畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

日記

2012-12-20 18:13:34 | 農作業

12月20日(木)   ときどき 

氷が張ることはなかったが、日中は気温が上がらず、寒い一日。午前中は、曇りがちだったので、大豆を切る剪定バサミを握る手が、冷たくかじかむほどだ。痺れが痛みに代わるほどの冷たさだった。昼までに、軽トラックの荷台一杯刈り取る。これで約七割ほど終わる。あとは、短い畝に、少しと、茶豆や黒豆など、品種別の収穫となる。

午後は、荷台から干し場に下ろし、並べ、草刈に一時間ほど行く。そうこうしているうちに、3時半を回る。母が帰宅する時間だ。家に胃内とならないから、仕事場を後にする。


2012-12-19 17:43:22 | 暮らし

12月19日(水)   ときどき 

またも、寒さがきつくなる。10℃に届かない気温の中、出荷作業。今年も、10日余りとなり、何軒かに、暮の挨拶で、ミカンなどの荷物も作る。ほぼ一日、作業場で過ごす。

北国への贈り物に、水仙の花を少しと思い、庭の周囲を回るが、本当に遅い。ようやく、蕾が少し膨らみかけたものも出てはきたが、、ほとんどは、まだ蕾を付けた茎がのびかけているだけ。あちこち見て回り、やっと見つけた開いた水仙は、三輪。それでも、ふくらみの大きいものを含めて切り取り、小瓶にさせるほどの束を作り、荷物の脇に添える。花瓶に挿されると、少し時間はかかるが咲いてくれるだろう。正月には間に合わないかもしれないが。


大豆

2012-12-18 17:56:38 | 農作業

12月18日(火)   ときどき 

明け方あたりに、少し降ったようで、草木も地面もしっとりと濡れて、明ける。小さな水溜りも、水が引く間もない。

大豆の収穫を始める。毎年のことだが、大豆の竿の地際を剪定バサミで切って収穫する。かなりの面積を作っている農家などでは、刈払機に集竿ようの器具を付け、収穫すると云うが(その器具を進められたこともある)、我が家の畑では、とても使えそうもない。倒伏とまではゆかなくとも、かなりなびいているもの、地際一杯に多くの莢が着いたもの。刈払機を使うと、かなりのロスが出る。5aほどの面積なので、単純なやり方を取り、ロスを少なくすることを選んでいる。この地域では、我が家ほどの大豆を作る人は、ほとんどが、手で引き抜き、根の土を払うと云う収穫方を取っている。それでは、土や石が多く混ざるから、払う代わりに切り取ることにした。手間は同じ位だ。

ただ、この収穫方は、腰を曲げる時間が長いので、私には非常にきつい作業だ。半日やると腰はパンパン。とにかく、三分の一ほど、荷台一杯刈り取ってくる。

午後は、置き場にシートを準備。雨対策に、上にかぶせるシートも準備。早速、今晩も雨があるかもしれないとの予報である。雨が入らないように、包むように被せれるよう、工夫しておく。シートの上に立てかけるように並べ、乾燥させる。

その後は、3時が歯科医の予約なので、なにやかやの雑用に回り、夕方帰ると、もうすっかり曇り空。しっかりシートを被せ、雨の弱いことを祈る。


寝坊

2012-12-17 18:17:31 | 暮らし

12月17日(月) 

昨日は、開票速報などは、ろくに見ることなく、早めに床に着いたのだが、寝坊してしまった。まだ5時かと、目をつぶったら、次に覚めたのは7時だった。

さあ!、気持ちを切り替えて、頑張ろう。午前中は、草刈。背丈以上の萱や、セイタカアワダチソウ、シノベ竹などと格闘。背の高い草は、刈り払ったときに、倒れる方向がまちまちになるので、まだ刈らない草の方に被さらないように、よけるのが大変だ。刈払機の軸で、草束を、よいしょと方向転換させるから、腕に負担がかかり疲れる。半日作業が、精いっぱいだ。

雨の予報だったので、午後は、農協などで、精算や支払い。冬場の恒例、ベーコン作りが始まり、できたものを袋詰め。脱気パックにする。真空パック機と違い、本当の意味で、長期保存はできないが、とりあえずということ。肉の形がまちまちだから、苦労する。


日記

2012-12-16 17:48:45 | 農作業

12月16日(日)  

