昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

お菓子に夢中のヒヨ

2012-04-18 17:02:39 | 日々の雑記
 
 ヒヨドリにお菓子を与えているのだろうかと、ふしんに思われるでしょうが、亡妻の月命日に御出でになった菩提寺の和尚さんが、亡妻に供えた菓子の賞味期限が切れた場合の対策として、ただ無闇に捨てることはしないで、小鳥にあげると供養になるのですと、教えてくれたからなのです。
 昨年までは、餌箱に入れておくのはほとんど果物で、それも自家用に買って置いたものですが、うっかりして食べるのを忘れて仕舞い傷み始めた林檎や柿でした。
 
 ところが亡妻のことがあってからは、家で用意した物のほかに、他所様からのお供え物が重なります。
 早く食べてしまいば良いのですが、もともと病い持ちの身で、医者から血糖値の上昇は厳に戒められておりますから、そうは無闇に食べられません。
 そんことから、期限の過ぎた菓子や、ところどころ傷み始めた果物などが出るようになったので、それで充分間に合うのでした。
 いずれヒヨドリたちは山に帰ってしまうでしょうから、そうなったら今度はスズメたちが来てくれるでしょう。
 
 初めは菓子など食べてくれるだろうかと気にもなりましたが、むしろリンゴなどよりも気に入ったようで、奪い合いながら啄ばんでいるのを見るに付けても、きっと亡妻も喜んでいるだろうと思うしだいです。

お供えものお菓子を啄ばむヒヨドリ


      同  上

      同   上