The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

6年経って、フランケッティはどうなの?

2008-11-30 21:52:22 | ワイン
昨晩より、仙台組の二人の息子が一時帰宅となりました!
一晩泊まりで、本日夕刻には高速の人となっております。

三連荘行脚のカラダを休め、昨晩は自宅でほぼ休肝日!
ほぼですよ・・・完全ではありませんです・・・ハイ!

そして今日は、ビールを片手に京都風のうどんを頂き、
ソファーでくつろぎつつ、何か飲めるワインはないか?と、にわかに立ち上がっては、セラーの中を物色です。

変な話・・・本当に飲み頃のデイリーないですよね・・・
食事後の、空口で飲める味わい系?
しかも、それなりのこなれ方の、ニュアンスを感じさせる物?

探しました・・・
相当な時間かけて・・・

その結果、取り出しましたのは↓

2002 ル・クーポレ・ディ・トリノーロ

なんですね・・・
トスカーナの鬼才、テヌータ・ディ・トリノーロの当主にして、
シャトー・シュヴァル・ブランの信奉者♪アンドレア・フランケッティ・・・
そこのアジェンダの所謂セカンド・ワインになります!

ブラックチェリーのジャミーな風味に、くしゃみを誘発するスパイス感!
甘草(リコリス)やクローヴのニュアンスよろしく、紅茶の香気が心地よし・・・
味わいはボルドーのカベルネよりも甘く、そして投げ遣りなデカダンス!
伸びやかさよりも、閉塞感、そしてコアな耽美性を感じます・・・
僅かに気になる甘苦いフィニッシュは、食事とのマリアージュが解決させてくれる物・・・

2001年までの価格は疑問でしょう、
2003年からは適正値段と言っては言いすぎでしょうか?

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03’の最安値はここ↓
でも、もうちょっと安くなりそうですがね・・・


師走入り、あなたは何を飲む人ぞ?

2008-11-30 17:24:45 | ワイン
何と、明日から師走入りですね・・・
まあ、一年が短いと人はよく言いますけれど、
ワタクシにとっての2008年は、いっそう短く感じました!

さて、今年はどんなワインが美味しかったのか?
はたまた、感動を呼んだのか?

これは、後の機会に譲る事としまして、
ここでは12月第一週のワイン会に付きまして、ご報告を・・・

まずは、12.4の木曜日は『ボン・ションス』が開催されます!
前回はワールド・ワイドなワインの品揃えでしたが、
今回は保守本流♪フレンチ中心のレストランの流れで行きましょう!
参加登録の御仁はご油断無きように・・・

続いて、第38回を数えます『ワインとキュイジーヌの夕べ』は、12.6の木曜日に開催いたします!

泡物をスタートにブルゴーニュ・シャルドネを二番手に、
白の重厚なブラインドをこなした後は、ヴォーヌ・ロマネのブルピノを何点か・・・特にも98’物のメオ・カミュゼなども、出ますですハイ!!

このワインは、最近見かけた中華料理店のホームページで、
3万円代後半のお値段が付いていた物!
考えてみたら、ブルピノって大変な事になっていますよね・・・
とっても高くて飲めません!

でも、当会ではその98’VRメオが中盤を飾ります♪

赤のブラインドを挟めつつ、ボルドーはポーイヤックの97’年物を、
セカンドとグランクリュ2級を一本づつ並べて会は後半へ・・・

最後は、わけわからんブラインドでフィニッシュという算段!

さて、聖夜の前の今年最後の『プティ・モンド』!
ワインとキュイジーヌのマリアージュを楽しみましょう

一行脚でワイン二本はカラダに毒?

2008-11-29 21:26:44 | ワイン
浅D真Oさんが、一つの演技でトリプルアクセル二度に挑戦しているその時に、
ワタクシはトリプル行脚による体の不調に苛まれていました・・・

それもそのはず、昨晩は初めてのお店で一本・・・
久しぶりのお店で一本・・・
ワインを飲んだわけでして、まあ相方もいましたが、
スタートのビールや、飲んだワインの割合などを換算しますと、
一本半は飲んでいるでしょう♪

まずは、イタリアンの人気店『ヴォラーR』に初お邪魔♪
アンティパストにグリーンサラダ、それからパスタを二種をほうばりながら、
ワインはフレスコバルディとモンダヴィのジョイントヴェンチャーの、
『なんちゃって・ダンザンテ』をオーダー!
オイシさに誘われて、クイクイッと行きました!