大豆の干し場(置き場)をつくる。使っていないコンバインがデーンと居座っていた。半年もそのままだったので、バッテリーがあがっていた。先日外して、充電しておいたものを取り付け、エンジンをかけ、邪魔にならない所に移動することから始める。夏草や、土をかぶっている所は、それらを取り除き、コンクリートの床をきれいに掃除。

投票に行きがてら、ホームセンターにより、コンクリートブロックを購入。そのブロックを土台に、短い鉄パイプを柱にして、足場パイプを取り付けて、刈り取った大豆を立て懸ける枠を作る。ここにシートを敷き、雨露よけのシートを被せる。ただ、明日は雨が降る予報なので、シートの準備は後日だ。大豆の収穫も、だいぶ遅れてしまったが、明日の雨のあとになる。

夕方、2時間近くは草刈。頼まれている休耕田の草刈だ。今年を最後にしてくれと、先方に申し込む。他所の草刈をする気分には、あまりならないからだ。今日は暖かいから、Tシャツ一枚で、ヤッケをかぶり作業するが、背中は汗がにじみ、帰りには、冷たくなり、すぐに着替える。


投票に!

2012-12-15 18:53:29 | 食、農への思い

12月15日(土)  いちじ 

雨が降ったりやんだりの一日。出荷作業を終わらせてから、寺の事務作業。

明日は16日。憂鬱な日になるだろう。我が家の東京新聞でも、脱原発は、選挙の大きな争点になっていないと報道されている。「未来の党」の結成で、いくらかは、全国的な脱原発派の集約が出来るかと、期待した。しかし、結果は、そうはなっていない。というより、原発の在り方よりも、景気であり、国家の在り方を争点にしている。マスコミもそうなのだろう。日本全体が、物の豊かさ、経済的豊かさ、国としての強さ、個々の豊かさより全体の豊かさ強さを求める、そんな流れを強めているようだ。

この選挙は、個々の人間を大事にすると云う政治か、国家の威信や強さを求める政治かの選択になっていると思うのに、その点について、あまり掘り下げた報道がなされていないと思う。今の自民党と、公明党が、同じであるはずが無いのに、その点はもやもやの中で、民主か、自公かとの選択を押しつけられ、嫌気がさす部分が、より国家主義的な維新に流れる状況になっている。原発問題や、子育て問題などの、国家より個を大事にする政治の選択肢をぼやけさせている。その原因は、この何年も、常識では考えられないほどの、個人バッシング=小沢たたきで、小沢の係わる所は、信用できないと云う世論を作った勢力にあると思う。それは、国家の支配機構である検察を中心にする官僚組織、新聞、テレビなどのマスコミ機関、それに同調し、批判を受けない側に身を寄せる、政治屋や大衆。

でも、しようがない。世の大勢が、そうなり、再び、自民党中心の、個より組織、個より国家を中心にする政治を選択するのだから。それを求める巨大な力の勝利だろう。確かに、この3年確かに、でたらめだった。しかし、変化を求めるなら、少しは、我慢も忍耐も必要だったのに。それが出来なかった、国民の敗北。そして、再び、より強力な国家主義政治にカムバックさせる。

さあ、16日、どうしよう。最善が無いなら、よりベターに。よりベターが無いなら、少しはましな所に。ましすらなければ、絶対嫌でない所に。そんな選択でも、投票しろという。

国家の威信のために国防軍を作る。軍隊や原子爆弾があれば拉致は起きなかった。こんな国家主義がまかり通る政治は、拒否しなくてはならない。幸い、少しはましな所はある。

さあ! 投票に


埋め戻し

2012-12-14 18:28:26 | 農作業

12月13日(金) 

昨日、ミスってしまい、できなかった、貯蔵。寒い露天に置いておけないからと、作業場にしまっておいたコンテナを、再び荷台に積み込む。畑は、陽射しは暖かい。風も弱い。貯蔵穴は、ものすごく間口が広い。貯蔵する場所はごくわずか、すり鉢状のようだ。だから、コンテナを下ろすのは楽だ、手で持って、穴の下まで降りて行ける。これは怪我の功名か。貯蔵穴だけの場合は、コンテナをミニショベルで、吊り下げて下ろさなければならず、時間はかかる。コンテナを並べ、ショウガも並べて覆土。周りを藁で囲い、籾殻を被せ、あとは、土で埋めて行く。三分の一ほど埋めたら、ヤマイモの種芋を並べ、覆土。再び籾殻を被せる。これで、貯蔵は全部。後は埋めるだけ。

