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普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

菅、小沢陣営の代表選雑感

2010-09-04 12:06:26 | 菅内閣

[テレ朝の「スーパーモーニング」と読売の「ウェークアップ!ぷらす」]
 昨日のエントリーでテレ朝の「スーパーモーニング」での小沢さんとテレ朝のコメンテーター陣との討論の最後に鳥越さんの「今日は楽しかった」の発言で驚いたことを書きました。
 詰まり小沢さんの考えと鳥越さん意見が似ていることに満足したのでしょう。
 それに比べて今朝の読売の「ウェークアップ!ぷらす」では出演者の構成が全く違っていました。
 菅陣営から生方幸夫さん、小沢陣営から川内博史さん(双方とも衆議院議員)、一般から拓殖大学大学院教授の遠藤浩一さん、早稲田大学大学院教授の川本裕子さんに加えて自民党から石破茂さんがテレビ画面で出演、それに読売から解説の岩田公雄さんでした。
 にこれは正に報道を菅さんと小沢さんの政策を公正、公平に報道するための必須要件(両陣営、中立的な識者、できれば野党も出席)だと思います。
 強いて問題を上げれば、石破さんや昨日の小沢さんに比べれば陣営からの出演者がやや小物すぎることと、司会者の辛坊治郎さんがどちらかと自民党寄りの意見の持ち主だったことでしょう。
印象に残った発言
・遠藤さん、川本さん:「小沢さんの原点復帰は良いが、苦しい財政の中からどこを削り、どこに配分するかが問題だ。子ども手当てを出すために借金をすれば、その子ども将来の借金を負わせることになる。」
・川内さん:無駄を省けばどこからでも出てくる。例えば年金の積立金も現在約120兆円あり、毎年余剰金が2兆円でている、これを取り崩せば数兆の金はすぐに出てくる。 (数字は記憶によるもので川本さん発言の数字と違いがあるかも知れませんがご了承下さい。)
・辛坊さん:「えっ!!将来老人一人を若者一人で背負う時代が来ると言うのに、その貴重な積立金を今から取り崩してよいのですか?」
・川内さん:「むにゃむにゃ」
 これで小沢さんの言う財源問題解決策にも危ういことがあることが判りました。
 この他石破さんの民主党が抱える普天間基地問題の指摘などこの番組が視聴者に多くの貴重な情報を与えてくれたなど、前にも触れた「スーパーモンニング」より遥かに報道価値があると思います。 (また視聴率の点でも読売の方が遥かに良い数字を稼いでいると思うのですが。)

[民主党の地方議員は何を考えているのか]
 以前のブログで「麻生降ろしと菅降ろしの動き」に就いて、
 どちらもマスコミで批判を受けているが、反麻生の動きに対して地方議員からの批判を浴びた。
 菅降ろしの動きに対して地方議員からの批判がないのは何故?
と書きました。
 そして最近の各社の民主党支部へのアンケート調査によれは、小沢さん支持を明らかにしているのは小沢さんの地もとの岩手県と沖縄県だけだそうです。
 そしてその数字を見て何故地方支部から民主党支持下落に繋がる党本部でのコップの中の争いに意見が出ないのか改めて思います。
 
[幼児虐待と小沢さんの政治と金]
 小沢さんの「政治と金」に関する説明の「教権を持つ検察の強制捜査で黒にならなかったので潔白だ」を聞いて幼児虐待のケースを思い出しました。
 幼児虐待はその結果死亡に繋がるまでなかなか刑事事件になりません。
 刑事事件になっても、プライバシーに守られた密閉空間で証拠が得られなかったら、加害者は無罪になります。
  前記の番組でもその後の話題として、この問題を取り上げ虐待を受けた子どもを預かる施設の模様を放送していましたが、その親が警察に捕まったという話しは聞いたことがありません。
 然しどのケースであれ、その親たちは世間から批判の矢面に立たされます。
 何故なら親としてのモラルを問われているからです。
 小沢さんも同じだと思います。
 政治の社会と言う特殊空間、政治家と秘書と言う他に知られない空間で、証拠がないからと起訴されなかったとしても、全く根も葉もないことならともかく、幼児虐待の親と同じにそのモラルを問われるのは当然です。
 まして小沢さんの場合は根も葉もないかに就いては小沢さんの秘書が3人も有罪判決を受けているのす。
 幼児を虐待した人達は世間の白い眼に晒されて、自分の城に閉じ籠もるか、人の知らない土地に移るか、逆に肩を振って歩みせるしかないでしょう。
 小沢さんは今の所は無罪ですが、政治家としてのモラルの点から言えば、少なくとも大きな顔をして歩けるとは思えないと思うのですが。
 そしてもう一つ民主党はその様な人しか担ぐ人はいないのですかね。
 いや日本はそのような人を首相に担ぐしかないのですかね。
 外国のマスコミは秘書三人を犠牲にして首相にまで登り詰めて男として小沢さんを歓迎するでしょうかね。

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