そこで帰れば、オリコーサン・・・
帰れなかったので、お馬鹿さん?

ワインをもう一舐めしたいの衝動に駆られ、
久しぶりやの『イザYイ』にお邪魔・・・

前回の『オテル・・・』の話題などを絡めつつ、
ワインは03’ジラルダンの『エモーション・オブ・テロワール』に挑戦!
なるほど、キャッチーなネーミングだけあって、
ワインの中味もエモーションを掻き立てられる見事なお味

気がつけば、その時既に午前様!
朝起きたら、お顔もマッカッカ・・・パーフェクトな二日酔いでっせ!!

てことで、真央様のトリプルアクセルのみが一服の清涼剤となったわけなんです!

ラスト ヌーヴォー行脚?

2008-11-27 23:51:55 | ワイン
木曜日の気軽さは今日はどこにもなくて、
本日仕事上の厄介な面談がありました!

これがまた、ワタクシにとっての最高のフィニッシュだったんですね・・・

まあ、業界の話をこれ以上続けるのも、野暮と言うもの♪
やはりワインの話にしましょう・・・

さて、実は過去三回のヌーヴォー行脚で、飲み残した物があるわけです・・・
それは↓

ドミニク・ローラン・キュベ・スペシャーレ

なんですね!

三十年のヴィエ・ヴィーニュにして、SO2を極力抑え、最大限に凝縮性を極めた、それこそスペシャーレ♪

さてそのヌーヴォーはどないでしたでしょうか?

もちろん濃厚です!香りも見事です!!
味わいもタンニンの骨組みも堅牢で、しかも緻密なマッセで迫ります!
いや~~!面倒くさい事言いませんが、これも一つのワイン文化??

そこまで言わせる、ドミニク・ローラン渾身のガメイ ヌーヴォーの権化とでも言いましょうか・・・

凄い事です!・・・ホンマにもう!!

連休中日にブルピノ開けました!

2008-11-25 23:05:53 | ワイン
明日が休みであれば、それなりに腰を据えてですね、
何か気になる一本でも開けよーか!

てことにもなります・・・

そう言えばと、気になっていたACブルピノの古酒をササッと思い出しまして、
最近手軽に開けれるデイリーの欠乏症に喘いでいたワタクシとしては、
明確にコレノミタイ♪という意思表示が短時間に発症したことに、
嬉しくもあり・・・驚きでもあり・・・であったんですが・・・
その件(くだん)のブルピノが↓

1991 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール キュベ・アレクシス
                      ジャン・フィリップ・マルシャン
だったんですね!

この造り手は、現当主で7代目、
まあ世間の風評で特筆すべきは、かのロマネ・コンティで有名なドメーヌ、
すなわちD.R.C.の事ですが・・・
その7代目が、そこの醸造長のイスを蹴ってしまった、
という勇ましい逸話があるわけです!

それから、フィリップ・パカレの醸造から瓶詰めまで、
全ての工程をここのドメーヌで行われている事も有名な話とか・・・

でも、D.R.C.とパカレはどう繋がるのか分かりませんが・・・

とにかく、そんな曰くつきのドメーヌの91年もの!

確かに、ACルージュのアペラシオンを遥かに凌駕する、
見事な香気を楽しませてくれます。

微かなミネラルに、スーボワ・・・
シャンピニオンと湿った下草、そしてセミドライのプラム♪
更には何種かの東洋風の香辛料の香りと焼き菓子の風味を感じます!

味わいの奥行きはそれなりですが、
十分なニュアンスと広がりを持ったフルーツは、確かに格はヴィラージュ以上!

ある意味このブルピノ、ちょっとした驚きでした!

このジャン・フィリップ・マルシャン・・・
思い出のワインでもあります!

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これの03物がこの値段で↓
これはお買い得?