The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2008 コブ ピノ・ノワール ジョイ・ロード・ヴィンヤード ソノマ・コースト

2016-03-30 23:55:12 | ワイン
実はこのワインをパパジイに持ち込んだのはワタクシだ!
だって世界のピノ・ノワールがお題だもの、このワインもアリだよね・・・(笑)

何を隠そう、カリ・ピノで好みは何か?と聞かれれば、ワタクシ真っ先にこの造り手を挙げると思う。
今のご時世、見事なカリピノ挙げれば、そりゃあ枚挙に暇もないけれど、やっぱりこれがイイな・・・



どこがイイ?と聞かれれば、香りがイイ・・・
香りのどこかに、良質なブルピノを思わせるフェロモン?色気?獣系?なニュアンスがあるんです・・・

そして、抑制のきいた果実味もイイ感じ、加えてシッカリとアルコールも14度あたりに抑えられているわけだ。

すなわちカリピノにして、ブルピノも驚きの複雑性と心地よいフィネスを体感できる美しいワインつうことなんですわ・・・
もう一度、言う「コブはイイです❢」(キッパリ 笑)

よろしく♪

2002 シャンボール・ミュジニ ジョルジュ・ルーミエ

2016-03-28 23:20:21 | ワイン
まあパパジイの面々は持ってきてアタリマエ的な、いわゆる普段と変わらぬ表情で飲むんだけれど、このご時世に2002年物のルーミエのシャンボール・ミュジニをササっと持ってきた御仁にはそれなりの所作で応対するのが義理だと思う。

それだけの、葵のご紋的な造りてになったルーミエを月一の持ち寄りでご相伴にあずかったのだ。



説明するまでもなく2002年はフィネスを感じるヴィンテージで、まずは極上のブル・バランスは感じ取れた。
それはまさしく熟成の高原部の入り口のチョット手前で、ここから数年で大団円となるのであろう!

持ち前のエレガンスは手前ゆえのもう一歩の待ちでその領域まで入るのだと思う・・・
それにしてもこの造り手は、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールでしか味わえない、ある種のテイピシテを常に具有し、いわゆるブルピノ魂の琴線に触れるバランスなのだ。

ありがとう!これを飲んで、またブルゴーニュの何たるかを惹起させてもらった♪
ほんとうにありがとう・・・

2008 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ ドメーヌ・フェヴレ

2016-03-27 12:41:11 | ワイン
まずは最初に、このワインに触れないわけにはいかないだろう。
フェヴレのグラン・クリュであることももちろんだが、数週間前に同じワインの2007年物を飲んでいるという情況なのだ。

2007年物も当然のことながら、このブログで少しではあるが触れた。
2005年以降のフェヴレの代替わりでスタイルが変ったこと、そしてそのスタイルが自分は嫌いではないということ、加えて2007年物は特にもバランスが良く飲める状態にあるということ、などを書き込んだはずだ。

さて、この2008年物が登場して、もちろんブラインドだったのだが、ブルでニュイは即座に分かった。
そしてヴィンテージは2000年代半ば以降なのも正解、村名はジュブレイなのかな?という線で考えていたが、このタイミングで主宰氏がフェヴレです~と言ったので、ワタクシだけが少し前にご相伴にあずかったシャンベルタン・クロ・ド・ベーズを思い出し、今回の出展ワインのカラクリを知ってしまったという訳だ。





ここで思ったのは、2007年はやや控えめだけれど、優しく、気立てがよく、レストラン向きのヴィンテージであったけれど、2008年はやや内向的で気難しいということだ。
グラン・クリュのポテンシャルとダイナミズムは鎧の内部に隠し、飲み手をやや緊張させるスゴミがある。
このワインはどうだろう?あと5年の待ちで本来備わっているフィネスの萌芽を開始するのではないか、とワタクシは睨んでいる。

ここでまた、代替わりしてもなお、フェヴレの血を隠しおうせないということが分かるということなのだろう!
短い期間にグラン・クリュを2本続けて飲む贅沢さは、こんなご褒美でで保管されるということなのだ・・・

月光氏にありがとうと言うしかないでしょ!(笑)

『世界のピノ』のお題でパパジイこの流れ・・・

2016-03-25 22:31:27 | ワイン
ココ数回、次回のお題を忘れるという失態が続き、引き締めかん口令まで出ましたが、また今回も忘れてしまうというこのテイタラク!
それでも、お題が『世界のピノ』と分かるや否や、このようなパーフェクトなピノが集まったわけ。
その辺が『好きモノ親爺的持ち寄りワイン会』の面々の面目躍如というところなのだ。

で、このような7本のピノが集まって、実にオモローな会となった↓





いつものように、個別のコメントは追々ゆっくり時間をかけてとなるでしょう♪
それぞれがイイお味出してましたので、乞うご期待!

それでは、また・・・

フェラーリのスプマンテ!

2016-03-24 15:25:52 | ワイン
だいぶご無沙汰していましたが・・・でも2日だけですね(笑)
といいますか、これが当方にとっては、長い2日でして、何といいますか、ブログ書き込み上、困ったことが起っていたのですよ。
実は写真のアップデートが不可と出てきまして、困っていたわけです。
というのも、カメラを変えたら、画素数オーヴァーで不可となりまして、それの対策がワタクシ的に不可だったんですね。
でもやっとのことで、操作できるようになりまして、こうやってまたブログ再開することが出来ました。
まずは今までどおりに、よろしくお願いいたします。

で、先日パルッソ抱えて、シカちゃんのところで食事をしたのですが、もちろんスタートはフェラーリのスプマンテが登場したわけです。
フェラーリといえば、イタリアの最高級車のフェラーリということになるのでしょうが、ワインのフェラーリはそれとは縁もユカリも無いとのことですね。
まあ残念というよりは安心した~!の感が強いのですが、すなわち思いの他けばくなく、品の良い、ラグジュアリーなスプマンテだということです。



トレンティーノ・アルト・アディジェの瓶内2次発酵、シャルドネ95%、ピノ・ノワール5%の高級スプマンテ!
涼しげなキレ系の泡ではなく、落ち着きのある濃密系の泡といえるでしょう。

なにしろ全体に漂う、品格と、エレガンスと、ゴージャス感がそうさせるのだと思うのですが、イタリア大使館主催の公式晩餐会には必ず出されるとのことですね・・・

このフェラーリこそ、ゆくゆくは新生『リストランテ・シカザワ』の顔とも言えるワインになってゆくのだと思います。(笑)