The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

マッツェイの05’テヌータ・ベルグァルド

2010-06-05 22:47:48 | ワイン
1400年代からワイン造りに携わっている、カステロ・ディ・フォンテルートリは、


かのカルロ・フェリーニがエノロゴに就任してから11年を数え、


そこのあるワインが、『ガンベロ・ロッソ誌』のトレ・ビッキエリを、


9年連続獲得しているのは、余りに有名な話ですよね・・・


そのワインこそ『シエピ』なんですね♪


随分前の事になりますが、99年物の『シエピ』を飲んだ記憶があります!


今回、そこの造り手のマレンマで造る、スーパー・タスカン、


2005年物の『テヌータ・ベルグァルド』を宅飲み致しました!


ゼータクでしょ!


本当に久しぶりに、宅飲み致したわけですが、何とはなしに、


濃いのが飲みたくなりまして『ベルグァルド』を開けたんですね・・・


名前からして、いかにも濃そうですが、


実際のはなし、濃厚なタスカンを地で行ったような、ワインなんですね・・・


トップには濃密なカシスと、酸味を感じさせるスグリの風味が前に出まして、


ジュヌパベリーや黒胡椒のアクセントが見え隠れ致します。


甘く濃密な果実には、マレンマらしく塩味を感じ、


それが意外な抑制効果を発揮するわけです!


あくまでも、フルーツは伸びやかで、タンニンもシナヤカで優しく、


シッカリとしたエキストラクトが、味わいのイイ具合の、絶妙な調和を生み出します!


今考えて見ますと、こんな時代になったんだな~~~


と感心する事然りなんですね!


何が感心か?と言いますと、『イタリア・ワインが美味しくなった!』ということ♪


1981年に盛岡に帰ってきまして、いろいろワインを飲み漁ったわけですが、


その当時のイタリアワインに、ロクな物が無かった!(フランスワインと比べてですが)


初めて美味しいと思ったワインが、これがビックリするハナシですが、


当時日本に入荷したばかりの、なんと『サッシカイヤ』でありました!


飲んだ場所は、ドーナツビルの2階、フォルスターのセラーにゴロンと入っておりました!


マッツェイ飲んで、そんなことも思い出したんですね・・・


これも随分セピア色な、お話ですが・・・


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ベルグァルド05’はここ↓