二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094
はんぐおーば
ライス・イズ・ビューティフル
長いこと一人暮らしをしていることもあってか。
それなりに料理もできるようになったハズだけど…。
電子炊飯器を用いたのに、
ぼそぼそとした団子状に、ご飯が炊き上がり。
※水分が足りないと、このようになってしまう。
手間を省いた訳でもないのに、
トロミのない仕上がりとなったハヤシライスソースの鍋を、
もう1度、火にかけてみることとなった。
自分で作った料理が、そこそこマズかったとき。
かなりみじめな気分になる。
“美味しさは幸せの記憶”というのは、
城アラキのコミックからの受け売りだけど。
それを逆説的に証明してしまったようなところ。
不意に亡くなった祖父が、祖母のいないときに、
腕をふるって、料理してくれたことを思い出していた。
祖父の世代では“男子、厨房に入らず”のようなところもあり、
祖母への配慮から、あまり台所に立つこともなかったが、
軍隊での経験から料理をするのは好きだったように思える。
祖父が軍隊での生活で話してくれたことは…、
戦後、カスピ海沿いにあったソビエトのキャンプでのもの。
おそらく、現在はトルクメニスタンの領土になる。
(トルクメニスタン → トルクメン人の国(スタン)の意。)
肉の脂身などを控えるのが、現在の料理の主流だけど。
食材を、どこも無駄にすることなく、豪快に味付けしたものでした。
ソビエトのキャンプでの生活はカロリー消費が激しく。
なによりボリュームのある食材が乏しい環境では、
どこも無駄にできなかったのだろう。
国を超えた異国の地への思いには、人、それぞれに色々とある。
祖父が語ったソビエトでのキャンプ生活には、
若き祖父の青春時代となった土地。
当時、すでに祖母と結婚し、息子と娘(母)もいたが、
家族と離れ、母国へ戻れるかも分からない状況で、
生活を送っていくのは、どのような思いだったのだろうか。
今となっては分かりようもない話。
亡くなった祖父母のことを思うと、
物見雄山ほどの渡航経験しかなく、
母国語以外の言語で行動できるだけの器量もない己の未熟さに
情けなくなるような気持ちにもなる。
まあ、それは置いて…、
ちょっとバランスを考えて味付けし直していく。
食べ物を、粗末(粗雑)にしてはいけないから、ね。
(イカン…、またオチをつけてしまった。)
蛇足:
久々に料理に凝ってみたら、大失敗。
基本的なことを忘れていることに気付かされました。
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