手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

健幸くらぶ 詩吟

2015-10-07 18:37:22 | 詩吟関係
  今日は全員参加でした。びっくりしたことがありました。先週欠席していたKOさん、ご主人がお亡くなりになってまだ二週間なのだそうです。全く気が付かないでいました。 以前から介護でご苦労されていることは知っていましたが、お亡くなりになったのを全く気が付きませんでした。多分新聞に出たのでしょうが同じ町内会でないので見落としたのだと思います。

 本当にご愁傷様とこの場で申しあげます。 今日「秋 思  許渾」をやりました。私の指導の一端を書いてみます。最初に私について素読をさせます。次に一人づつ素読をしてもらいました。次に詩文の内容について指導するのですが、こんな形で進めました。まず起句で「西風」という言葉が出てきます。これを指摘して、どんな風?と質問します。西から吹く風ということは判り切っています。そこで、西風の反対の風は?と聞きます。「ひがし風」と答えが返ってきます。そこで、東風は別になんて言います?と聞く。すると「こち」という言葉が帰ってきました。そこでその風は何時吹く風ですか?と聞く。するとさすが健康クラブの面々です。「春の風」と答えてくれました。そこで、戻って「西風」は何時吹く風かを確認させます。遠回りな説明ですが、面倒でもこのような手順で分かってもらう方が学ぶ楽しさを感じさせます。そこで、改めて起句の意味を理解してもらうのですが、むつかしい言葉があります。「樹」「枕は、熟語としては理解しがたいけれど、「樹」「枕」は判るわけです、そこに着目させて、西風、最後に出てくる秋という言葉をつなげて「木の枝や枕元を涼しい秋風が吹きぬける頃」と、それくらいに理解出来るでしょうと話してあげた。

 承句の「楚雲」「湘水」では、洞庭湖という言葉を知っていますねといい、「楚」は国の名前で洞庭湖のあたりは「楚」といわれていたこと、さして「湘水」は「湘江」という洞庭湖に流れ込んている川ですと説明します。そのうえで、雲と水を対比させ、水が川ならも雲は山になるとはなし、要するに山や川で一緒に遊んだ友達のことを思いだしていることを理解させます。

 そして転句の「高歌一曲」は、青春時代、友と共に歌った懐かしい歌を思い出し、大声で歌った、そして「明鏡」への続け方、歌い終わってふと鏡を見て思わずその鏡を覆ってしまったとなることを話す。そして結句を読み上げる。もうここまでくると結句の説明はいりません。「昨日は少年今は白頭」みんなどっと笑います。

 私たちの時代に置き換えて想像すると、秋風を感じもう秋が来たのだという感慨の中で高等学校時代 寮歌を歌いストームで飛び跳ねたときのことなどを思いだし「ああ玉杯に花うけて・・・」などと歌って、ふと側に置かれていた鏡を見て、今更年の流れの速さをかみしめる姿がみえてくる。此処は私のこの詩から受ける思いなのだけれど、一見むつかしそうな漢詩が実はこんなにも身近なのだと感じてもらいたかった。

 なんでもないことで皆様もこんな手法を使っていられると思いますが、指導法の参考になれば幸いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福祉センター詩吟 18名の参加でした

2015-10-06 19:16:33 | 詩吟関係
  素晴らしい秋空の一日でした。久しぶりに午前中パークゴルフ、山口西に行ってきました。どこかの町内会のような団体が大会をやっていてその中にはまって歩きました。前が4人で、かなり時間のかかるグループでついてゆくには助かりましたが時間がかかりました。これは最初のコースだけで、次のコースからは一人で歩けましたのでまずまずです。コースの芝はもう秋の芝になっていました。前回行ったときとまったく感触が違います。8日に町内のパークゴルフの大会がここであり、私も出ることになっているのですが、こんな調子じゃお付き合いするだけで成績を期待することはできません。明日も天気が良いみたいですから、午後稽古に行ってこようかと思います。

 午後は福祉センターの詩吟です。もう少し多く参加を期待したのですが、18名でした。前半「中秋の月 蘇軾」をやりました。初めに素読した後、こんな質問をしてみました。まず、漢字で「長」という字が何と読まれているか見てください。「とこしなえ」と読むのですね。こんな読み方があることを知っておきましょう。次に「銀漢」て何でしたと聞いた。これはすかさず「天の川」と返事が返ってきました。さらに結句「明月明年何れの処にか看ん」について、この明月を来年はどこで見ることになるのだろうと訳されるけれど、どこの土地でという思い以外の思いが込められていないだろうかと質問してみた。するとやや時間かかかったけれど一人が「生きるという思い」と答えた。来年生きていてこの明月を見ることができるという保証はない。はかない人生への思いが込められているのですねと結んであげた。

 後半は、「秋思 劉禹錫」をやりました。此処では起句で、春と秋どっちが好き?と投げて,承句の「秋日春暁に勝ると」で春の暁を歌った有名な詩を思い出せるかな?と質問してみた。答えることが誰もできなかったが「春眠暁を覚えず」といってあげたら、何人もが首をふって知っている知っているというサインを送ってくれる。

 詩吟を教える中で、当然詩文の意味を理解してもらわなければならないけれど、教材の通釈は書いてあります。だからそれを読めばいいわけなのですが、教える立場の自分の理解を自分の言葉でざっくりとはなしてあげるやり方を私はします。そして、先に書いたような質問もよくやります。歴史的なことを特に日本の詩では話すことが多い。これはかなり時間を掛けます。といっても吟とのバランスがありますから、長くても15分以内にまとめて話すことにしています。

