手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

肺気腫という病気   見た目には病人でない

2015-10-21 18:29:08 | 身辺雑記
  肺気腫と診断されて25年、その前から症状があったのだから30年にはなっていると思う。

 現在85歳。体重60Kは数年変わらない。 久しぶりに会う人は等しく元気そうですねと言ってくれる。そのたびに、見ためだけはね!と答える。実際この数年でかなり病状が進行しているみたいで、歩くのがとてもつらい。おばあさん並みの歩き方です。我が家の二階、12段が一気に登ると上で息が切れ、しばらく呼吸を整えるのにかかる。晩酌などをして酔いがのこっいると、一段づつ止まってでなければ上がれない。

 私は姿勢が昔からきちんとしていて、背筋が伸びている。歩く姿勢も褒められる。だから見かけは健康そのものなのだ。

 今は二月に一度、北大の呼吸器科にゆき定期検査をして薬を戴いている。その度、飽和度(血中酸素濃度)の測定がされる。大体96%から97%の数値になる。だから酸素吸入の必要はないのです。

 これは多分リハビリーになっているのだと思うのですが、詩吟を40年以上やってきています。現在も週5回教室で教えています。詩吟の声は健常者に負けないくらいに出ます。ただ、肺活量が減っていますので、ブレスをきちんとしないと時として息切れ現象が起きます。カラオケにもよく出かけますが、歌うことで困難を感じない。

 北大の第一内科に20年以上通っていて、患者の仲間を見てきていますが、私だけが残っているみたいです。治る病気でないから、来なくなっている方は多分ほとんどが亡くなられたのだと思います。

 現役中はヘビースモーカーでした。それがこの病気の原因だったのです。今、カラオケに行く店で店の中でタバコを吸う人はいなくなった。行き始めたころはいたのですが私がタバコはだめだと話したら、店が気を使って、私のいるときだけかもしれないけれど、たばこは外に出るようにさせている。

 肺気腫が進んで、歩くことがつらくなったことにより、好きなパークゴルフも出かけなくなった。これが体を硬化させる悪いスパイルになっている。正座ができず胡坐もかけない。時折、座る稽古などをするのだけれど三日坊主でたちます元通りになる。

 もう平均寿命も超えたのだから、いつ歩けなくなっても、ボンベを引っ張ることになってもおかしくないのだけれど、少しでもそれは遅くなってほしい。
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