The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

安家地大根をどう料理するか?その2

2007-03-30 00:23:23 | キュイジーヌ
先日、1年ぶりで帰盛した料亭『T中』の茂K君と久しぶりに会いました。
元気そうで何よりです。

そういえば、父君から頂いた安家地大根をどう料理するか?の宿題がそのままでした!
なにしろ、シェフ担当のK子先生が只今カナダに出張中でして、

でも出張前にこんな料理はどうか?
と言っておりました。

なにしろ、暮壷カブより辛く、地元岩泉では蕎麦の辛味に使うこの大根、
煮ても、焼いても、難しいのではないか?という事でしたが・・・

K子シェフは味噌に漬け込んで、辛味を抜き、
それを焼いたようですね・・・
味は甘味が増して、確かに美味しくなりました!
でも・・・やっぱり普通の大根より水分が少ないんですよね!
ですから、カブを煮たように、焼きすぎるとモッサリしてしまいます。
おそらく、それで味噌の味付けを下ごしらえに、
軽めの焼きという流れにしたのでしょう。

さて、約20日間のカナダ出張もあっという間!
そろそろ帰国準備にかかっていることでしょう。

この大雪はその前触れでしょうか?

01’シャンベルタン再び!

2007-03-29 00:22:10 | ワイン
「負けた時は飲む必要があり、勝った時は飲む価値がある」
とナポレオンが、偉そうにのたまわったそうですが、
これって、まるで打ち上げコンパの「酒が飲めるぞ音頭」のようですよね・・・

つまり探せば、飲む理由ってどこにでもあるという事です。
でも、ナポレオンはからっきしの下戸で、
シャンベルタンを水で割ったと言う事を聞きますが、
それが本当なら、こんな勿体無い事はないわけで・・・

特に、昨日の01’シャンベルタン アルマン・ルソー なんて物であれば、
全くもってありえない話であります。

いつにも増して艶やかな酒躯と、麗しの花の香水のような香気に暫し茫然自失!
このような、この世の物とは思えない、
桃源郷をさ迷うがごとくのアロマはどこから来るのでしょうか?

やはり、01’はええな・・・
すでに、飲んでも良いと語りかけてくるような状態であります。

イトウゾ氏を囲んで、次ぎのワインが持ち寄られました↓

NV Entre Ciel et Terre Francois Bedel

1985 Vintage Krug

2002 Savigny Les Beaune Blanc Patrick Javalier

2002 Corton Charlemagne Patrick Javalier

2001 Chambertin Almand Rousseau

1995 Musigny Jacques Prieur

約束もなしで集められたこのラインナップ!
なんと、素晴らしいストーリーが出来ているじゃあないですか!

開けてビックリ玉手箱、とにかく驚きです。

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ネット上で今30000円以下で買えるのはここ↓
04’ですが・・・



Wine Heatとルロアの関係

2007-03-27 06:12:47 | ワイン
ドメーヌ・ルロアの90年もの・・・
この名前は世の中の、特にもピノノワール・ファンには、心を揺さぶるオーラみたいな物があるように思えます。

確かに、マダム・ビーズ・ルロワは名だたるヴィンテージのDRC、
いやもっと端的に言えば、ロマネ・コンティの造りに関わっていたわけであります。

たとえば、80年物のリッシュブール!
この良否の分かれた難しいヴィンテージに、
眩いばかりの、鮮烈なリッシュブールを造り上げたのも、
彼女の成せる技と言えるでしょう。

さて、それでは88’から始まるドメーヌ・ルロワの歴史の中で、
あの80年ものに見るような、芳しく、妖艶な、そして他のドメーヌにはない何か、
を兼ね備えた物を見つける事が出来るのでしょうか?

わたしは、今までの拙い経験の中で未だありません!

ドメーヌ・ルロワの辿り付く先の姿・・・
今回のいくつかのワインで感じる事が出来るや否や!

もし今回も見つけれない場合・・・
御容赦頂きたいと思います!

何かがあるはず!
辿り付かない隠された財宝を探す者たち、
これがワイン・ヒートの性って事でしょうか?

とにかく、今からワクワクします。

球春!最後の夏まであとわずか・・・

2007-03-26 00:34:50 | ジャーニー
冬の間筋トレにあけくれていたようですが、雪が消えてY球の季節の始まりです!
我が家の89’息子は高校生の野球小僧であります。

本日、電車から地下鉄、それから歩きで、練習相手の仙D商G高校グラウンドまで行き、
久しぶりに様子を見てまいりました。

生憎の小雨まじりの悪天候でしたが、なんとか中断する事無く、
最後まで、それも2試合こなす事ができました。

考えて見れば、今甲子園では春の選抜の真っ最中!
しかも、宮城代表は一回戦で静岡代表に負けてしまっている状況・・・
それでも、夏を目指して一心不乱に頑張っております。
最後の夏まであとわずかですが、良い結果を期待したいところであります。

そんな事で、今週も相当な距離を歩きました!
こうでもしなきゃ(旅にでも出なきゃ)、歩きません・・・
決まり事で、いつものように、同じ場所をきっちりと歩かなければならない・・・
このプレッシャーは苦手です!

こんな事では、メタボリック何時までたっても解消できませんよね!

04’ブルゴーニュ・ピノ・ノワールをどう読む?

2007-03-24 23:46:58 | ワイン
圧倒的な日照量に裏打された03’の濃厚な酒質から見れば、
いかにもピノ・ノワールらしい、程よい果実味の、エレガントな04’であります。
つまり、料理とは相性の良い、ガストロノミックなヴィンテージと言えるでしょう。

Tチャンマン御紹介の04’ACブルゴーニュ クロード・デュガを飲みました。

未だ青っぽいエッジの濃いルビーの色合いで、わずかにピチピチした刺激を感じます。
微かなプロヴァンスのハーブやミネラルをトップに、
あまやかなカシスや熟したカラントのアローマが心地よし!
味わいは落ち着いた、それなりに滋味を湛えたバランスのフルーツで、
噛めるようなボリューム感を有しています。

これってAC?とはいつものせりふ・・・
しかしながら、問題はコストなんですね!
T澤商店はともかく、T急百貨店の価格設定は5000円台後半ですよ!
美味しいけど、高すぎます!!

今はブルピノ・ファンとしては我慢のしどころなのでしょうか?

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今の所ここが最安値、でもまだ高い!
ACブル・ピノですから↓