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普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

菅さんの再選雑感・小沢さんの処遇ほか

2010-09-15 16:22:23 | 菅内閣

 菅さんが再選されましたがその前途には大きな難関を控えています。
 その中で継続的な政権交代を願う立場で民主党も自民党も頑張って貰いたい一庶民として、外野席から見た考えを纏めてみました。
[民主党へ]
・菅さんは減点方式で選ばれたこと十分に弁えておくこと(本人も十分に知っている筈ですが)
・トロイカ体制を作ると言うが鳩山さんは最高顧問位で祭り上げておくこと(私を含めて国民の多くはもう鳩山さんの発言を殆ど信用していないと思います。菅さんは鳩山さんがテレビに出るたびに民主党の支持率は下がっていることを知るべきだと思うのですが。)
・小沢さんは自分が主張する、地方交付金の一括支給など行政改革による財源の捻り出しの担当にすること(勿論小沢さんの立場を考慮して副代表にするか副総理にするかは考えねばならないと思いますが。)
理由
a.小沢さんが嫌われたのは「政治と金」だけでなく、その手法が民主党の利益中心、それと自分勢の力拡大中心とと思われていたことです。
 だからそれと縁の薄い場所で彼の力を発揮させることは、民主党政権のためにも本人の再起のためにもなると思います。 (勿論菅さんはこの点については警戒しているのは間違いないと思いますが。)
b.彼の所謂、剛腕が政治の裏側だけでなく、実際の業務に発揮できる(と思いますがどうでしょう。)
c.本人自身が一兵卒でやるといっています。
e.もし小沢さんがこれを快諾すれば、小沢さんの人気回復は勿論、民主党の支持率が一気に上がるでしょう。 (問題は菅さんがこれを持ちだす勇気と、小沢さんのこれを受け入れる度量の問題ですが、素人の私の言う通りにならない可能性は殆どないでしょう。)
・然しこのサプライズが実現すれば民主党内のぎくしゃくした雰囲気が一気に解消するのは間違いないと思いますが。
・小沢さんの支持者が言うように、菅さんがいずれ行き詰まるのを待つと思わせるような発言は、今のように厳しい環境のなかで民主党のためにもその支持する小沢さん本人のためにもならないと思います。
・小沢さん支持に廻っていた原口さん、細野さん、海江田さんなど優秀な人達で、小沢さんに余り近くない議員も登用すること
・逆に小沢さんべったりの山岡さんなどは排除すること(菅さんもそう考えているとは思いますが。)
・小沢さんの主張する政策で良い所は取り入れること。 (為替の介入、特別枠2兆円をどんと放り込む、円高を利用しての海外での資源開発など検討しても良いと思います。)
・子ども手当てなど野党やマスコミなどから批判の多い政策の金は、今の財政危機を理由に思い切って削減してその分を景気回復策に廻すこと(菅さんの一連の政策から言えば保育や介護施設の増設や改造などに思い切った資金の投入など出来るはずです。)
・雇用優先の前に誰でもが言う経済回復を優先すること。 (これは菅さんの経済ブレーンで、内閣府参与を務める小野善康・大阪大学教授の説の受け売りと言われていますが、菅さんは鳩山さんの軽率な発言の大失敗を繰り返さないように、発言の前に他の人の意見も聞く必要があると思います。)
参照:菅さんの消費税増税の問題点 

[自民党へ]
・自民党の谷垣さんの、「私どもは、一刻も早く解散・総選挙に追い込むということで、民主党と対峙をしていく」と言う発言が報道されています。
 その発言をそのままに取ると、今のような厳しい経済環境で、国会を政争の具にする、まして総選挙に持ち込むには時間がなさ過ぎる筈で、国民受けはしないと思います。 (もしマスコミがこれだけ切り取って報道したのなら、その内容をネットを通じて発信すべきだと思います。)
 みんなの党の渡辺喜美さんや新党改革の舛添さんのように「新政権とは是々非々で対応する」と言うのならわかりすが。
 国民の世論は自民党政権時代と違って、その菅内閣の支持率をみるように民主党にまだ優しいこと、菅さんを支持する理由の一つは今頃首相交代をする時期ではないと見ているようではす。
 まして国民は自民党が今のように厳しい環境の中で、民主党を倒して、また政治空白を作るのかと思う人(自民党支持者を含めて)が大半だと思います。
 今までの谷垣さん発言の報道見ますと、その考え方は世の中の動きと少しずれているような気がします。
 鳩山内閣発足後、対決姿勢強める谷垣さんは、肝心の予算委員会の筆頭理事に民主党と殆ど考えの変わらない加藤紘一さんを任命したり、若手の登用とトップの刷新を要求する若手議員の要求を拒否して自民党の支持率を低迷させ、最近の役員の改選期になってやっと石原伸晃さんや小池百合子さんなど若手を登用などなど。
 谷垣さんは世論におもねる必要はありませんが、もう少し世論の意味することも良く考えて対応すべきだし、谷垣さんを支える人達も彼を支え、忠告すべきだと思うのですが。

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