The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2005 エスキス ジュリアン・クルトワ

2016-12-18 19:30:18 | ワイン
変態ワインにこの指と~まれ!と掛け声かけて、ワタクシ含めて5人のワイン猛者が集まった。
そうは言ったものの、エスキスは実のところ変態の範疇には入らず、むしろその果実のフレッシュさ、ピュアさ、それと相対する熟成感、そしてなによりも優しい滋味を持つ宝石のようなワインなのだ。



今回は前回の2006年ものに続いて、2005年ものを飲むこととなったのだが、おそらく2005年ものは2006年ものより濁りは少なく、色付きも薄いように思われた。

それでも大ぶりのグラスで2回までリターンできたので、華やかな香りのカレイドスコープは健在で、特にも2杯目の濃厚なエキスと甘露な果実は、20年熟成したかのモンラッシェをも思わせる。

そして香りの展開は目まぐるしく、最初は黄桃、バター菓子、マルメロ、などにミネラルを意識し、2杯目にはダージリンティー、かんろ飴、蜂蜜、陳皮なども見つけられた。

全て手作業の一切の化学物質は使わない造りは、その土地のテロワを的確に投影する。
そして甘く凝縮したピノ・ムニュの油はワタクシ達の心にシアワセを呼び起こしてくれるのだ!

世知辛いこの2016年の年末に、そんな美味しさで待っててくれてアリガトー!
またこのワインに出会いたいと思ったのは、恐らくワタクシだけではないと思う。

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3 コメント

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Unknown (a in)
2016-12-19 19:39:04
このフレーバーとテイストのトランジションは、時空のクロスロードに存在するメリーゴーランドでした‼︎
このワインに出会えた幸せを、しばらくは噛み締めます。
ワインの追求を今止めるなら、私には最高峰の一本です。
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Unknown (abin)
2016-12-19 22:17:53
タッチミスいたしました。前のコメントしたのはabinでした。
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こんにちわ! (オテル・ド・ヤマダ)
2016-12-20 13:33:28
やっと先日の余韻が薄れてきましたね。
05’のピュアさ、ワインとしての正統さに驚かされました。(笑)
皆さんと、こんな機会をもてた事を、ありがたく思っています。
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