The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2007 バッルーア イソーラ・デイ・ヌラギ サルディニア

2012-08-28 05:31:56 | ワイン
実はずっと前から、このワインのことは気になっていたのですが、
やっと今回、いつもの和食屋さんに持ち込んで、飲むことが出来ました。

その和食屋さんも、ホントウに久しぶりでして、
表題のような濃厚系イタリア・ワインと何を合わせるのか?と不安も抱えつつ、
お邪魔をしたわけです!

ワインが登場するまでは、この流れ↓



『バッルーア』!!!
このワインは、数年前に西麻布の『ヴィーノ・デ・ラ・パーチェ』を覗いたときに、
イタリア・ワインでは知らない人の居ない、あの超有名ソムリエさんのご紹介でした。



何でもこのワインは『テヌータ・サン・グイド(サッシカイヤ】』と、
サルディニア島の『サンターディ』のジョイント・プロジェクトで出来、
しかも『ジャコモ・タキス』がエノロゴで加わっているとの事なんですね・・・

そんなことで、それから衝動的に買い込んで、今に至ったわけです!

あれから数年間、セラーの奥底で出番を待っていたわけですが、
今回、和食屋さんのある素材の、ある調理法での食べ物に合わせて、
登場させましたら、コレが何とも良い塩梅のマリアージュが完成し、
ヒジョーに楽しく食事が出来ました♪

で、それがこのショット↓



初物の『秋刀魚』を刺身でもなく、タタキでもなく、フライにしてもらって大正解!
旨いことマリアージュして、美味しくいただけました。

濃密なガーネットの液体は、エッジも向こうが見えないくらいでして、
色合いからはフルボディー!

でも飲んでみますと、果実味も十分に主張する、ミディアムな味わいでして、
後腐れなくスルスル飲めて、食事ともよく合います!

チョットしたハーブのアクセントに、焙煎珈琲の風味があって、
そこに濃密なプルーンのエキスとブラックカラントのアロマが立ち上がります。

コレは正しく南の葡萄の風味でしょうが、そこにはソコハカトナイ品格を漂わせ、
なおかつ正統性を垣間見せてくれるわけなんですね・・・

『カリニャーノ』85%、『カベルネ・S』10%、『メルロ』5%のセパージュで、
名エノロゴの手に寄って造られた『サルディーニャ』!

もし、価格帯がもう少しこなれたら、アルと思います!