The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

十人十色、サンテミリオンの味わい・・・

2013-01-31 12:25:54 | ワイン
まあ今回久しぶりに『マコT』にお邪魔をして、4本のサンテミリオンを御相伴に預かったのですが、
造り手や土壌が違えば、こんなにも違うのか?と感心しきりでありました。

例えば、最初の2本なぞは、一つ勘違いをすれば、大恥じをかきかねないほどのビミョーなお味!
際立った風味の特異性に接しながらも、ボディーのスタイリッシュ性やアルコールのタッチを鑑み、
まずはボルドー古酒であろうと、確信しておりましたが、もしこれで、今少しの甘さや凝縮性があれば、
あやうくローヌといいたくなるところでありました。



『1989 Ch.クロ・サン・マルタン』は、トップに東洋的な風味とアイラのモルト、
そこにシナモン、ナツメグ、黒胡椒とくる。そして良く熟したプラムにガトーの甘い香り・・・
味わいはスタイルの良いミディアム・ボディーで、ソコソコの酸度があるんですね・・・
いかにも粘土石灰岩土壌のコートらしさ満載なわけだ!

そして『1981 シャトー・グラン・メイネ』ですが、こちらは重量感が増してきます。
トップの特徴的なサワークリームとヴァニリンは新樽由来のブケとみた!
待てば、濃密な赤身肉と土の香気が立ち上がり、
ネットリとしたベリーとブラックチェリーの完熟アロマが続きます。
こちらは果実も濃厚極まりなく、タンニンも舌先に絡みつき、オフヴィンでヨカッタ♪と言う感じ!
砂質粘土土壌のプラトーの代表的なお味・・・

この2本だけでも、熟成サンテミリオンの超万華鏡ブリを堪能・・・
続いて圧巻の後半へと続く!

2011 ドメーヌ・ショオ シャルドネ 

2013-01-29 20:29:17 | ワイン
新潟県新潟市にある、小林ご夫妻による、こじんまりとしたドメーヌ、
ですから、日本語の『小さな』と言う意味の『ショオ』、
フランス語の『情熱的に』と言う意味の『ショオ(Chaud)』を、
ドメーヌの名称にしたとのこと・・・



サンザン悩んだ挙句に、家飲みとしたその日は、
『ヨナヨナ・エール』で『モヤシ炒め、生姜入りの薩摩揚げ』をいただき、
『豚フィレ肉の竜田揚げ』が出てきて、それに表題のワインを合わせました。



ワインはワインで美味しかったけど、『豚フィレ肉・・・』も最高に美味しかった♪



で、肝心のシャルドネ・・・

トップのミネラル感とアメリカンオークが霧散した後に、
カリンと黄桃のアロマが立ち上がり、程なくカンロ飴の香り。

味わいは濃密系でエキスが多く、酸度が抑えられて、総体的には重々しい。
一ナメで味わいが持続し、何かに喩えれば、純米古酒のようなイメージ・・・

なので、『竜田揚げ・・・』とは、強いもの同志のバッティングとなって、アリアージュは異種格闘技の様相!
ですから、最後は専らワインだけを飲んでいたんですね・・・

それでも、このシャルドネ、ワインだけでも寂しくない所がお見事!
この先をもう少し見ておきたいものです。

2009 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール ルー・デュモン

2013-01-28 06:07:37 | ワイン
消耗性疾患が治って、精をつけろと肉を食らう!



まあ我が家では、珍しい光景なのですが、K子先生はなにかのヒラメキがあって、
こんなディナーになったとのこと・・・

で、ガッツリと食べさせていただきました。
マイウー♪

ソレにあわせたワインが表題のワイン!
『天地人 ルー・デューモン』の09’ブルピノ!



ヒジョーにコスパの優れた、果実味豊富な、薫り高いブルピノでして、
09’にして、今既に飲める状態なんですね・・・

気難しさや、複雑さは全くなし、こんな場面での登場にはモッテコイ!
そういう意味では、使い勝手良しの優れものと言えるでしょう。

鬼の攪乱、飲めなくなったぞ~!

2013-01-27 02:09:57 | ワイン
木曜日から少し様子がおかしく、金曜日には微熱が出て、節々が痛く、
そして昨日、平熱に戻ったんですね・・・

インフルエンザではありませんでした。
でも、久しぶりの風邪、嫌なものです。

その間、大雪が降ったけど、体調を理由にK子さんにまかせっきり!



それでも、土曜日の診療は濃密な仕事で終始し、
まずは全快か・・・?と思った矢先のことでした。

こ手始めということで、『根菜屋』さんで期間限定の『大阪おでん』を食べにお邪魔!

ビール⇒ハイボールを一杯づつ飲みながら、
小鉢二皿、大阪おでん、こんにゃく、つみれ、などを戴いたところ・・・



ナンか変・・・
それ以上、酒を飲む気にはなれず、お暇となったんですね・・・

で、この風邪とはまた別な理由ですが、タイジュウ90kgを切りました!(拍手)
これはワタクシにとっては、物凄いことでして、30数年前のタイジュウに戻った勘定になります。

カラダが小さくなって、飲めなくなったのか?
チョット心配?

てことで、また今日試してみます。

2012 ローズ 橙(だいだい) 四恩醸造

2013-01-26 19:26:32 | ライフ
『シキシマ プレミアム・ルージュ』の前の白ワインと言うのがこれ!
御馴染み『四恩・・・』の甲州種100%のユルユルワインなんですね・・・



2012年もいつものお味、最初はサッパリ、中はマッタリ、
そして最後の濁ったところが、凄いことになってるわけ・・・

これは濁り系の楽しみではあるのですが、
この濁りに対しては、その人の許容がモンダイで、
ダメな御仁は苦手なワインということになるかもよ!てな調子!

今回は『山芋のスライス』『サラダ』『チーズ・オムレツ』などと美味しくいただきました。



なにしろ、このワインが瞬時に無くなる人気銘柄ですから、
ビオ系列の潮流も影響過多ということでしょうか・・・