The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2015 ツボ・デラ フィーチャリング・オレンジ ヒトミワイナリー

2016-08-31 07:25:23 | ワイン
いわゆるデラウエアで仕込まれたオレンジワインです。
まあアル意味、と言いますか、立場的にコメントしにくいのですが、ハッキリ言いましょう!
このワインはマッタリと美味しくなってきました。(笑)





なにしろ400本あまりの生産量ゆえ、皆様の手に届いていないという危惧がありますが、万が一お持ちの方は、ここに来てググッと練れて来ましたので、ぜひご賞味を・・・
クヴェヴリほど土っぽくなく、綺麗にオレンジの熟れ具合が心地よいワインに仕上がりました♪
ナチュール好きにはど嵌り間違いなし!

よろしく!

2013 バーダップ樽熟成 鳥上坂 金沢 酒井ワイナリー

2016-08-30 22:03:13 | ワイン
おそらくニッポンワインのカベルネで、ここほどのポテンシャルを持っているワインは、まず他には無いのではないか?と思っている。
それは幾つかの作為的な濃縮系のカベルネはあるけれど、ここのは違うのだ!

その手法はあくまでも、ナチュールのそれを行き、何も足さない、そして何も引かない・・・







実はその日は、アマトリチャーナのパスタを食べたのだが、その相性はジュゼッペ・リナルディのバルベラも真っ青のアッビナメントだったのだ!
すぐ近くの山形で、こんなカベルネ飲めることに、当方まじオドロキを禁じえないのだけれど、それはダレもカレもは分からないと思う。
でも分かる人は分かる、頑張れる人が居るから言うけれど、岩手も頑張ろう!

会社や組織やその他モロモロもあると思うが、くいの無い醸造家ジンセイだ!
応援したいと思うのだけれど・・・

コドモのヴィンテージ・ワインは必ず残ります!(笑)

2016-08-25 14:23:16 | ワイン
まあワインなぞを趣味にすると、凡そ記念日のヴィンテージ・ワイン集めに勤しむことは無上のヨロコビとなるわけだ。
その中でも、コドモの誕生年のワインは最たるもので、大概のWine heatは何本かのヴィンテージワインを持っている筈だ。
何を隠そうワタクシもその一人で、コドモの20歳の誕生日を皮切りに一緒に飲むという儀式を始めるわけだけれど、残念ながらオトーサンの考えた通りの手筈にはいかないケースが多い。
まずはボルドーを集めている人は、ヴィンテージによっちゃあ飲み頃を迎えていなかったり、ブルゴーニュを集めている人は進みすぎてザンネン!ということにもなる。
くわえてコドモも20歳ともなれば、地元にはいないわけで、まして大学生ともなればフツー何かしらのプライベートな都合もあるわけで、結果ヴィンテージワインの消費は遅々として進まないわけだ。
で、このほど私事ではあるけれど、当方の82’娘が嫁ぐことになって、先日そのヴィンテージのモノをセラーの奥底から探したところ、こんな感じでゴロゴロと出てきた。
この写真はその一部↓



どうするんだ、このヴィンテージワイン!
飲み終わる前に、嫁ぎやがって、コンチクショー!(笑)

てなかんじの、悲喜こもごものセラー整理となったのだけれど、娘をもらってくれた相手が相当なワイン好きと聞いたので、まあイイとするか・・・
もう一人加えての飲む機会も、あるやもしれん!というわけだ。

ということで、コドモのヴィンテージワインは後生大事に隠し持っていても、ダメ!
自分で思い出に浸りつつ寂しく飲むか、はたまたエラソーに踏ん反り返って持ち込みワインの魔除けとするか、くらいが関の山!

だから、ここで老婆心ではあるけれど、ハッキリと断言してしまおう!
コドモのヴィンテージワインは必ず残ります。

PS:でも、お手伝いはいつでもいたします(爆)

2006 セミヨン シャトー・ジュン

2016-08-24 23:55:21 | ワイン
このワインを開けたのは、何年ぶりだろうか?
おそらく、というか間違いなく、ニッポンワインの中でのこの品種の最高峰だと思う。

でも、ここで断らなければならないのは、ここのセミヨンが素晴らしかったのは、まさしくピンポイントでこのヴィンテージだということ。
その後2011年も飲んだけれど、樽をかけずに造ったとのことで、ワタクシ的にはイマイチぼやけた印象があったのだ。





セミヨンの蜂蜜系やパインやバターの香りに包まれて、果実は真面目で品格良し!
後半は色も濃く、味わいも濃密で、本当にニッポンワインか?と我が舌を疑う・・・

それだけ素晴らしく、セミヨンならではのティピシテを失わず、そして料理を存分に引き立ててくれる優れもの!
今となっては、もう少し残しておけばヨカッタ~(笑)

大事にしましょうね、普段の夕餉を飾ってくれるニッポンワイン!

では、明日また、御機嫌よう・・・

2005 アルボワ ピュピラン プルサール ラ・シャマード フィリップ・ボールナール

2016-08-21 11:43:18 | ワイン
この造り手の白を飲んだときにも触れたけれど、氏はジュラ地方のアルボワのピュピランの、かのオヴェルノワの近くで育ったらしい。
当然のことながら、いわゆるワイン造りの薫陶を受けたことは火を見るより明らかで、もちろんワインのスタイルは思いっきりのナチュールだ。
しかしながら、そのワインはピュアで、素朴で、素直に美味しいのだ!
酸膜やマメや硫黄の弊害は最小限に抑えられている。
そこへもってきてプルサールの優しさや、滋味や、ソヴァージュ感や、お出汁感のメリットは存分に発揮されているのだ。
ハッキリ言って、このヴィンテージですでに飲み頃の高原部に達し、旨みバクハツだった!
樹齢45年のプルサールめやりおったわ!(笑)





微かなマディラやマーマレードにプラム、レッドカラントときた。
旨みに出汁感にしっとりと包まれて、わてよろよろとしな垂れかかるの図♪
コレを鮨屋に持って行ったとして、キミはどう思う?



まずは四の五の言わずにやってみなはれ!と言いたいのだ。
その時、極上のヒトトキが訪れると思う・・・