昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

殺意・・・云々!

2005-02-21 20:55:45 | 日々の雑記
 ヤフートピックス欄に「千葉・館山一家四人放火殺人、被告に死刑判決」が載っていた。この死刑判決に対して弁護人側は、放火はともかくとして殺人罪に付いては殺意が無かったからと無罪を主張し、即時に控訴したとあった。
この種の記事を見る度に何時も思うのだが、殺人事件に於いて殺意の有無がそれほど重要なのだろうか。被害者の無惨な死の事実があれば、それはもう立派な殺人罪が構成される筈である。

 他人の生命を突然奪っておきながら、後になってから「殺す気は無かった・・・」などと言い逃れする卑怯な犯人が居るが、殺意云々はともかく他人を死に至らしめた事実は隠しようも無い。この際殺意の有無は問題外で、死んだと言う事で充分であると思う。例え殺意が無かったとしても、死んだ人が生き返るわけでも無し殺人は殺人してその罪を償うべきである。これが若し過失の上での事であれば、まだしもであるが・・・。

 とかくこうした裁判沙汰では、加害者の人権が大手を振ってまかり通っているようで気になってならない。確かに犯罪者で有ろうとそれなりの人権は必要だろうが、何よりも先ず被害者の人権が尊重されるべきで、更に残された者たちに対する手厚い措置(保護・権利)が先決ではないかと痛感する。

 現代「死んで仕舞った人間の人権・・・」がないがしろされ、後回しにされている様で気になって仕方が無い・・・これでは被害者は浮かばれまい!

 とにもかくにも控訴などせず、己の犯した罪を認め深く悔いて、潔く刑に服すべきあると思うのだが・・・如何?