昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

もう一つの湿原展望台

2005-10-22 18:07:51 | 日々の雑記
 湿原展望台と言われるものには、その一つは「釧路湿原展望台」と呼ばれ、道道53号線の釧路駅から約15キロ地点の、釧路市と鶴居村の境界線の高台にあり、更にもう一つは「釧路湿原細岡展望台」と呼ばれ、ちょうど真向かいに当たる釧路町細岡(国道39号線・釧路駅から約40キロ)の高台に設けられている。どちらの展望台もそれぞれに異なる特徴が観光の目玉となっている処です。

晩秋の晴れたの一昨日の午後、やや遠出のドライブながら、釧路湿原細岡展望台に出掛けた。を、大仰に遠出ドライブと云って見たものの、たかが往復80キロのコースである。それくらいの距離なのだから、今時の勤め人なら誰にもザラに有ることなのだろう。

 普段は自転車道路の平地から湿原の一部分だけを見ていたので、偶には隣町の釧路町細岡にある細岡展望台にでも行って湿原全体を、高みからでも望んでみようと思って出掛けたのである。

 釧路湿原が28番目の国立公園に指定されたのは、昭和62年7月のことです。更に昭和55年年6月にラムサール条約登録湿地として指定された。
 このように国立公園に指定され、更にまたラムサール条約に登録されたことなどが重なり、どちらの展望台も観光客が倍増しています。
ここ細岡展望台は平日だったにも関わらず、駐車場はほぼ一杯だった。それらの車のナンバーは道内外ものが多く、その中の練馬ナンバーの高級車が特に目立っていた。
 
 高台の展望台に立っても、風が無く日差しも柔らかくて、とうてい北国の秋とは思えないほどの暖かさであった。ただそれがアダとなって、遠くの景色や湿原の端々や、それにちょうど真向かいにの目の高さに位置する、雌阿寒と雄阿寒の雄姿が朧に霞んでいたことだった。

 なお展望台から望む湿原は、一応カメラに何枚か収めて来たのですが、お見せするほどのものが無く、さんざん迷った挙句に下の2枚にとどめ、更に展望台に向かう途中で目にした、水鳥が群れ泳ぐ小さな沼(達古武沼)の写真を付け加えた次第です。
気温が高い所為か未だ大気が澄み切らず遠くが霞んで見える・蛇行する釧路川

              東京からの観光客が望遠鏡で・・・

             登る途中にある「達古武沼」

             達古武沼で遊ぶ水鳥たち