普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

これからは一歩も退くな管政権

2010-09-26 16:47:58 | 外交・安全保障

 心配症の私が心配したように、今回の中国船長の開放が更なる中国の日本に対する謝罪と賠償の請求のかたちで現実化しました。
 今朝の読売新聞の Web版では、釈放-収拾のはずが…交渉カード失い目算狂う
「船長釈放は屈辱的退却」米紙が酷評の報道に対して、外務省幹部は謝罪・賠償要求に応じる必要ないと下記のように言っています。
 
船長釈放を受けても、中国側は強硬姿勢をゆるめていない。中国の声明は、尖閣諸島の領有権主張をさらに強める内容となっている。
 政府としては、日本国内で船長釈放への批判が強まっていることもあり、「中国の声明を放置するわけにはいかず、事実上の対抗措置」(外務省幹部)として談話を発表したとみられる。

[私の意見]
 今回の問題は日本の立場で考えれば日本の領土を奪われるか、または竹島のように実効支配されるかの一種の国難です
 竹島の場合は自民党政権が韓国のへの配慮でずるずる韓国から実効支配されてしまったのですが、尖閣諸島の場合は日本が最初から固有の領土として一歩も退かずにやってきましたので、外務省の言うようにこの線をすすめるしかありません。
 そこへ中国が横やりをいれ、自国の領土であると一歩も退かぬ構えを見せています。
 しかしマスコミの多くが指摘するように、ここで謝罪や賠償をすれば、尖閣は中国の領土であることを事実上認めたことになるから、日本もここで引き下がる訳には行きません。
 正に両国とも一歩も退けぬガップリ四つの状態です。
 そして中国の脅威に晒されている東南アジアの各国や千島列島を不法占拠しているロシヤがその成り行きを見守っています
参照:南シナ海、中国実効支配に懸念…東南ア諸国 
 ここで日本が退けば安全保障だけでなく外交上からも(船長釈放での後退からさらさらなる)大きな後退をすることになります。
 しかも日本は紛争解決のための武力行使は出来ません。
 その上日本の後ろ楯となるべき強硬中国、目算狂い長期化懸念
の米国は少なくとも表向きは船長の開放を歓迎しています。
 一方、相手国は反日教育が徹底した中国の国民は政府を支持し、一党独裁の政府は国の長期的な利益を優先のため今回の日中の対立で不利益を被る企業を押さえ付けるなど平気でできる国です。
 そんな中国に対して日本で出来ることは
国民が一致して今までの船長逮捕までの対応を支持すること
  自民党の谷垣さんが政府の批判は良いと思いますが、「直ちに国外退去させた方が良かった。最初の選択が間違っていた」と述べ、政府の対応を批判した
そうですか、このような中国側に有利になるようなことは、心ではそう思っても絶対に公にしてはいけないと思います。
菅内閣の弱腰姿勢を追及すること
・情報戦を世界的に展開すること
  前原さんが言ってきたビデオを公開すること
  日本の領土であるとする論拠を公開すること
  紛争の平和的な解決を目指すために国際司法裁判所に提訴も辞さず、その決定に従うことを表明すること
(これに対して中国は応じないと思いますがそれは明らかに中国側の不利になります。)
企業は相手国の締めつけに対して弱音をはかないこと。増して政権に対してもっと譲歩しろなど要求しないこと
・レアメタルぎ禁輸するなら今こそ金の使い道がなくて困っている円高の日本は、思い切って政府の資金で中国外に資源の開発に投資し、強い意欲を示すべきです
・日本は過去平和を願って竹島問題のように譲るだけは譲って来ました。
・然し今回の問題は戦争はしないが煮ても焼いても食えないど独裁中国との争いです
・民主主義の日本は戦時中のことを思い出して官民が心を一つにして、武力なしに戦うしかありません
・勿論、紛争解決には硬軟の作戦や、虚々実々の駆け引きがいると思いますが、少なくとも中国にこれ以上譲る態度は見せる訳には行きません。
・そしてその対策検討には安全保障専門の野党の政治家や、民主党に批判的な識者も総動員すべきですし、彼らもそれに協力すべきだと思います。 
(私は日本国民なら必ず協力すると信じています。)

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