ヒヨドリにお菓子を与えているのだろうかと、ふしんに思われるでしょうが、亡妻の月命日に御出でになった菩提寺の和尚さんが、亡妻に供えた菓子の賞味期限が切れた場合の対策として、ただ無闇に捨てることはしないで、小鳥にあげると供養になるのですと、教えてくれたからなのです。
昨年までは、餌箱に入れておくのはほとんど果物で、それも自家用に買って置いたものですが、うっかりして食べるのを忘れて仕舞い傷み始めた林檎や柿でした。
ところが亡妻のことがあってからは、家で用意した物のほかに、他所様からのお供え物が重なります。
早く食べてしまいば良いのですが、もともと病い持ちの身で、医者から血糖値の上昇は厳に戒められておりますから、そうは無闇に食べられません。
そんことから、期限の過ぎた菓子や、ところどころ傷み始めた果物などが出るようになったので、それで充分間に合うのでした。
いずれヒヨドリたちは山に帰ってしまうでしょうから、そうなったら今度はスズメたちが来てくれるでしょう。
初めは菓子など食べてくれるだろうかと気にもなりましたが、むしろリンゴなどよりも気に入ったようで、奪い合いながら啄ばんでいるのを見るに付けても、きっと亡妻も喜んでいるだろうと思うしだいです。
お供えものお菓子を啄ばむヒヨドリ
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同 上
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