The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

クラシックな造り手を今すぐ飲むすべ・・・

2008-06-30 22:55:40 | ワイン
白のコルトン・シャルルマーニュや赤のマジ・シャンベルタンなど、
フェヴレイの優れたグランクリュは枚挙の暇もないわけですが、
ではそれらをどう飲むのかがヒジョーに難しいわけです!

2007年に97’コルトン・シャルルマーニュを飲んで感じたことは、
熟成期間としての10年のストロークはあまりに短すぎると言うこと・・・

ギュッと凝縮した果実が解けるのは何時の事でしょうか?

クラシックで秀逸な造り手はいつもそう・・・

こちらもそれを理解しつつ関わるのが肝要で、
ついついクローズした状態を見て、その造り手の凄さを見逃してしまうことも間々あるわけです。

ある日キッチンKで、T商店から調達した04’マコン・ルージュ フェヴレイをご相伴に預かりました。

どうも最近、それをバイ・ザ・グラスで重宝しているとの事・・・

それもそのはず、すぐ美味しい♪凄く美味しい♪♪
どっかのコマーシャルを思い出します!

クラシックな凄腕の造り手は、まずはこの辺のクラスで舌慣らしをしますと、
マコンでも、ただのマコンではないことがスグサマ判明するわけでして、
結構楽しませてもらえる訳・・・

とにかくフェヴレイの底力を感じてしまいます!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

T商店の残っていました、しかしこの良心的なお値段↓



ロビンちゃん完全復帰?

2008-06-29 21:16:17 | ライフ
今度の8月に12歳を迎えますのは、我が家の3女にして5番目の子供?
説明するまでもなく、それは金髪メス犬ロビンちゃんのことです!

実は12歳って犬年齢を人間に換算すれば85歳になるんですね・・・

随分前のことになりますが、そのロビンちゃんが最近体調を崩しまして、とうとう手術をすることになりました。
実はそれも無事終了し、ほぼ一ヶ月を経過したところであります。

術後の最初の2週間は相当痛そうで(痛いとは言いませんが・・・)
とても目を向けられませんでした。

3週間目にやっと散歩を開始し、最近やっと自己主張の吼えも始めたところであります。

85歳の三女・・・
そんな事もあって、室外犬も室内へ向かい入れることも多くなりました!

完全復帰もあとわずか?でしょうか・・・
ワタクシ密かに願っております!

ラドワの果実に惚れました・・・

2008-06-29 13:02:29 | ワイン
普段飲みのワインの欠乏症に陥って相当の年月を経過しております!
やはり気の利いたブルピノで、懐を痛めない物を常時用意しておくことはワインヒ-トの必須条件ですよね・・・

上の段から最下段まで、相当な時間を費やしてとうとう適切な物が見つからず、
古いヌーヴォーなんかでお茶を濁す不快感!

最悪です!

そんな事のために、先日ある廉売のワイン屋さんのオファーで、
ブルピノ5本で運送料込み、内税、チョッキリ壱万円♪の商品を買ってみました!

その中に02’物のラドワ・ルージュが入っていたのですよ・・・

ラドワはニュイとボーヌの境目の小村ラドワ・セリニーの地所でして、
近隣にはぺナン・ヴェルジュレスやらアロース・コルトンなんてのもあるわけですが、まあ一番地味な地所ですよね・・・

一部コルトン・シャルルマーニュの畏敬の恩恵により、
小耳に挟む事もないわけではないのですが、いずれ珍しい地所・・・

とうとう昨晩、そのラドワに手がかかりました!
造り手はガストン・エ・ピエール・ラヴォーで、これまた無名・・・
でもその筋に詳しい究極のワインヒート氏によれば、著名な造り手も足繁く通うドメーヌとの事・・・

さてそのお味は・・・

02’にしてエッジはアンバーな色合いを見せています。
注がれるとすぐに甘い香り♪
どうでしょう?サンザシや熟したプラムのアローマに、
スイカジュースのニュアンスと言ったら語弊があるでしょうか?
でもいつものニュイとは違います!
ぽってりとした柔目のフルーツはもう既にテロテロ・・・
炎天下の農作業の後に完熟フルーツをその場でもいでカブリツイタ感じ?
とにかく、面倒な事はなしで、素直に美味しいんですよね・・・

もう1000円安ければデイリーにお勧めなんですが・・・
今のブルゴーニュでは無理ですよね!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

02’ラドワここで単品で購入できます!


