昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

初めての遊歩道

2005-10-28 15:40:43 | 日々の雑記
 昨日同様に、朝から雲一つ無い秋晴れに誘われて、初めは膝の休養日と決めていた老妻を連れ出し、同じ市在住のブロガーK子さんのコメントで勧められた、住宅街にある遊歩道を初めて歩いて来た。

 湿原の一部を埋め立てて造成された住宅街の、幹線道路に沿って設けられた遊歩道の長さは、約1,5キロあった。造成後30年という年月で成長した樹木は、まさに天を突く勢いで伸び見事な林を形づくっていた。
 その遊歩道の基点には、其処に植えられている主な樹木名が、簡単な説明文と写真付きで示されていた。その中に先日来探していたが、遂に分からずじまいで諦めていた木との同種を見つけ、その木の名前を知ることが出来た。
 初めは、その遊歩道が住宅街の一画にあり、その上幹線道路の直ぐ傍と聞いていたから、とかく車両の往来の激しさと排気ガスが心配だった。
 しかし実際に来てみてそれは全くの杞憂だと気付いた。道路沿い一杯に植えられた樹木の枝葉が、往来からの汚染大気をシャットアウトしていた。
それに幹線道路と云っても、市の外れに位置する住宅街の為か、車の数は心配したほど多くは無く、近くの新道造成中の工事現場に出入りする大型車が、時折往き来する他は、近くの住民の車が偶に通るくらいだった。

 先ず歩き始めて直ぐに、樹木の種類の多さに度肝を抜かれた。またそれらの中に、「マユミ」の木が赤い実を枝いっぱいに付けているのを目にした。更に先へ進むとその「マユミ」の木は、まだ彼方此方にあってその見事さには、目を瞠はるばかりであった。それらの写真撮りにも追われている内に、1,5キロの道程はあっという間に終わっていた。

 帰りコースは、折角近くまで来ているのだからと、運動公園内の市民球場前にある、小さな池に立ち寄った。
少し遠回りになったが、やはり来て良かったようである。其処にはマガモの親子連れらしき群が、秋の日を一杯に浴びて戯れていた。

 この季節らしからぬ、思い掛けない暖かさの中での初の遊歩道散策でもあったが、その成果の多さに満足した一日であった。
        住宅街に在りながら閑静で晩秋がいっぱいの遊歩道

      赤い実が枝の先まで稔った「マユミ(檀)別名ヤマニシキギ」

    秋の陽をいっぱいに浴びてのんびりとする「マガモ」の親子たち 

                同上

         毎年プロ野球公式戦が開かれる釧路市民野球場