昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

我が家の庭の福寿草

2012-04-26 17:00:18 | 日々の雑記
          亡き妻が 庭で育てし 福寿草
           今年も咲いて われを癒せり


 我が家の庭は、庭と言うには恥ずかしいほどで、猫の額のも及ばない家の周りのごく狭い空き地なのですが、植えている花木の数だけは多いのです。
 札幌や大夕張から、自家用車で何度か運んだ躑躅や石楠花、上司の家からのライラック等々、それに桜やサビタなどの他に草花を合せると全部で15種ほどが、まさに足の踏み場も無いほどに植えられているのです。
 私は、それらの花木の運搬や植え込みなどは手伝いますが、草取りやその他の世話は全部亡妻がしておりましたから、今にして思えばかなり大変なことだったに違いありません。
  
 さて福寿草ですが、もうかなり前のこと、亡妻が親しくしている町内の方から分けて貰ったものです。
 亡妻はことのほか大事にしてせいか、他の草花がいくらも年を経ない内に消えてしまうのに、この福寿草だけは律儀にも毎年咲いてくれるのです。
 昨年は亡妻が病いで何の世話もしていませんから、今年は咲かないだろうなと、なかば諦めておりました。
 しかしそんな私の諦めを見事に吹き飛ばしてくれるかのように、福寿草は活き活きと咲いてくれたのです。
 きっとこれも亡妻からの贈りものなのでしょう・・・涙ながらにしばしの間見つめておりました。

         ○○っよ・・・有難う!

すっかり花の数も少なくなりましたが・・・亡妻からの贈り物か・・・


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2 コメント

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素敵ですね。 (和花葉)
2012-04-29 14:34:55
私も幼い頃から福寿草が好きでした。
雪の下でひっそりと咲く姿を見つけた時の気持ちは今も懐かしいです。
春の息吹というか生きるを感じます。
亡き奥様もじゃこしかさんに、それを伝えているのではないでしょうかね。
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和花葉さま今晩は (じゃこしか)
2012-04-29 22:56:11
 コメント有難うございます。
 福寿草は春一番に咲く花なので、やはり色々
想い出が多いのです。
 いい歳をしていつまでも、イジイジとして駄目ですね。自分では判っているのですが・・・
 こんな年寄りですが、宜しくお願い致します。
 
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