The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2008 コルベック マアジ アルゼンチン

2012-11-30 01:03:06 | ワイン
『マクシヴァン』のラス前のワイン♪

イタリアはヴェネト州の『アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ』の造り手『マアジ』!
そしてこのワインは、『マアジ』が始めた『アルゼンチン・プロジェクト』によるものなんですね。

アルゼンチンのメンドゥーサ州のトゥプンガード渓谷『ヴァネッティ・ラ・アルポレーダ農園』を購入し、
アルゼンチンで評判の良い『マルベック』と、『ヴァルポリチェッラ』の主品種『コルヴィーナ』を生産し、
これらを混醸して『コルベック』が出来上がったとのこと・・・

『コルヴィーナ』&『マルベック』で『コルベック』?これって、駄洒落でしょう?
でも物凄いワインでした!



アルコール度数は14.5%で甘く濃密ですが、どうやらスティル・ワインのようなんですね!
これを今回はフロマージュとデザートの間に頂きました。



佐藤陽一ソムリエのチョイスはワールドワイド!
痒いところに手が届く、何よりです。

1997 シャンベルタン ジャン・ルイ・トラペ

2012-11-29 06:24:39 | ワイン
さて、『第136回 オテル・・・』に戻って、この表題のワインは、
その会での、ある意味一番人気でありました。

5本のピノ・ノワールの流れでは、際立った熟成感と、素直なテロワール、
そして純粋で、素朴な果実を持っているこのワイン・・・

数あるグラン・クリュ『シャンベルタン』の中で、本当にグラン・クリュらしいものは?
と聞かれれば、この姿であれば申し分なくこれを薦めるでしょう。

それだけ、見事な味わいとなっておりました。



色合いはこの通り↑
5本のピノ中、一番濃厚な色づきを見せていました。

しかしながら、この色づきとは裏腹に、味わいはと言いますと、
『シャンベルタン』的というよりは、『クロ・ド・ベーズ』的・・・

もっと踏み込んで言いますと、赤ワインというよりは白的なスタイル感があります。
どうもこの点は、ジャン・ルイ自身も語っているとの事で、正しくその通りなんですね!

ここの造り手は98年からビオディナミを採用していて、97年はその前夜といえるわけですが、
この時点で既に、土地の風味を存分に取り込んだ、繊細かつ透明感のあるスタイルを踏襲!

『リッシュブール ドメーヌ・ルロワ』の前座に鎮座してもなお、その独自性を隠すことなく、
その圧倒的な完成度から、飲み手に感動を呼び起こすのでした。

見事な『シャンベルタン』でありました♪

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お勧めワイン:話は違うが『ヒトミワイナリーの12’田舎式にごり カリブー』が旨い↓
いかがでしょうか?



2006 ボーヌ レ・グレーヴ ドメーヌ・ド・モンティーユ

2012-11-28 06:26:16 | ワイン
その日の『マクシヴァン』で登場した10本のワインの中で、
この『06’ボーヌ レ・グレーヴ』が序盤の中心となるワインでしょう。



実に良いタイミングと言えるでしょう。
2006年は、ここ最近に来て、仄かな熟成香も感ぜられ、
丁度第一次賞味期間に突入したところ・・・と思っていた矢先でありました。

そして『ドメーヌ・ド・モンティーユ』!
子の代になっても、シッカリとしたクラシックな造りは変わらず、
見事な保守本流のブルゴーニュ・ピノ・ノワールを満喫できます。

この美しいルビーの液体を見ていただければ、ワインヒートはさもありなん!と思うはず。



もちろんこのワインがこのお料理から↓



メインディッシュへの橋渡し↓



絶妙なマリアージュのバトンを繋いでくれたわけ・・・
この辺から『ワールド』への招待状が届きました。

こうして西麻布の夜は更ける・・・分かりますよね?

これが『佐藤陽一ワールド』の全貌です。

2012-11-27 06:08:53 | ワイン
まずは料理はデザート含めて、メインの5皿、
それにバゲット、フロマージュ、エスプレッソなどが加わります↓







そしてワインですが、この料理の流れに合わせて10本のワインが並べられたわけ・・・
しかもそのカテゴリーはフランスだけに留まることなく、ワールドワイドなんですね♪
ニッポン広しと言えども、たかだか一回のディナーで、ここまで手を変え品を変え、
カスタマーを喜ばしてくれる人は居るのでしょうか?ワタクシは知りません!

で、まずは流れをご覧下さい↓







カテゴリーは多種多様でも、押さえるところはシッカリと押えているんですわ!

まずは『シャンパーニュ ドラモット』で始まり、
中盤には美味しくなってきた06’『ボーヌ・グレーヴ モンティーユ』が鎮座し、
そして04’の3種のボルドーが並びます。
で、最後は『87’ヴィンテージ・ポート フォンセカ』で閉めるという見事な流れ・・・

素晴しい!
詳しくは、後ほど個別にということで・・・では!

西麻布です、旅の夜は星条旗通りのあのお店・・・

2012-11-26 05:08:44 | ワイン
本当であれば、東京近辺の子供達が集まって、大人数での食事になる予定でしたので、
ワイワイがやがや系のお店と考えていたのですが、
当日になって、ソレゾレ仕事の関係で、外飲みまでは難しくなった!ということなので、
急遽久しぶりやの『佐藤陽一ワールド』にでも浸ってみようか・・・
となったわけ!

飛び石連休の初めの休みの日の金曜日でしたが、
夕刻5時にアポ取れまして、お邪魔をすることに致しました。

いつもであれば、陽一さんが電話に出ることが多いのですが、
この日は珍しくフロアースタッフが応対。

で、19時半すぐ近くのホテルから『マクシヴァン』を目指したんですね・・・

着くなり、チャンピオンのご尊顔を拝し、その様子を伺いますと、
様子を見るまでも無く、盛岡の山田さんようこそ!とのお言葉♪

まあ、随分前にはなりますが、チャンピオン以前の陽一様が当方宅まで、
お越しいただいたこともあって、忘れるはずは無いよな、とも思っていましたが、
腹のずーっと底の方では、憶えているかしらん?との不安感も無い訳ではない・・・

ということで、一安心をして、いつもの『ドラモット』をキュッと一飲み!
それで、まずは平常心に戻った訳・・・



旅の夜の『星条旗どおり』は色々思い出も多く、ガラス越しの外の景色も様変わりはしましたが、
懐かしさもこみ上げ、なぜか心はセピア色・・・



これから数時間、5皿のキュイジーヌと10種類にも及ぶワインのチョイスに身を委ね、
『佐藤陽一ワールド』を存分に堪能いたしました。

詳しい流れは後ほど・・・では!