昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

今日の空・今日の雲

2005-10-16 20:34:47 | 日々の雑記
 昨日の夕方から振り出した雨は、夜半になってから激しさを増していたので、今日の天候の行方を気にしていたのだが、今朝になるとその杞憂は跡形も無いほどの晴れ具合であった。
 気象情報に依れば、天候は崩れる方向にあって、今日も雨模様との予報が出ていたから、ウォーキングは少なくとも3日ほどは出来ないだろうと、内心諦めていただけに、思い掛けない今朝の青空がとにかく嬉しかった。
 普段からウォーキング中毒を自認している身にとって、室内歩きやエアロバイクのみでは、到底満足できず戸外での歩きが待ち切れなくなる。

 何かと家事の多い老妻を急かせて、何時もより早い時間に車を出して、自転車道路の湿原寄りのコースに出かけた。
 湿原の様子は、先日訪れた時の一面の枯れ色が、二日続きの雨風で更に増したようであった。

 有り難いことに気温は全く例年に無いほどに上がり、当地の真夏並みの20度にまで上昇、歩くほどに汗ばむどころか流れるばかりとなっていた。しかし一旦日陰に入ると、やはり季節並みの涼気がヒンヤリとして実に心地良かった。

 雨ですっかり澄み切った大空には、雲がそれぞれ姿を見せてゆったりと流れ、瞬時目を離した隙に、さまざまに変化して行くのに目を奪われていた。
そして静かに流がれ行く一つの雲に、好きな俳句を思い出していた。
 
          ※ 逝く夏や 遥かなる雲 湧きやまず
 
 これは20代の若さで世を去った女優、そして俳人としても名の在った夏目雅子の俳句である。
それに倣って身の程知らずに、一句捻り出そうと苦闘してみたが、もとより非才の我が身には、全くの徒労で一つも物にならなかった。
 せめて気に入った雲だけでもと、何時も持参のデジカメで取り捲った。
             今日の雲のさまざま・その壱

                 その弐

                 その参

                 その四

                 今日の空