The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2012 ロッソ・ディ・マルコ マルコ・デ・バルトリ

2014-08-31 16:05:27 | ワイン
む~~~!と、このワインには思わず唸ってしまった!
実に見事な塩梅だ!



ご存知マルサラの造り手だが、その地区で唯一といっても良い地場品種、
『ピニャテッロ』で造られるスティル・ワインの赤とのこと・・・

本当にスティルなのか?と、しばしその目を疑いたくなるほどの濃密さではある。

加えて、トップには干しレーズン様の濃密な香気があって、
味わいのこのタッチと来る。

確かに煮詰め感や、ゴワゴワとしたタンニンのアタックは無くて、
極めてナチュラルに優しいお味で迫り、なるほどこのフィニッシュが、
スティルの証なのだと思った♪

その日は『Fく』さんによって、こんな料理と楽しんだ。



それにしても『バルトリ』おそるべし!

2008 敷島 プレミアム・ルージュ 敷島ワイナリー 山梨県 甲斐市

2014-08-29 22:22:01 | ワイン
先日も『まるき・・・』さんでご紹介をした『甲斐ノワール』ですが、
この敷島さんのプレミアム・ルージュにも、50%の甲斐ノワールがセパージュされている。
残りの50%はカベルネ・ソーヴィニヨンとのことだ。



『甲斐ノワール』は1990年に日本産の交配種として認定された品種で、
『ブラックイーン』と『カベルネ・ソーヴィニヨン』との交配とのこと・・・

てことは、おのずとこのワインはカベルネっぽくなるはずなのだが、
飲んでみると、むしろ『ブラックイーン』の果実感が全面に出てくるんですね。

ですから、実にミディアムで、骨格はあるが、優しげな果実もあって、
紫の煙の香る、正しくブラッキーな香気あふれる代物だ・・・

その日は『豚バラの生姜焼き』『茄子のピリ辛味噌炒め』『小豆島オリーヴ』
『お新香』『アスパラと玉葱の卵とじ』などと一緒に飲んだわけ!



合わないはずは無いですよね!
実に美味しかった。

フツーの食卓でのこんな取り合わせ、楽しんでます♪

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2012 ラ・フィーユ 樽 甲斐ノワール まるき葡萄酒

2014-08-27 05:45:55 | ワイン
このワインも少し前のことだけれど、実に美味しかったので、書き留めておこうと思った!

先日の盆休みの同窓生の集まりの時に、『想いざけ』さんでいただいた。
『甲斐ノワール』は『ブラックイーン』と『カベルネ・ソーッヴィニヨン』の交配種で、
近年いくつかの造り手が生産をしている。

『まるき葡萄酒』さんは歴史のある醸造所で、古酒を所蔵していることでも有名で、
以前の勝沼行脚の折にも、寄りたいと思ったが、時間が無くて残念ながら行けなかった。

『想いざけ』さんでは、最後のお料理にこのワインを合わせたのだが、
コレがものの見事にマリアージュ♪



ブラックイーンの濃密な弾ける様な果実味と、カベルネの堅牢さとスパイス感が交差し、
実に見事な風味と味わいを醸し出している。

日本における濃密系、もしくはボルドー系のワインの一つの方向性も、
これだったらありかなとも思った!

お試しアレ♪


2010 ヴォルネイ ルシアン・ボワイヨ

2014-08-25 05:22:30 | ワイン
やっとここで、リアルタイムに飲んでいるものに追いついた!
フェイスブックとブログの内容が一致したつうことです(笑)

まあフェイスブックは、マダラボケ予防の公開日記みたいなものですが、
ブログはもう少し掘り下げて、データも付与しつつ書き込む所存ですので、
どちらもサクッとお付き合いのほど、よろしゅうお願いしいたします!

さて昨晩飲みましたこのワイン!
正しくハードボイルド、そしてワタクシにとってのブルゴーニュの原点回帰!
忘れてはならないスタイルのブルゴーニュだということです。

造り手の『ルシアン・ボワイヨ』はジュブレイ・シャンベルタンに本拠地を置き、
現当主のピエールは5代目とのこと。



畑は軒並みヴィエ・ヴィーニュとのことで、特筆すべきは100年になろうかという、
超ヴィエ・ヴィーニュもあるという・・・

ですから、この古木から来る凝縮感は半端じゃなくて、
総体的はハードボイルド感や男性的な味わいに反映されている。

収穫は手摘み、豊富ではあるが、甘くしなやかなタンニンにすべく、
除梗を100%完全におこなわれるという。

低温のマセラシオンを3~5日間、自然酵母で18~21日間のアルコール発酵。

新樽は25~30%で18~20日間の熟成をさせる。
もちろんノンコラージュでノンフィルトレとのこと・・・

ヴィンテージは2010年、この手のワインを素飲みしちゃだめだ!
昨日は家飲みでしたが、『鶏つくねの揚げ漬し』
『鱈と帆立のソーテ、トマトとバルサミコのソース』
それに『トマトと胡椒のバゲット』などを並べて楽しんだ・・・



こうなると、このミネラル多く、スパイシーで、酸味豊富なこの手のワインは、
ダイナミックなブルピノ魂を遺憾なく発揮し、実に素晴らしいマリアージュ祭りを展開する!

コレがワインヒートの無常のヨロコビを呼んでくれる!
まずはお試しあれ・・・

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T商店は売り切れ、ここでも買えます↓

NV ランソン・シャンパーニュ リミッテッド・エディション ロゼ

2014-08-24 18:44:18 | ワイン
『ロゼ』と書いてなくても、おそらくロゼだろう、と分かる佇まい。
ことわりが無くても、リミッテッド・エディションとも想像できる・・・

そんな『ランソン』が、T商店のシャンパーニュ・セットに入っていた。

数ヶ月置いたあと、盆休の最終日に2人の娘を送り出す酒にコレは何より、
と満を持して開けたわけだ!

絶妙のタイミングで気持ちよく飲めた!

ご存知マロラクティックをかたくなに固辞する『ランソン』ゆえ、シャープな果実はそのままに、
ピノ・ノワール53%、シャルドネ32%、ピノ・ムニエ15%のセパージュで、
実に旨みのある、薫り高いシャンパーニュを世に送り出してきた!

見よ!この美しさ!



何はなくても、分かるでしょ、ワイン好きの親父の気持ちだ!
カンパーイ!で、新しいスタートを・・・