S藤允彦 ライヴ イン Sピーク・ロウ

2008-06-28 20:58:43 | ミュージック
久しぶりの半ドンの木曜日でした。
帰りはバスを乗り継ぎ、山岸まで歩きます。

そういえば89’息子の19回目の誕生日を昨晩前倒しいたしました。
記念日には万障繰り合わせの上集合する家族であります!

ウォーキングの足元がおぼつかないのは、昨晩の美味しい酒の所為?でしょうか?

さて、日中は大通りを闊歩し、『珍M』で冷やし中華を食べました。
ぷりぷりの海鮮と食感のキュウリが心地よく、強めの酢味が胃に染み渡ります!

それから昼下がりはマイルスの『イン ザ サイレント ウェイ』を聞きながらウタタネ状態・・・こんな骨休みは年に何度もありません!

全て、その日の夜のライヴの為の前奏曲・・・なんですね・・・

そうですね、風貌はどこかの哲学科の教授然と言ってもいいでしょう・・・
センスの良いシャツと仕立ての良さそうなジャケット!
ロマンスグレーの髪には整髪料もつけてる気配もなし・・・
思索的な眼差しに気の利いた洒脱なトークで会場の和ませます。

そんなピアニストで作曲家にして編曲家・・・S藤允彦!

とうとう、夜の盛岡『Sピーク・ロウ』に登場いたしました!

サイドを固めるのは、御馴染みネイティヴ・サンの村K寛のドラム、
今をときめくB-Shot Creations のK藤紳一のベースの布陣!

さてそのライヴはK・ジャレットをも連想させる大音響のピアノのインプロヴィゼーション!
ある時はリッチー・ヴァイラークの凪を思わせる調べかと思えば、
次なる展開は手に汗握る、トリオの掛け合いと、それに連動する心地の良いスイングなんですね・・・

8:00から11:00までの3時間息もつかせぬ白熱のライヴ・・・
40数年のピアノ経歴に思わず頭をたれるのみ!

Sロウのオーナー氏にも感謝です!

さんざん飲んだ挙句のヴェルメンティーノ!

2008-06-25 22:32:58 | ワイン
前回のボン・ションスもいつものように保守本流の流れでした。

後半は華やかなシャンボール・ミュジニー・サンティエ シゴーの98’物を飲み、プティ・ガレージ・ワインのラクロワ・トリュフォーの96年物をしなやかに飲んで、さてフィナーレという感じでありました。

でも、何かが足りない・・・
そう思ったのはワタクシだけ?

ともかく、何かを出したほうがイイ感じだったんですね・・・

そこで出したのが、軽く冷やしたヴェルメンティーノ!

ヴェルメンティーノはサルディーニャ⇒リグーリア⇒トスカーナと渡ったイタリアの地場品種なんですね!

その日はトスカーナはボルゲリのヴェルメンティーノ!
造り手は御馴染み『チェラルティ』でした。

清涼感のある風味とグレープフルーツやレモングラスの香りを感じます!
わずかな洋ナシのコンポートやバターのアクセントは気軽なワインとは一線を画する物・・・
味わいはフルーティーさにも苦味と滋味っぽい底アジがゴージャスで、
硬軟取り混ぜて、時間をかけて楽しみたいワインであります!

飲んだ挙句のヴェルメンティーノ・・・
そうゆうタイミングでは、結構納得の白イタでしょう!