戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

30年ひと縛り

2022年03月31日 | お店

雨が止みました。

昼前まで降っていました。

小降りだったですけれど。

雨が降ると、仕事が休みになります。

そんなフレーズがありましたが……

というのも、ハウスにビニールがかけられないためです。

ハウスが起動しないと、苗を植えることができません。

苗を植えられないなら、種を蒔くことができません。

結局、仕事が停止してしまうのです。

もっともハウスが建ってしまえば、いきなり忙しくなりますが……。

それでも、需要があるか、ですよね。

夏以降、秋にかけて、花の需要があるかというのが大きいのです。

花ですから、平和でなければ、売れません。

現在の世界は、コロナを含めて、戦時下のようですもんね。

花を愛でる余裕があるかですよ。

もっとも、花見をする余裕はあるのですが……。

そんなことをつらつら考える今日は、3月31日です。

年度末ですね日本では、学業でも仕事でも、変わる時期です。

うちでも、緑亀のズブさんが、外の水槽に戻って来ました。

冬中、サンルームの中にいましたから。

猫のパリさんも挨拶に来ます。

パリさんよりズブさんの方が年上です。

パリ11歳、ズブ17歳、いずれも推定年齢ですが……。

そんな年度末、親戚の贈答品を扱っていた酒屋さんがお店を閉じました。

31年だそうです、夫婦で始められて営業していた年月は。

31年前の開業日、お店の前で追突事故がありまして、お客さんで大賑わいなのに、事故の処理もしなければと、てんやわんやになっていたのを思い出します。

今日、廃業なされたのです。

今時は、どこのお店も大変でしょう。

廃業するのはぜんぜん珍しくありません。

かく言う私も、3年前にお店を廃業しました。

私は3代目でして、開業から90年ちょっとで店を閉めました。

30年が一つの目安なんですね、締めるにしても変わるにしても、30年だということです。