このワインを先のパパジイに持ち込んだのは、何を隠そうワタクシだ。
カリフォルニアのボルドー品種も考えたけれど、頼みの綱の本町の人が、ひよってイタリアを持ってきそうなケハイを感じたのでそうした。
そうなれば、ボルドー品種特集というテーマで本家ボルドーが一本もなし、という事態にも陥るからだ。
予想が当たって、やはりイタリアを持って来たけれど(まあリコルマというのも気前が良かったが・・・笑)、その杞憂は外れて、ビール会社の専務さんが、堂々たるボルドーを持参してくれて、結果オーライとなったわけだ。
で、15年ほど熟成期間のあったポンテ・カネは、素晴らしく気品に満ちた、熟成高原部の入り口付近に達した代物だった。
クリューズ社から所有者がギー・テスロン氏に代わって、数々の変革が成されて、そうとうな年月が経って、今や最も注目されるハイパーフォーマンスなボルドー・ワインとなったのだ。
どのような変革があったのかは、ここでは詳らかにはしない。
しかしながら今回飲んでみて、昔のポンテ・カネと明らかに違うことは、他のメンバーのコメントを聞いてすぐに分かる。
凝縮したフルーツ、熟したヴェルヴェットのような甘く熟したタンニン、スタイルの良いディテールとフィネスがそこにはあって、極めてバランスが良いのだ。
とっぷりと完熟したプラムに、リコリス、そしてカシスも感じ、トリュフや土を意識させ、モカ珈琲、黒胡椒などのスパイスがきて、仕上げにミネラルで輪郭を確保する周到ぶり・・・
現代的であり、スタイリッシュで、極めて思索的とも言える・・・
おそらくもう10年待ってみたら?と思った御仁も少なくないはず。
桁外れではないけれど、納得のポイヤックを楽しめた。
カリフォルニアのボルドー品種も考えたけれど、頼みの綱の本町の人が、ひよってイタリアを持ってきそうなケハイを感じたのでそうした。
そうなれば、ボルドー品種特集というテーマで本家ボルドーが一本もなし、という事態にも陥るからだ。
予想が当たって、やはりイタリアを持って来たけれど(まあリコルマというのも気前が良かったが・・・笑)、その杞憂は外れて、ビール会社の専務さんが、堂々たるボルドーを持参してくれて、結果オーライとなったわけだ。
で、15年ほど熟成期間のあったポンテ・カネは、素晴らしく気品に満ちた、熟成高原部の入り口付近に達した代物だった。
クリューズ社から所有者がギー・テスロン氏に代わって、数々の変革が成されて、そうとうな年月が経って、今や最も注目されるハイパーフォーマンスなボルドー・ワインとなったのだ。
どのような変革があったのかは、ここでは詳らかにはしない。
しかしながら今回飲んでみて、昔のポンテ・カネと明らかに違うことは、他のメンバーのコメントを聞いてすぐに分かる。
凝縮したフルーツ、熟したヴェルヴェットのような甘く熟したタンニン、スタイルの良いディテールとフィネスがそこにはあって、極めてバランスが良いのだ。
とっぷりと完熟したプラムに、リコリス、そしてカシスも感じ、トリュフや土を意識させ、モカ珈琲、黒胡椒などのスパイスがきて、仕上げにミネラルで輪郭を確保する周到ぶり・・・
現代的であり、スタイリッシュで、極めて思索的とも言える・・・
おそらくもう10年待ってみたら?と思った御仁も少なくないはず。
桁外れではないけれど、納得のポイヤックを楽しめた。