昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

ちほららと桜が・・・そして開花宣言!

2006-05-18 21:14:19 | 日々の雑記
 昨夜の気象予報に反して、昼前から一気に気温が上がり遂に今年一番の暖かさとなった。この上天気に誘われて、6日ぶりに街中の公園に出掛けた。
 先日出掛けた時には、未だ開花していなかった桜は、その蕾の膨らみ加減からもう間も無くだろうとの予感があった。しかし幾ら今日が今年一番の気温になったからと云っても、瞬時の内の開花は一寸ばかり無理だったようで、確かに枝先の蕾が若干開いたのも見られたが、全体としては後2~3日掛かるだろうと思われる状態だった。
 唯この地方特有の「千島桜」だけは、既に5分咲きに近かった。

 またこの暖かさに誘われて俄か遠足となったのか、黄色い帽子に青い園児服の子等が、小高い青草の上に陣取っていた。
♪「おべんと、おべんと嬉しいな・・・」の可愛いいらしい声が聞えて来た。恐らくこれから昼食が始められるのだろう。
 この無邪気な歌声と微笑ましい場面に、図らずもの出会いに多いに癒やされていたのだが、この子等に輝かしい未来は期待出来るのだろうか。ふと思うのは、国民の痛みを少しも理解しないで、愛国心ばかりを・・・もう70余歳を過ぎた老人には、この先のことは知る由も無く、また知りたいとも思わないが、今年一番のこの暖かさをよそに一瞬心寒さを覚えたものだった。
 更に歩を進めて行くと、先日オープンされたばかりのパークゴルフのコースでは、色とりどりのプレー着を纏った老人男女が愉しんでいた。

 季節の足取りは間違い無く近付きつつあって、道東の花の時季はもう直ぐ目の前である。

 因みに夜のニュースで、日本最後の桜の開花宣言は此処釧路市との事だった。1月に沖縄で宣言されて以来、今日は4ヶ月目に当るそうである。
 エゾムラサキツツジだけが満開だった

保育園児たちの昼食会

半年振りのゴルフを愉しむ老人たち

5分咲き程度の「千島桜」