The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

『MURAMATSURI』再訪です!

2011-04-30 04:40:30 | ライフ
横殴りの雨で眼が覚めた水曜日の晩ですが、普段と変わらぬ徒歩出勤の帰り道、
またブラブラと大通りに立ち寄りました。

日中まで雨が降ったり止んだり続きますと、さすがに人の足にもブレーキがかかりまして、
先週の週末から賑わいを見せていました大通りも、その日ばかりは閑散としていました。

サクラも見頃になるこの週末こそは、ゼヒ『日本晴れ!』になってほしいものです!

で、その日の市内の様子はこの通り↓

そしてワイン食堂『MURAMATSURI』さんで、とある御仁と合流し、
食事をしまして、その様子はこの通り↓


その日は、珍しい『コート・ド・ピエール・リス』のピノ・ノワールを飲みながら、
最後は『黒オリーヴと茄子のスパゲッティーニ・アラビアータ』(だったかな?)
などで〆まして満足!美味しくいただきました♪

さて、明日からの夕刻は、『フィギュア・スケート世界選手権』
『ロイヤル・ウェッディング』と続きまして、TVから目が離せません!が・・・

当方としては、ハタシテどうなることやら?

2000 ヴォルネイ シャンタル・レスキュール

2011-04-29 12:45:05 | ワイン
先日のヌッフ行脚での2本目・・・
『2008 シャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ フォンテーヌ・ガニャール』を飲み終わった後で、
このワインが登場いたしました。

『シャンタル・レスキュール』は何時か、何所ぞやで、
ここのACを飲んだ記憶がありました!

おそらく、その時にご相伴に預かった物は、若いヴィンテージでしたでしょうから、
素朴で、果実味の強い、少しタンニンバランスに傾いた印象だったんですね・・・

ところが、この2000年物!
既に程よい熟成感が見えていまして、実に美味しく飲めたわけです!

大ぶりのバルーンタイプのグラスに注がれたワインは、中程度の色合いの、
ガーネットがかったヴァイオレットを呈していまして、

程なくスパイシーなトップが漂い始めます!

そして、土の風味に、熟したプラムや黒いオリーヴ、
加えてシャンピニオンや黒胡椒のアクセントを感じます!

味わいは、シカッリとした骨組みを感じつつも、旨み系のシミジミ系でして、
実にバランスが良く、熟した果実には、ボディーを引き締めるに足る、酸度が存在するんですね・・・

11年の熟成期間で見事に化けたこのワイン!
ブルピノファンには必需品のような代物と言えるでしょう・・・

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現在ネットで購入できる物は、07’物のこのワインだけのようです!

花は咲き始めましたが・・・

2011-04-28 04:44:57 | ライフ
今朝早く、風と雨の音で目が覚めまして、2階の窓から外の様子を見ましたら、
激しい横殴りの雨模様です!

昨日あたりは、まずは都南の旧津志田小学校跡地にある枝垂桜が七部咲き、
車で地方裁判所前を通りましたら、天然記念物の『石割桜』も同じくらい、
そして東安庭の浄水場前の桜並木は三部咲きであることを確認し、
ちょうど連休中が花も見ごろかな?と楽しみにしていました!


せっかく咲いた花も散らなきゃ良いのですが・・・
さて、この雨は何時まで続くのでしょうか?

2003 レ・メテリー・デュ・クロ クロ・マリ コトー・デュ・ラングドック ピク・サン・ルー

2011-04-27 05:39:37 | ワイン
『ピク・サン・ルー』とは『コトー・デュ・ラングドック』の一つの地域ですが、
漏れ聞く話では、葡萄を植えるには、あまりに危険な断崖絶壁のような場所とのこと・・・

そんな地所に、その地方で最高の評価を得ている生産者『クロ・マリ』が、
まるでブルゴーニュを飲むかのような錯覚を覚える、幾つかのワインを生産しています。

今回『キュイジーヌ・・・』に登場した『レ・メテリー・デュ・クロ』は、
『クロ・マリ』の上級キュベでして、その上に『グロリューズ』があるのですが、
そのワインはホボ幻のようなワインでして、無視してケッコウ!
ですから『クロ・マリ』のトップは『レ・メテリー・・・』と言って差し支えないでしょう。

気軽なクラスでは、随分前の事にはなりますが、
『ロリヴェ』や『シモン』などを飲んでおりますし、
白の『マノン』なども『オテル・・』『キュイジーヌ・・・』のいずれかに出しております。

さてこの『レ・メテリー・・・』は、グルナッシュ、ムールヴェードル、カリニャン、
それにシラーのローヌ系品種の混醸です。

グラスに注がれた瞬間のトップノーズは、これらの品種特製そのままに、
しかもある程度、焼きの入った樽の香りが感ぜられ、(どうでしょうか?)
ブラッキーな果実とスパイシーでミルキーな香気が支配しております。

味わいは、様々なこのワインのプロパガンダを見聞きするにつけ、
凝縮感とポテンシャルのみのワインと思われがちなのですが、
実際のこのワインの真骨頂は、クラシックなブルゴーニュを思わせる、
エレガンスや調和の部分でして、その舌触りたるや、極めてヴェルヴェッティー!

料理とのマリアージュを意識すれば、使いたくなるワインでもあり、
フランスの三ツ星がこぞってオンリストしている現状にもうなずける所でしょう・・・

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06’ですが、ココで購入できます!

2006 エシェゾー ミュニュレ・ジブール

2011-04-26 05:38:04 | ワイン
先日、1998年物の『リュショット・シャンベルタン』を飲む機会がありましたが、
『エシェゾー』は、ココの造り手のもう一つの看板ワインなんですね・・・

2006年は、ジョルジュ・ミュヌレ教授の未亡人と二人の娘さんの体制になって、
1988年以降ですから、18年の歳月が流れ、そのスタイルも各個たる物になりました。

バルーングラスに注がれますと、品格のある、心地よい芳香が漂い始め、
それはバラの花束であったり、奥ゆかしい滋養の香りであったり・・・

味わいは様々なニュアンスを湛えた、調和のある果実味を楽しめます!

もちろん2006年物は、調和の中にも堅牢さが垣間見られ、
舌先に少しのタンニンを感じますが、
そのタンニンも甘くシナヤカなもの・・・

ヴォーヌ・ロマネのエシェゾーの造り手は数あれど、
ココのレベルに追いつく物は、幾つあるのでしょうか?

『ミュニュレ・ジブール』は、ジョルジュ・ミュニュレ博士の母方の地所と聞いておりますが、
このエティケットで出されるのは、その約半分とのこと・・・
すなわち希少性もそこの部分から来るのでしょう。

もし10年待てるのであれば、凄い事になるのは当然のこと・・・
あとは懐具合と忍耐力に委ねるのみ、ということでしょうか?

『豚肉のハーブ焼き、マッシュルームのソース』と、
見事なマリアージュを見せてくれました。