The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2006 シャトーヌフ・デュ・パプ レ・カイユー アンドレ・ブリュネル

2012-12-31 09:39:25 | ワイン
気がつけば、もう30日になって、あれやこれやの雑事をこなしていたのですが、
朝から体調が思わしくなく、特にも腹病みが酷く、この時点で外食は中止を決定!
(『想いZけ』さんゴメン!)

帰省中の子供らは、それぞれの友達との会食に切り替えてもらって、
ワタクシは風邪による胃腸炎に効くという漢方薬を飲んで、
夕刻まで寝ておりました。

で、目を覚ましましたら、漢方薬が効いたのか?
それとも、もともとカラダが頑丈に出来ているのが功を奏したのか?
とにもかくにも、夕飯時には『ハラヘッター!』となって、復調の兆し!
さすがに、晩酌は無理であっても、お粥なぞを食べれたんですね・・・

そうこうしている内に、24時を過ぎて、三々五々子供らが帰還!
そこで、四方山話に花が咲いたわけ・・・

で、表題のワインを登場させたんですわ!



コレが物凄く凝縮していまして、悪魔的に甘く、その香りは『デイズド&コンフューズド』
あたかも万華鏡でも覗いているかのような、複雑極まりなく、妖艶で、デカダンスを帯びている!

子供ニャまだ早い!と思ったが、良く考えれば、30歳を筆頭にイイ大人でした。

てことで、このワインはあっという間の完飲!
続いて『バーデン』産の『シュペート・ブルグンダー』まで空けて、
四方山話が終わったのが午前4時!

で、さっき起きたということです。

さて、今年を振り返ることなく、大晦日を迎えたわけですが、色々ありました・・・
でも突き詰めれば、猥雑な事どもも、ニンゲンにまつわる『坩堝にこびり付いた焦げ目』みたいなものでして、
シッカリと目を見据えて、こちらが種々セレクトすればよいと言うこと・・・

ヤバッチイところには、決して近づきませんし、寄らせません!
というところで、お邪魔のところにはマタよろしく!

ゲンキであれば、行脚いたします!


おまかせ料理『H』で『2011 ワイン・ヴィーナス 桜沢シャルドネ』を開ける。

2012-12-29 14:49:21 | ワイン
満を持しての『H』さんへのお邪魔!
年内最後の仕事を明日に控えての、外飲みなんですね・・・

あの料理の格と、最高のコスパを見せてくれる『H』さんですが、
しょっちゅう顔を出すよりも、久しぶりのお邪魔がイイ!

それは料理店と自分との、あたかも遠距離交際のようなものでして、
恋しさ募って、食べた時には夢心地になるんだわ・・・

で、四の五の言わずに、まずはこんな流れでしたので、ご覧下さい↓





ソレに合わせるべく、持ち込んだワインは『奥野田ワイナリー』の表題のワイン!



2011年物なのですが、コレがまた日本料理に良く合いました。
今まで『2007年』『2009年』と飲みまして、今度の物は勝沼行脚の土産なんですね・・・

いわゆる『グラヴネルのブレッグ』のように際立った熟成感を持つ『2007』、
濃密本格派のブルシャル的なスタイルの『2009』ときて、じゃあ『2011』はどうよ?てなわけですが、
これがキレのある酸味と、果実味のスタイリッシュな、柑橘風味のシャルドネなんですわ・・・

ですから、その日の料理では『海老芋の揚げだし、五色あん、すり柚子』との相性が劇的でした。

さてさて、ニッポンワイン!
今までは、この流れにシャンパーニュやら高級シャルドネには流石に太刀打ちできず、
飲み手も鼻の下を伸ばして、大枚のカネを叩いて、そうゆうワインを小脇に抱え、
小指立て立て、マッセで迫っていたわけですが、
ワインそのものの格やら凝縮性はともかくとして、相性の点では引けを取らず、
ソコソコ出番も増えてきたんですね・・・

さあ、これからはもっと面白くなるぞ!
ニッポンワインの行く末はドッチだ?

