今朝、街は霧の中。
最近多いですけれど、気温がそこまで下がらなかったからでしょう。
暖かい朝なのです。
といって、氷点近くなのですが……
あまりきれいな写真ではありませんが、実際目で見ると、もっと霧は深いです。
岐阜新聞に、『素描』と題したコラムが載っています。
日曜日担当なのか、一週間に一回だと思いますが、絵本のお店『ピースランド』店主である、中神隆夫さんが執筆されております。
うちから歩いて5分くらいの近くにそのお店はあります。
店主の中神さんは私の知人でもあります。
毎回楽しみに読ませてもらっているのですが、今日の話はけっこうショックを受けました。
小学3年生のSちゃんはよくお店に来られて、その時、店主の中神さんにお手紙を渡すそうです。
配本された作品の感想などが書かれているそうですが、その続きで、(岐阜新聞の素描からそのまま掲載します)
「……私が一年生の頃、コロナで二、三日おきにしか外へ出られなかったので、先生に必死で『花壇に水やりするから外へだして』と頼んだことがあったからです……」(作品のヒキガエルに感情移入した旨が書かれています)
一般的に見て、大人が客観的に見て、コロナ禍では、学校は外での活動を自粛していると捉えていました。
そうなんですが、子供たちにしてみれば、学校内に閉じ込められていた、ように感じられていたということですね。
子供たちは自由に外へ出たかったのですよ。
それが禁じられていたのですから。
必死に頼んだのですから、外へ出してくれと。
子供が感じたことですから、けっこう辛かったのでしょう、外へ出られないことが。
どこの国のことだと思ってしまいます。
あまりに異常ではないですか。
子供たちの心が傷つけられていた、とコラムは絞められていますが、まさに、今更ながら私も気がつかされました。
当時の教育評論家の方々は何とコメントしていたでしょうね。
間違いなく、子供たちの成育に影響を及ぼすことだったのに、誰も何も言わなかったのでしょう。
未来を担う子供たちへの影響です。
そのことは、精査されることなく過ぎてしまいました。
近い将来、同じようなことが起きた場合、誰かが、「間違っている!」 と声を上げることはできるのでしょうか。