がなされていないことも不安にさせる。



この件と関連性があるのかは分からないが、思い出したことがある。
昨年(2023年9月)
自民党埼玉県議団長、田村巧実は、
新しい虐待禁止条例案「子供の留守番を虐待条例とする」を出した。
この条例では、“子供だけでの短時間の留守番もNG”であり、
物議を呼ぶものとなった。
田村琢実のプロフィールには、政治団体の日本会議と関わりがあることも
公開されていたけど。
この「子供留守番禁止条例」案は、
別に子供の安全を目的にしたものではなく。
日本会議の「子育ては、母親がすべきもの」という価値観を
押しつけるために作られたものでしかなかった。
そこには自立する子供を社会で見守り、
家族支援していこうという発想はなく。
子供が小さいうちは、母親が家にいるべきだという、
いくら批判されても、決して変わることのない日本会議の思想的な背景。
実効性とか地域社会の安定などは、存在しない。

モラハラやDVをする人ってさ、
家庭でも企業でも、わざわざ相手を糾弾する材料を押し出すよね。
もうさ、相手を侮辱して踏みつけることしか考えていない。
怖いのは、自分の行為が正しいと疑わないこと。
一種の精神病だよね。



補足:
以前にも記したものだけど…。
日本の国会議事堂は、
(東京都)千代田区の南西に位置する永田町にあり。
国会は、この国会議事堂で行われている。
国会とは、選挙によって選ばれた国会議員たちが、
国にとって、重要なことを決めていく会議となり。
国会の主な役割は、法律の制定、予算議決。
他にも…、総理大臣の指名、条約の承認。
国勢調査(行政が、正しく機能しているかのチェック)
弾劾裁判(裁判官を裁くなど、司法をチェックする)・・・などがあり。
国会は、1月~6月まで行われる「通常国会」。
9月~12月までにと、早めに審議しなければいけないときに行われる、
「臨時国会」などがある。
…とは言え、ほとんど毎年、臨時国会は行われており。
「秋の国会」とも言われている。

日本の国会は、衆議院と参議院の二院制となっている。
現在、日本の議員数は、衆議院 465名、参議院 248名
衆議院 ⇒ 一般大“衆”の代表が議論。                       任期、4年、総選挙。
参議院 ⇒ 衆議院の議論に“参”加。                              任期、6年、通常選挙。
憲法において…。
「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」とあり。
国の主権は、国民にあり…とも記されている。
その法律ができるまでの流れを記すと…。
1:まず議員らによって、法律案(法案)が作成されることとなり。
2:その作成された法律案(法案)が、議員から議長へと提出されること。
⇒ 「議長への法案の発議」となる。
3:そして、(選抜された議員らで行われる)委員会で審議され、
裁決される。
4:この裁決において、過半数を上回ることで“可決”される。
5:可決された法案は、本会議での審議となり。
6:今度は、議員全員によって、裁決されるものとなる。
これで過半数以上の賛成で、可決されることとなれば、
もう1つの議員「参議院」へと送られる。
参議院での、委員会、そして、本会議でされてから、
再び議論されてから、可決されることで、法案は成立される。
しかし、多くの議員が、ひとつの政党(自民党とか)に属し、
与党の予備軍としか思えない野党(維新とか)まで存在する状況では、
これらの流れが、別の意味をもつことにもなりかねない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )