The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

第125回 オテル・ドゥ・ヤマダのことなど・・・

2010-06-30 18:57:14 | ワイン
先日、ピュセル経験はルフレーヴだけ、と書き込みましたが、


遠い記憶を辿ってみますと、ある造り手を思い出したんですね・・・


ソレは『ロジェ・カイヨ』という、ミュルソー?のドメーヌで、


確か単発的に、ピュリニー・モンラッシェ レ・ピュセルの古酒を、


リリースしておりました。


80年代半ばの、ミュルソーっぽいピュセルを、飲んだ記憶があります!


(その後、よくよく調べてみますと、アンリ・ボワイヨとポール・ペルノーが


ピュセルを造っているようです。)


さて、ワールドカップも日本の敗戦で、急に観戦意欲も萎え、


そうすれば、楽しみはワイン会しかないでしょう!


で、絶妙のタイミングで7.4の『第125回 オテル・・・』が開催される訳です!


テーマはオールブラインドで『夏の闇なべ』♪


恐ろしい物が出るのか?それとも保守本流で行くのか?楽しみですよね・・・


ということで、まずは登録の御仁はご油断無きように!

決勝T一回戦、0-0で延長戦へ・・・

2010-06-30 00:53:52 | ライフ
2時間ほど仮眠をして、決勝Tを観戦しております!


明日?もちろん仕事ありますよ・・・


けっこう、予約も入っています。それから月末ですし、雑事も多いでしょう!


でも、最後まで見るぞ~~!


ひるんではダメ、パラだかウルだか分かりませんが、


南米だけ活躍されたんじゃあ、グアイが悪い?


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何と、サムライジャパンはPK戦で散ってしまった!


ベスト4の夢は泡と消えてしまいました。


残念!

ベルナール・デュガーピィのヴォーヌ・ロマネ

2010-06-29 07:49:25 | ワイン
2002年物のジャン・グリヴォのヴォーヌ・ロマネの後に、


2006 ヴォーヌ・ロマネ VV ベルナール・デュガーピィ が登場いたしました。


何でしょう?この圧倒的な集中性、高貴さ、フィネス、


そして醸し出される神秘への誘い・・・


どうすれば、こんな物が出来るのか?


これが正直な感想です・・・


グラスに鼻を近づけますと、密なミネラルをトップに感じ、


その後には、荘厳な『紫の煙』が続きます!


妖しの香気のアクセントの後に、濃密なスグリと黒いチェリーのアロマが伴います。


堅固なタンニンですが、舌触りはしなやかで甘く、


果実はコンクに集中して、幾多のニュアンスを喚起するもの・・・


桜M氏によれば、ベルナール・デュガ氏はとにかく研究熱心!


一日中、ワインの事ばかり考えている・・・


村名ヴォーヌ・ロマネを、ここまでの高みまで極める事は、


ベルナール氏のその努力によるもの、とのこと・・・


なるほど、希少で、すさまじいヴォーヌ・ロマネではあります!

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村名でこの値段↓


1995 ピュリニー・モンラッシェ ピュセル ルフレーヴ

2010-06-28 21:41:03 | ワイン
いったい、ピュリニー・モンラッシェの一級ピュセルの畑に、


ルフレーヴ以外の造り手は居るのだろうか?


と思うほど、ピュセルはルフレーヴであり、ルフレーヴはピュセルなんですね・・・


逆に言えば、ルフレーヴ以外のピュセルは飲んだ経験がございません!


さてその、1995年物のピュセルをご相伴に預かりました!


まずもって、ピュセルどころか1995年物のルフレーヴの一舐め自体が、


ほぼ奇跡的な事でして、こんな贅沢なエクスペリエンスを与えてくれた主宰には、


タダタダ感謝するのみです!


そのピュセルは、輪郭の際立った、シャープなピュリニーの見本みたいな出来映えで、


グラスの中でも変幻自在、時間と共に様相が変わって行くんですね・・・


控えめなヴィンテージのピュセルに、グランクリュとの差異を見つける事ができても、


1995年は、実質中味はグランクリュ!


始めは鋭敏で、切れ上がった印象ですが、


次第に豊かな奥行きと余韻の幅を見せてくれます。


それにしても、一貫して流石と感じさせる事は、


ノーブルで、背筋の通った、立ち居姿なんですね・・・


見事なルフレーヴでした♪

モレ・サン・ドニ クロ・デ・モンリュイザン ブラン

2010-06-28 18:31:29 | ワイン
タップリとした1985年『ドゥラモット ブラン・ド・ブラン』を頂いた後に、


ドメーヌ・ポンソの『モレ・サン・ドニ クロ・デ・モンリュイザン ブラン』が、


登場いたしました。


ヴィンテージは2002年♪充分に熟しております!


ここのリューディーは、モレの代表的グラン・クリュ『クロ・ド・ラ・ロッシュ』


と『クロ・サン・ドニ』が、肩を並べる斜面の上部に位置し、


説明によれば、小石まじりの岩だらけの畑だそうで、そこにシャルドネはもとより、


アリゴテそしてピノ・ブランが植えられているとのこと・・・


ラックの方によれば、ポンソのモンリュイザン・ブランは70%がアリゴテで、


残りがピノ・ブランとのことらしいんですね!


しかも数年後には100%アリゴテになる、ということです!


本当でしょうか?


確かに、樹齢50年を越えるアリゴテの重厚感は、そんじょそこらの物と違います。


トップには、ミネラルがギッシリと詰まった蜜蝋の香りがし、


僅かですが、米麹と焼いたオリーブの実のニュアンスを感じます。


抑えられたアロマですが、濃密な黄色いサクランボや、マッシュした黄桃の様相です!


酸度の充実ぶりは、やはりアリゴテのティピシテ♪


しかしながら、底アジに厚みがあり、重層的に味わいの余波が訪れます。


このモンリュイザン!


デュジャック、ブリュノ・クレールの上を行く、ダイナミズムを持っています!


凄いの一言・・・