2004 クロ・ド・ヴージョ ジャン・グリヴォ

2012-12-26 13:29:27 | ワイン
なにしろ、盆暮れだけは、家族も集まりはするけれど、
クリスマスは大概二人だけになることが多いわけでして、
じゃあ何処かのフレンチでも、ということもあるにはあるけれど、
年末までこなさにゃならぬ雑事もあって、大寒波襲来も手伝って、
今年は家飲みで終始致しました。

一通りの食事は残っていた『甲州アロマティック シャトレーゼ・ベルフォーレ』や、
『シャンテYA マスカット・ベリーA プラス』などで流し込み、
ひと段落した所で表題のワインを登場させたんですね・・・



コレが、実に絶妙のタイミングだったようで、美しくも妖艶な熟成香を楽しめ、
いつもは辟易するこの造り手のタンニンも、十分に解けていまして、
美味しくいただけました。

『ジャン・グリヴォ』は本当に久しぶりで、『クロ・ド・ヴージョ』ともなれば、
思い出せないくらい前のこと・・・

最近はブルピノのメインストリームの蚊帳の外の感もあるけれど、
もちろん『ギィ・アッカ』の幻影は消え去り、濃厚な造りは正しくクラシック!

それでも、いいタイミングの出しによって、旨味のある古典的ブルピノにありつくことができるわけだ!

色気のあるブルピノに出会うことは少なくなっていたところ、
ヒョンな巡り会わせで、何よりのブルピノを飲んだと言うお話・・・

いつもいつも、こうだといいのですが。

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08’でこの値段↓

2012 奥野田 フリザンテ

2012-12-24 14:41:55 | ワイン
先日『プロセッコ』の『フリザンテ』を飲んで、
微発泡のフルーティーでスタイリッシュなワインが心地よかった!

で、家飲みのお供に、そういえば今秋の『奥野田ワイナリー』さんへの行脚のおり、
持ち帰ったワインの中に『フリザンテ』があったよなと思い出し、
こんな普段の料理に合わせてみたんですね・・・




『デラウエア 100%』のこの『フリザンテ』!
青林檎、洋梨、ミネラルの香気が気持ちイイ~
サパーとした果実が爽やかで、微発泡が舌の脇腹を刺激する。

あっと言う間の完飲!も、もう1本も辞さずの構え!

飲み飽きしないこの『フリザンテ』、
この季節の『奥野田ワイナリー』からの何よりの贈り物です。

ココで購入できます。↓

1999 マゾワイエール・シャンベルタン カミュ・ペール・エ・フィス

2012-12-23 11:57:04 | ワイン
久しぶりのブル・ピノでした。
しかもクリスマス連休前ゆえ、少しばかりは奮発して、
グラン・クリュでも・・・と思ったのですが、
でも『カミュ』・・・ある意味、評価に迷いを生ずる『カミュ』なんですわ!



今回も思ったのは、まず香りから言えば、実に複雑極まりなく、
しかもネットリとして、あまやか、そして妖艶にしてデカダンスを感じます。

じゃあ味わいは?と聞かれれば、1999年とは思えないほどの、枯淡の域、
コレを熟成と表現すれば、確かに熟成なのでしょうけど、
チョット待てよ、例外的なヴィンテージの1999年、
しかも正真正銘のグランクリュ『マゾワイエール・・・』だぞ、
ソリャー13年は経過していても、コウはならないでしょう!

免許皆伝の『ブルピノ好き』、もしくは巷の『ブルゴーニュ魂』の諸君はソウ思うはず、
ですから、グランクリュでこの値段!とコスパの良さを吹聴するのに、
乗せられてはダメってことです。

そんなに言えば、このワインの居場所は無いじゃないか・・・となるのか?

でもあるんです、こんなワインを一人でチマチマ飲むからダメなんだ!
デカダンスはデカダンスなりの登場する場面が・・・

どこだって?
ココでは、さすがのワタクシでも、書けません!

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1998年物はこの値段で購入できます↓