 今や詩吟は高齢者の生涯学習の場で、吟道追求を声高にいう時代ではないように感じる。伝統芸能を楽しく学び、仲間との交流を深めることでよいと思う。楽しく学ばせてあげる手助けが役目だと思うことも必要だ。 楽しくというと直ぐ、詩吟なんてそんなものじゃないと反論が来る。しかし、楽しむことには質がある。質の高い楽しみ、上品な楽しみもあるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北詩連全道吟詠剣詩舞大会に出てきました

2015-10-05 18:32:53 | 詩吟関係

昨日、共済ホールで標記の大会が開催され参加してきました。写真は私とお弟子さん二人で「河内路上」の合吟をしている写真です。たまたま、孫の有紗が写してくれたものです。10時開演で終演が17時でした。全道各支部が20分程度の 構成吟を組んで出演していて、そのほか各会からの出演、友好団体代表から来賓として10名ほど参加くださいました。

 終了後、全日空ホテルで懇親会があり、大変な盛り上がりで盛会裡に終了しました。久しぶりのお酒、二日酔いのしない対策をして飲ませてもらいました。手稲に帰ってまたいつものメンバーで22時まで二次会をやって帰宅しました。

 今朝は二日酔いなし。午後の手稲第一教場も務めてきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平和教場 詩吟  欠席1名 明日は北詩連全道吟詠剣詩舞大会です

2015-10-03 19:00:43 | 詩吟関係
  天気も穏やかで平和教場に車を走らせるのも楽でした。明日が北詩連の全道吟詠剣詩舞の集いなのです。

 ここで宣伝をしておきます。
   
     明日、共済会館で北詩連吟詠剣詩舞大会が10時開演で開催されます。入場料は無料です。
        見学においでください。

 初めは6名の出席だったのですが、遅れて2名来て8名での稽古となりました。前半は通常の稽古。後半はこれからの大会の稽古としました。明日の稽古、と10日の文化祭の稽古をやり、さらに11月8日の西支部の集いの独吟の稽古もやりました。

 明日の全道大会、懇親会には一般会員は誰も出てもらえません。続けて10日に文化祭出演があり、11月8日にはできるだけ多く懇親会に出したいので無理はさせませんでした。本部には申し訳ないけれど会の事情もありますので勘弁してもらいます。

 私も、最近年のせいでしょう、めっきり酒に弱くなっています。明日はその対策をしながら宴会に参加します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手稲第二教場 詩吟

2015-10-02 19:39:05 | 詩吟関係
  暴風警報が出ていましたからどんな天気になるのか心配していましたが、特別のこともなく教室も実施できました。

 今日は、4名の稽古でした。4名とも12月の審査を受けることになっています。

 全くの新人Kさん、とても素晴らしい声です。先週まで6本でやっていましたが、声が余っているので7本にしました。全く問題がありません。言葉遣いがまだ練れてはいませんが、吟調はほとんど問題がありません.上の揺り落としがまだぎこちないけれど、三月しかたってない人の吟とは思えないくらいになりました。楽しみです。

 今度二回目の審査となるHIさん、2本できっちりできるようになりました。もう少し腹からの声になれば素敵です。この方も楽しみです。

 今度準5段を受けるKAさん、素読はとても上手になりました。褒めてあげました。声も今まで3本だったのを、今日は4本でやらせました。できました。声を出せるようになってきているのです。ただ、初めて挑戦する和歌にはてこづっています。準7段に挑戦するOさんも和歌で苦しんでいます。特別のことはないのだけれど、吟とは違うので戸惑うのですね。和歌は特に言葉の読み方が、詩吟とは違って言葉そのものの情感をしっかり受け止めなければなりませんから、その点がむつかしいのだと思う。結局、棒読みに近い人が多いのです。

 後半は、今後の大会の吟題を稽古させました。11月の手稲文化協会の「年忘れ演芸会」せめてもう一週間後にしてほしい。このままだと11月第2週に固定されている北詩連西支部の大会と連続するので、辛いのです。ひょっとすると来年は辞退することも考えなければなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロッテCSに出れるかも・・・?

2015-10-01 20:12:46 | 野球
今日現在、三位西武と四位ロッテの差は半ゲーム。今日ロッテは日ハムと札幌ドームで戦っている。5回終わって6対1でロッテがリードしている。西武はリードされている。ひょっとしたら、今日逆転してロッテが三位に浮上するかもしれない。でも、西武は今日で試合が終わるけれど、ロッテはまだ6試合残っている。6試合を3勝3敗で行けば3位になれるということだ。今の調子なら3勝は大丈夫のように思う。

 終盤になってからのロッテはとてもいい試合をしている。CSに出れると日ハムと札幌ドームで戦うことになる。最後まで力を振り絞ったロッテの方が勢いがあるから、ひょっとしてひょっとすることもある。もう少し楽しむことができかもしれない。

 今先発投手4人は結構いいし、リリーフは益田、大谷、内、西野とそろっている。ソフトバンクは優勝決定が早過ぎたのが仇となることもある。ありえないことだけれど、ロッテが最後を飾るなんて夢みたいなことを想像したりしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする