The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ジャン・ポール&ブノワ・ドロワン!

2010-06-09 21:14:58 | ワイン
シャブリ以外でシャブリらしい産地はドコなのだろうか?


と考えれば、その答えに窮するわけでして、


特有のキンメリッジャン土壌から産み出される、ミネラリーに凝縮した、


緊張感のある、濃密なシャルドネはシャブリだけの物と言えるでしょう!


敢えて言わせてもらえれば、その中でも、これは正真正銘のシャブリと言える代物は、


幾つかの造り手に限られており、


ソレは例えば、ジャン・マリー・ラヴノー、ヴァンサン・ドーヴィサ、ジャン・コレ


などになるわけです!


で、本日ご紹介したい『ジャン・ポール&ブノワ・ドロワン』も、


次世代の旗手として、ここ数年のうちに、


オソラク、これらの造り手の仲間に、入る事になるのでしょう・・・


2006 シャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・ドゥ・トネル 


ジャン・ポール&ブノワ ドロワン を、前回のプティ・モンドで開けました!


これを、大ぶりのバルーンタイプに注いだのですが、


のっけから、しかも1m以上離れていても、間違いなくコレはシャブリ♪


トップのシレックス風味は隠しようも無く、ダレることなく、ミネラリーにタイト!


底から湧き立つイエローフルーツのアロマも、好ましげに完熟し、


味わってみますと、緊張感の中にも濃密で甘いエキスが悩ましく、


イイ意味での、果実の調和を感じるわけなんですね・・・


今や父は畑で農作業に専念し、醸造は息子ブノワに任せっきり!


父の代のバトナージュの乱用は影を潜め、澱の中からエキスを抽出する手法に転換し、


極上のフィネスを勝ち得る結果になったとのことです・・・


これから先、ブノワ・ドロワンから目が離せません!


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07’ACシャブリですが、この値段↓