昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

とるに足らない家の花ですが・・・

2007-06-14 21:15:43 | 日々の雑記
 わが家の庭は、家を建てたあとの残りの利用したものだから、庭と呼ぶには憚られるほどで、まさに「猫の額」さながらの狭さです。
 そして当初は初めて手にした庭だったので、物珍しさもあって手に入るものはすべて無秩序に植え込んでしまっていた。
 その時のツケが、その後の加齢からの手入れ不足とかさなって、今ではそれらの花木は、立ち枯れやら伸びほうだいで目も当てられない始末です。
 まさにそんな自慢にもならない花木なのだが、季節になると、咲く花の数にこそ多少のちがいはあるものの、律儀にもまた健気にも花を咲かせてくれます。

 今の世相の暗さや、やりきれないほど多くのニュースに滅入る時、何気なく見入る庭の花木の存在は大きい。
 いわく、果てることの無い親殺し子殺しや、人を人とも思わない殺人などの如何に多いことか・・・。
 殺人を犯しながら、「殺意は無かった・・・」と平然とうそぶく犯人、また「事故を惹き起こすほど酒は飲んでいなかった」と云いながら、三人もの人命を奪いながらに轢き逃げ事故を正当化する不埒な轢き逃げ犯たちには、ただただ暗澹たる思いで言葉もでません。
 それに連日のように報じられる国会ニュースも同じで、テレビなどニュースの時間帯は努めて見ないことにしています。

 そんな時、何処にでもあるありきたりの家の花が、とことん落ち込んだ気持ちを癒やしてくれます。

黄色と橙色のレンゲ躑躅

周りの雑草に追われて年々減ってゆく黒百合

この鈴蘭も年々花数が少なくなってゆく