御嶽山の噴煙です。
宮峠の南側に半分くらい降りたところから、御嶽山の噴煙がよく見られました。
お昼前、運転していたのですが、向かい側の山の稜線から、きのこの形をした雲が沸き立っていました。
面白い形をした雲もあるものだと思ったのですが、すぐに、噴煙だと理解しました。
宮峠から南東の方向に見えます。
快晴のため、白い噴煙がきのこの形をしていているのが際だっています。
周りには、細かい蒸気のような靄もかかっていました。
まだ活発に活動しているようです。
高山の人にとって、御嶽山は、北アルプスの中ではどちらかというと馴染みが薄い方です。
なんといっても、乗鞍岳が一番馴染み深いでしょう。
今回の噴火も直接的な被害はないですし、傍観している感がありましたが、噴煙を直接見てみて、いっきに身近に感じてしまいました。
火山が噴火したんだと、あらためて実感しました。
しかも信仰の篤いお山ですから、ある意味、神様のお怒りに触れた、とも思ってしまいます。
非難に遭われた方々もお気の毒ですが、現在、捜索に関わっている方々も、大変な苦労をしながら活動されているわけで、本当にご苦労様であります。
さて、身近な乗鞍岳ですが、こちらも、要注意火山になります。
というか、なっていることを改めて認識しました。
乗鞍岳は、過去数回登ったことがあります。
車で行ける畳平というところから、1時間30分ほどで剣が峰まで登れますので、比較的登山の楽なお山です。
じじつ、小学校の低学年でも問題なく登れます。
ですが、本当は、いつ噴火するかしれない火山なのです。
噴火したなら、今回の御嶽山の噴火とは違って、こちらにも相当な被害が及ぶでしょう。
そうならないように、お怒りにならないよう、祈る必要があるかもしれません。