これが大変、ミニショベルの脱出のため、掘り広げた面積は、半端じゃない。機械を動かしながら、埋め戻してゆく。広いから、周りを埋めて、埋めた所に、機械を移動して、真ん中の方を埋める。昨日で懲りたから、あまり脇に行って転がらないように、注意しながら。埋め戻し作業は、ほぼ、一日仕事となった。最後に、貯蔵個所の上を山に盛って、ポリフィルムを被せて完了。機械を引き上げる。

あとは大豆の収穫と、依頼を受けている、休耕田の草刈。2~3日天気が悪そうだ。


転落

2012-12-13 18:47:05 | 農作業

12月13日(木)  

相変わらず、低温傾向が続く。イモ類の貯蔵を急がなければならない。貯蔵するために、コンテナに整理しておいたものを、荷台に運び積む。と、ムラサキイモのコンテナがおかしい。調べると、腐りが出ている。腐敗したものを一緒にしておくと、移ってしまうから、あわてて選別。なんと、半分もの鎖があった。余分な手間を取ってしまったが、畑に向う。

穴掘り作業は、風も弱く、順調に進んだ。ほぼ掘り終えて、機械を移動しようと、掘った穴の脇を走ったら、土砂が崩れて、ミニショベルが横転。掘り終えた穴に転落。真横に倒れてしまった。なんとかならないかと、もがくが、穴にすっぽりはまってしまい、どうにもならない。時間は、もうすぐ昼。急いで、重機会社に走る。社長が、昼飯に出かける所を止めて、事情を話し、引き上げを依頼する。昼前に頼めて、ホッとする。

午後は、ジャガイモでも掘っているかと用意して出かける。掘り始めるとすぐに、救援隊が来てくれる。より大型のショベルを運んで来てくれた。周囲を掘り起こし、横転したミニを引っ張り起こす。その後は、土を掘りスロープを作りながら、脱出。思いのほか早く、3時前には救出してくれた。機械自体は異常なく、すぐに作業開始が出来た。夕方には、貯蔵穴は掘り終えたが、貯蔵スペースの数倍もの面積を、掘り散らかすように、掘り上げる結果となってしまう。

貯蔵、埋め戻しは、明日の作業だ。また、一日、無駄にしてしまう。


異変?

2012-12-12 19:56:33 | 暮らし

12月12日(水)  

今日も氷の張る朝。日中はいくらか暖かくなったようだが、夕方日が暮れると、グット冷えてきた。

出荷作業と、大豆収穫の準備。大豆の乾燥場を作るための片付け。

今年の冬の訪れは早いが、異変がある。今日の荷物に初めて、菜花が入った。ポツポツと取れ始めていたが、今まではほんの一握りぐらいだった。一人か二人分ほどだった。例年に比べ、半月以上の遅れだ。

水仙の花。まだ全然咲いていない。ようやく蕾が出始めてきたといった感じだ。これでは、御正月に間に合わない、と連れ合いは嘆いている。早い時は、11月の末から咲くのに、と。水仙は、どこの家の庭にもたくさん植えられている。田んぼや畑の土手なども、満開になると見事な所が多い。そんな水仙の花、年末の野菜便などの隅に入れて送って、喜ばれている。雪国や、北国の友達へも、暮の御挨拶として送り、喜ばれている。そんな、重宝している水仙の花が全く咲かない。蕾もわずかだ。

夏の猛暑と、雨不足の影響ではないかと話しているが、やはり、異変なのだろう。


人力で

2012-12-11 18:01:27 | 農作業

12月11日(火)  

歯医者だったので、出足が遅れる。イモ類の貯蔵のため、花畑に、ミニショベルを運び、少しだけ、穴掘りを始める。午後は、秀畑に行きたいので、貯蔵穴掘りは、後日にする。

秀畑では、昨日予定しておいた、マルチ張り。二畝だけなので、小型管理機で耕し、肥料を鋤きこみ、人力で、マルチフィルムを張る。畝も、高畝ではなく、平畝なので、それほど手間をかけずにやれる。わざわざ、畝立機を調整して運んで作業するより時間もかからない。数が多いと、鍬での土かけなどで、体力的にはきつくなるので、機械に頼るが。

エンドウのアーチも、念のためにと、数か所に、螺旋杭をねじ込み、マイカ線で浮き上がらないように、押さえる、補強をしておいた。

今朝は、ものすごく冷え込み、日の出前の、テラスの上では、氷点下4℃だった。一面、霜で真っ白で、車の窓ガラスにも、真っ白な厚い霜。冬本番が、早くもやってきた。