これだけ暑い日が続いては、ワインを飲む気力も失せるでしょう!
特にも濃~いイタリアのトスカーナ・ボルドー系は・・・
まあ、それがリユウではないのですが、
実際にここ数日、我が家での赤ワインの消費量が激減しております。
じゃあ、何を飲んでいるのか?と言いますと、
ビール?ハイボール??キーンと冷やしたピノ・グリ???
てな調子で、いつもの通りに休むことなく、
何かしらのアルコールの注入は続いていて、
小ぶりな行脚もあるにはあるんですね・・・
さて、まずはそんな状況でして、そういえば濃~いトスカーナで思い出しましたが、
『出張キュイジーヌ』に奮発して出展した『97’パラッツィ』についてのコメントが、
ソノママになっていましたので、この場を借りて報告させていただきます。
説明するまでも無く、この『パラッツィ』は、1997年がファースト・ヴィンテージなんですね。
しかも、1999年までの3つのヴィンテージをリリースして生産中止となっていました。
なっていました!と言う通り、実は2009年が最近リリースの運びとなりまして、
これが何と10年ぶりというわけです。
しかしながら、そのセパージュは2009年物はメルロ100%とのことでして、97’~99’までのメルロとフランの混醸とスタイルを変えてきたということなんですね・・・
さて、アンドレア・フランケッティは何を考えてそうしたのか?
まあこれは謎ですが、15年の熟成期間を経た『97’パラッツィ』は、
実に美味しくメタモルフォーゼしていたんですね・・・
色合いは濃密なガーネットに輝きまして、奥底に芯のある黒瑪瑙のごとき暗黒の世界、
それでもエッジには琥珀がかった陰影が見て取れます。
大ぶりのボルドー系グラスに注ぎますと、まずはミネラルの発露があって、
続いて明瞭なジンジャーやシナモンを感じ取り、そしてスパイスの坩堝へと絡め取られるわけ・・・
この熟成での香りの変容はボルドーのそれではなく、
これこそ熟成したタスカンの姿なのだ!と暫しグラスに鼻を近づけて離さず!
そうこうしている内に、あまやかなヴァニリンと、
ブラックベリーやプルーン・エキスのアロマが立ち上がり、ソウソウこれ!となったわけ。
果実は内実も増しつつ、骨組みは残しつつも、しなやかで甘い!
酸度は元より控えめであっても、時間とともにフルーツの調和は均衡を取っている・・・
さあでは、このコスパで15年熟成のボルドー・グラン・クリュ・クラッセのどちらを選ぶのか?
これはヒジョーに難しいところでして、筆者は飲み手の好みに委ねるのみ・・・
でも、その日のイタリアンでのバルサミコと赤ワインでソースしたメイン・ディッシュには、
流石に『パラッツィ』が合うのでしょう!という事だけは言えるのでしょう。
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ココにありました、最安値↓
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まあ、それがリユウではないのですが、
実際にここ数日、我が家での赤ワインの消費量が激減しております。
じゃあ、何を飲んでいるのか?と言いますと、
ビール?ハイボール??キーンと冷やしたピノ・グリ???
てな調子で、いつもの通りに休むことなく、
何かしらのアルコールの注入は続いていて、
小ぶりな行脚もあるにはあるんですね・・・
さて、まずはそんな状況でして、そういえば濃~いトスカーナで思い出しましたが、
『出張キュイジーヌ』に奮発して出展した『97’パラッツィ』についてのコメントが、
ソノママになっていましたので、この場を借りて報告させていただきます。
説明するまでも無く、この『パラッツィ』は、1997年がファースト・ヴィンテージなんですね。
しかも、1999年までの3つのヴィンテージをリリースして生産中止となっていました。
なっていました!と言う通り、実は2009年が最近リリースの運びとなりまして、
これが何と10年ぶりというわけです。
しかしながら、そのセパージュは2009年物はメルロ100%とのことでして、97’~99’までのメルロとフランの混醸とスタイルを変えてきたということなんですね・・・
さて、アンドレア・フランケッティは何を考えてそうしたのか?
まあこれは謎ですが、15年の熟成期間を経た『97’パラッツィ』は、
実に美味しくメタモルフォーゼしていたんですね・・・
色合いは濃密なガーネットに輝きまして、奥底に芯のある黒瑪瑙のごとき暗黒の世界、
それでもエッジには琥珀がかった陰影が見て取れます。
大ぶりのボルドー系グラスに注ぎますと、まずはミネラルの発露があって、
続いて明瞭なジンジャーやシナモンを感じ取り、そしてスパイスの坩堝へと絡め取られるわけ・・・
この熟成での香りの変容はボルドーのそれではなく、
これこそ熟成したタスカンの姿なのだ!と暫しグラスに鼻を近づけて離さず!
そうこうしている内に、あまやかなヴァニリンと、
ブラックベリーやプルーン・エキスのアロマが立ち上がり、ソウソウこれ!となったわけ。
果実は内実も増しつつ、骨組みは残しつつも、しなやかで甘い!
酸度は元より控えめであっても、時間とともにフルーツの調和は均衡を取っている・・・
さあでは、このコスパで15年熟成のボルドー・グラン・クリュ・クラッセのどちらを選ぶのか?
これはヒジョーに難しいところでして、筆者は飲み手の好みに委ねるのみ・・・
でも、その日のイタリアンでのバルサミコと赤ワインでソースしたメイン・ディッシュには、
流石に『パラッツィ』が合うのでしょう!という事だけは言えるのでしょう。
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【テヌータ ディ トリノーロ】 パラッツィ [1997] 750ml 赤 Tenuta di Torinoro Palazzi |