The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

キアヴェンナスカとは、何ですか?

2010-11-30 22:03:19 | ワイン
ハイそれは『ネッビオーロ』です・・・


多種多様のイタリアの品種において、地方によっての名前の違いには、困ったモンです!


あの『バローロ』や『バルバレスコ』の100%品種の『ネッビオーロ』ですが、、


これが何と、ロンヴァルディア州にきますと、


『ネッビオーロ』は『キアヴェンナスカ』と呼ばれるわけなんですね・・・


何故にソウ呼ばれるか、はトモカクトシテ、いずれ『キアヴェンナスカ』・・・


先日、ロンバルディアのDOC『ヴァルテリーナ』の新着ワインを、小人町でご相伴に預かりました!


もちろんセパージュは、100%『キアヴェンナスカ』なんですね・・・


これが何ともハヤ、面白いワインでして、一つ間違えますと『ブルゴーニュ』直球!


酸度のタッチ、スタイリッシュな味わい、果実の纏まり具合、などなど・・・


ブルピノじゃん!てな調子でした・・・


このワイン、2006年物でして、造り手は『アル・ペ・ペ』!


輸入に携わったのは、『ヴァナイオータ』さんでして、


12.6には『W』さんと『ベルVル』のコラボワイン会が開催されるとの事・・・


こんなワインを飲むにつけ、期待が膨らむわけなんですね・・・


甘ったるく舌に残るイタリアワインが消えて、


イタリアワインにも、新しいステージが来たんだな、と感じる今日このごろです!

2005 バルベラ・ダルバ ヴィニャ・サン・ロレンツォ バルトロ・マスカレッロ

2010-11-29 20:10:23 | ワイン
ピエモンテのバローロが造られる地区で、イワユル古典派と呼ばれる造り手は数あれど、


とびっきりの古典派となれば、恐らく次の三つに絞られるでしょう・・・


それは、『アッコマッソ』『ジュゼッペ・リナルディ』『バルトロ・マスカレッロ』!


もちろん、超有名どころでは、『ジャコモ・コンテルノ』『ヴィエッティ』なども加わります!


今回2005年物のバルベラですが、『バルトロ・マスカレッロ』をご相伴に預かる機会があり、


思いの他、果実味の柔らかさを楽しめ、05’で既に解け加減でして、


流石のこの造り手も、幾分醸造スタイルに変更があったのか?と感じておりました!


しかしながら、グラスで30分程待ちますと、


アレだけジューシーに広がった果実が、一点に集中しだし、


古典派の凛とした味わいに、立ち戻る姿を見まして、


なるほど『マスカレッロ』は『マスカレッロ』だ!と思った次第です!


2004年に、それまでの当主バルトロ氏が急逝し、


娘さんのマリア・テレーザさんがアジェンダを引き継いだとのことですが、


『マスカレッロ』は昔のまま・・・


アルバ産のバルベラの、果実の内実感と香りの高さを、体感できました!

2008 オー・コート・ド・ニュイ ベック・ア・ヴァン J.カシュー

2010-11-28 11:16:27 | ワイン
このワインは、数日前の家飲みのワインでした。


40代のパトリス・カシューが取り仕切る『ドメーヌ・ジャック・カシュー』ですが、


ブルゴーニュにおいても、上位に値するこのワインの質感は、


現段階においては、値段の上を行く物でしょう!


大きな声では言えませんが、数少ないコスパの優れた逸品であるということです!


2008年物の『オー・コート・ド・ニュイ』は、中程度の色合いを保ち、


グラスに注ぐとスグに、甘い果実のアロマが漂います。


内実のシッカリとしたフルーツを楽しめ、その味わいは時間とともに変わるんですね・・・


加えて、ブルピノでありながら、翌日も萎むことなく、


果実のダイナミズムを体感できる代物・・・


まずは皆さんも、お試しください!


さて、ドメーヌ・ジャック・カシューですが、相続の関係で、


村名ヴォーヌ・ロマネの一部とプルミエの『レ・スショ』の全部を失いました!


(エシェゾーとラ・クロワ・ラモーは大丈夫!)


つまり、2007年の『レ・スショ』が、カシューでの最後の作品でして、


2008年以降は、パトリスの妹の息子(ファヴィアン・ジョアネのドメーヌ・ジョアネ)


が生産すると言われております!


ロマネ・サン・ヴィヴァンと超接した、好立地の『スショ』!


昔をしのんで、その内古いのから出しますので、記憶のどこかに残して於いてください!


ではその時に詳しく!


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ココが最安値でしょうか?




最後の『レ・スショ』はここで!




『ドメーヌ・ジョアネ』の08スショはココで!



家飲みヌーヴォーはダメでしょうか?

2010-11-27 22:08:18 | ワイン
てゆーか、ワタクシ自身が『ヌーヴォーは家で飲むんじゃあない!』宣言をした訳ですが、


当方としては、ココに来て、週末のお仕事目白押しでして、


本当であれば、酒なぞ飲んでられまへん!


でも、一段落のその後に、ウォーキング帰宅部の途中で、


黒姫山のように、イヤイヤ叩き込みを食らった状態で、ヌーヴォー買ったんですね・・・


買ったヌーヴォーは『ポテルーアヴィロン』♪


言わずと知れた、あの『ニコラ・ポテル』と、


ボージョレーの『ステファン・アヴィロン』のコラボで出来ました、


ヴィラージュ・ヌーヴォーだった訳です!(この二人、ボーヌの醸造学校で同窓生とのこと)


最近、ワタクシ本当に思うのですが、ヌーヴォーのレベルって半端じゃないです!


これも、全くのバランス系で、お出汁系・・・


大胆にも、ロブマイヤーのバレリーナグラスで頂いたのですが、


薫り高くしっとりとした逸品でありました!


今回のヌーヴォー家飲み、ナンカ不思議に満足っている自分がコワイです!


『ワインオソト』がホントに『ワインオタク』になったのでしょうか?

1999 ヴィルマール キュヴェ・クレアシオン

2010-11-26 21:57:00 | ワイン
目にも美しいシャンパーニュのボトルでして、


聞く話に寄れば、このステンド・グラスの絵柄は、先代の当主が描いた物とのこと・・・


『クレアシオン』とは『創造』を意味し、


醸造の過程にその意味がこめられているらしいんですね!


『ヴィルマール』はランスの南東に位置する、一級格付けの村『リリー・ラ・モンターニュ』の、


レコルタン・マニュピュラン!


このキュヴェは、木樽の醸造、10ヶ月をバリックにて熟成し、


その後、5年の長きにわたって、瓶熟を行うと言います!


シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%のセパージュで、樽の使い方の妙味は、


レコルタンのクリュッグと呼ばれるとのこと・・・


まあ、それはチョット・・・とは言いたい所でもあるのですが、


味わい的には、その資格も全く無い・・・ワケでもないでしょう!


それは、清廉な果実を感じながらも、マッタリとした底アジを楽しめまして、


加えて、泡とフルーツが一体となって、舌を優しく包み込む♪


総体的な風格にも、何とも言えない品格が漂い、


余韻も忘れがたい物・・・


ココのプレステージを飲みたい欲求に駆られるのは、ワタクシだけではないはずです!


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今はココが最安値、T商店もあるはずですが・・・