The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

日仏セミヨン比べ?

2012-08-10 04:34:47 | ワイン
まあ、我々日本人の食卓には登場することの少ない品種ですが、
先日遂に、とあるところで、『06’セミヨン シャトー・ジュン』を飲むにいたり、
このワインと本家のセミヨンとを、飲み比べたらどんな具合だろう?
とのギモンが頭をもたげ、こんなことになったわけ・・・

で登場させた『セミヨン』は次の2本↓



ご存知、ニッポンのセミヨンの最高位と自分では思っている、
2006 セミヨン シャトー・ジュン 山梨

フランスはソーテルヌの辛口仕立て、セミヨン80%でソーヴィニヨン20%の、
1996 ギレム・ド・ファルグ ボルドー・ブラン

だったんですね・・・
同じセミヨンでも、こうも違うのか?と感心しながら飲みましたが、
1本のワインとして、総体的にその調和などを考えながら、飲み込んでみますと、
一定のコクが有って、香りが高く、爽やかで、飲み口の良い『シャトー・ジュン』に、
ワタクシは一票!という感じでありました。

もちろん、ソーテルヌ地区の辛口ブランは、私どもの食生活には無い、
別の飲み方、もしくは料理の合わせ方が有るのでしょうから、
軽口にこんな事は言うべきではないのでしょうが、
いずれニッポンワインも10年前とは全然違う状況になってきたんだなあ・・・
と、隔世の感を禁じ得ないのは、ワタクシだけではないのでしょう!

『ポスト・サンサ』の『アル・Fルノ』での、出来事でした。