昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

今年初の湿原道路(自転車道路)

2006-05-03 17:11:35 | 日々の雑記

 最近にしてはとにかく穏やかな日であった。それは朝の内から、裏庭の木々の枝葉が少しも揺れないことから分かった。早々に老妻を促がして、約半年ぶりに、正確には昨年の11月初旬以来の湿原道路に出掛けた。

 ある程度予測はして出掛けたのだが、これほどとは思わなかった。先日訪れたあの春採湖でさえも、南向きの草地には僅かながら、コバイケイソウの緑や、エゾエンゴサクの青さが鮮やかだった。それに引き替え此処湿原では、そんな甘い期待は物の見事に裏切られ、冬枯れ一色の湿原がただただ茫々と広がっていた。
 晴天までとは言い難かったが、ある程度青空が見えていたので、出掛ける際に大いに期待していた阿寒連山は、期待していたとおりにその全容を現していた。全体が未だ真っ白な雪に覆われて、春の陽に輝く様はまさに「神のごと遠く姿を・・・」の短歌そのものだった。

 また途中で休む「鶴野休憩所」は、何時もは見苦しいばかりに、枯れ枝枯れ葉が散乱しているのだが、今日は心が和むほどに綺麗に片付けられていた。
 そればかりか、休憩がてらに腰を下すブランコが無くなっていた。辺りを良く見ると、他の「ジャングルジムやシーソーなど」の遊具なども一切姿を消していた。それらの遊具類は確かに所々錆び付いてはいたが、素人目にはまだまだ充分に使え得る物と思えたが、それは甘い判断でかなり老朽化していたたのかも知れない。
 此処の遊具場には休日ごとに、小学生同士がサイクリングに、また親子連れで賑わっていた。この有様に、今年のビジターたちはさぞかしガッカリすることだろう。

「神のごと遠く姿を・・・」現した、今なお真っ白な雌阿寒岳

この場所には昨年秋まで、色々な遊具があった。

上の写真と同じ処に在った色々な遊具