The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ジェントル・ジャイアント

2006-04-30 18:11:19 | ミュージック
『優しい巨人』とは、70年代のブリティッシュ・ロック シーンを席巻したアンダーグラウンドなグループの名前であります。

中世を思わせるようなシンフォニックな音創りに、フリージャズの要素を絡めたインプロヴィゼーション!そしてチョット気取った声楽隊のような、しなやかなヴォーカル・・・
このヴィヴィッドでアンバランスな取り合わせが、混然一体となって進行いたします。

こんな音楽は、今時見つける事が出来ません!
あるとすれば『ジェスロ・タル』?
でもそっちの方が、もっとメジャーであります!

少し前に、暇つぶしに寄ったお堀の前の中古レコード店で『ジェントル・ジャイアント』のベストアルバム(しかも、嬉しい事に二枚組)を発見してしまいました!

今は、トゥワイライトの四号線上でのカーステの常連となっています。
ジェントル・ジャイアント⇒アクワリング・ザ・テイスト⇒スリー・フレンズ⇒オクトパス⇒イン・ザ・グラス・ハウス・・・などなど

ブリティッシュのロック・シーンに傾注した日々を思い出してしまいました。
誰か知ってません?こんな変なバンド??

90’ムルソー比べ

2006-04-30 10:51:50 | ワイン
陽気で、開放的で、受け入れられ易い、シャルドネの見本・・・
それがムルソー!!
更に90’は濃密で、コンク!!
16年の歳月で黄金に輝き、複雑にメタモルフォーゼし、美味しい事極まりなし!!

今回の新企画では、あのコシュ・デュリのACとアルベール・グリヴォーのクロ・デ・ペリエールの2コースを用意致しました。

ムルソーの新たな伝説、ジャン・フランソワ・コシュ・デュリは恐ろしいほどの需要過多・・・目が飛び出るほどの高値がついて、今はもう手が出ません!
90’なんて、もっての他・・・ルジェのからみで、皆さん何処に落としどころを見つけるのでしょう?

ムルソーのモノポール・・・
もし、ムルソーでグラン・クリュが存在するとすれば・・・ここ以外にはあり得ません!
でも、グリヴォーはテロワールの実力をいかんなく発揮させているでしょうか?
十分ではないにしろ、間違いなく90’は近年では目を見張る物のはずであります。
美味しいです!是非楽しんで下さい!!

この選択も難しいでしょ!
あなたはどっち?

ミュジニの支配者VS規範の雄

2006-04-30 06:48:22 | ワイン
私達は、10ヘクタールほどの、霊妙と言える、驚くほどかぐわしく、味わいの精緻な、・・・ある時は並み居るヴォーヌ・ロマネやジュブレイ・シャンベルタンのグランクリュをも凌ぐ、最上のクリマを憶えています・・・
イヤむしろ、片時も忘れる事はありません!

それはミュジニ・・・
心に響きます!

お馴染み100回の新企画で、なんとミュジニの2コースを楽しんでもらいます。

これだけ広く、尚且つ名声に包まれたクリマとしては、驚くべき支配率・・・
しかも、一度も単独所有下に置かれた事がないという・・・
ある意味ワイン・ヒートにとって、ミュジニと言えばヴォギュエを意味するのでしょう!
その、ヴォギュエの98’物(実は87’欠品でした)をA定食として提供致します。

世の中で見つけにくい、ブルゴーニュ愛好家垂涎のワインのひとつであります。
最上級のクリマにして、破格の造り手・・・
この宝石のような・・・しかしながら、こわれそうなヴィンテージ・・・その中味は神のみぞ知る・・・でしょうか??
84’ルーミエのミュジニはなんとB定食として提供致します。

さあ、あなたはどっち??
ルジェとルロワのからみで難しいですよね・・・

ルジェとルロワ?あなたはどっち??

2006-04-29 05:25:36 | ワイン
さて、100回記念会の新企画です。
レギュラーをA定食、B定食、二つのコースから選んでもらう趣向であります。

一部の人に、趣味悪いぞ!と揶揄されかねません・・・
でも致し方ありません!今回は人数の関係上お許し下さい!!

会も佳境に入ったところで、A定食は90’ルジェのクロ・パラントゥー、B定食は90’ルロワのレ・ボーモンを選んでもらいます。

ルジェはアンリ・ジャイエの後継として、今は万人の認める所・・・
保守本流・・・所謂メインストリームに居るワイン!!
これの90’物って・・・下世話の話で恐縮してしまいますが・・・
世の中では一本、ウン拾万と言うのも、言い過ぎではないでしょう!

それに対して90’ルロワのレ・ボーモン
チョット地味?と言ってはラルー・ビーズに失礼か?
でも、その当時PPが98点で世の中ワイン・ヒートを騒がせました!
盛岡のワイン・ヒートがいかに高レヴェルであろうとも、90’のドメーヌ・ルロワのこの辺を飲めるのはオテルだけ・・・と自負しております!
絶対、美味しいですョ!!わたしが保証いたします。

さあ!あなたはどっち??

87’クロ・ド・ヴージョ ロベール・アルヌーMG

2006-04-27 22:17:40 | ワイン
実は、100回目のメモリアルで、このワインが86’クロ・パラントウー ジャイエの直前に登場致します。ここでチョット御紹介を・・・

Zooのクロ・ヴージョ特集で03’ロベール・アルヌーが一番光っていました!
でも、この造りはロベール・アルヌーの娘婿パスカル・ラショーの物・・・
ロベールは1996年に他界し、この出来た娘婿氏が現在のドメーヌの当主となっているわけです。

さて、くだんの87’クロ・ド・ヴージョ!!
これまでの、アルヌーの古酒の経験則からしても、おそらく秀逸な物である事は間違いないでしょう!
確かに、目を見張るような強烈な個性はありません・・・
しかしながら、ピュアーで、安定感のある、端正な熟成ぶり・・・
そして、熟成したブル・ピノにはこうあって欲しいような柔和な味わい・・・

おそらく期待できるでしょう・・・
何故ならば、このドメーヌ・・・少なくとも95’まで一貫した造りであるからであります!!そしてマグナムってことも、お忘れなく!!

乞う御期待!!