畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

珍実

2011-06-10 20:00:06 | 農作業

6月10日(金) 

珍しい写真です。何だか分りますか。

アップしてみます

判っても、見るのは初めて、という人が多いのではないでしょうか。

答えは、、、、、、。

朝からどんよりとした雲に覆われる。空だけみると、降ってきそうだが、それはなかった。今夜半ころからは雨で、雨量も多く、数日続きそうだ。そんな訳で、一日、ジャガイモ掘り。腰を延ばし延ばし、スコップを使う。コンテナに約四杯、80kgほどを収穫。畑で、小さなイモや、傷イモ(ネズミに喰われたものなど)と選別し、コンテナに入れて持ち帰る。昨日引き抜いて、畑に並べ、乾かしておいたタマネギも、集めて収納する。

早めに帰宅して、家の周りの道路で、先日刈った草を、集めて、焼却する。刈り草の片づけにもなるが、13日の葬儀の際、お墓に納骨に向かう葬式行列の通り道になるからだ。公道であっても、刈り草が、あまりに散乱していては、と思い、片づける。邪魔雨のおかげで、重なっている下の方は、少し濡れているが、少し反しながら集めて山にすると、どうやら燃える。

写真の答えのヒントは、今日の作業です。

そうです。ジャガイモの実です。見たことのある人は、どれくらいいるでしょう。花が咲くのは、知っていますよね。しかし、実がつくことはめったにありません。というか、実がついたとしても、ごく小さかったり、すぐ落ちてしまったり。当地で、30年近くも、畑仕事をしていたはずの、わが連れ合いに、実を取って来て見せました。

「なあに、これ?」  「ジャガイモの実?、、、。初めて見た。」

写真より分かりにくいかもしれません。写真は、葉っぱも写ります。ジャガイモの葉を、知っていれば、答えられます。

私は、ジャガイモの実は、何度も見ています。しかし、毎年見れるとは限りません。しかも、大豆ほどの小さいものがほとんどでした。今回の実は、さくらんぼほどの大きさです。しかも、ほとんどの株に着いているのです。ほとんどといっても、「ホッカイコガネ」という品種にだけです。「ダンシャク」や「ワセシロ」など、我が家の主力品種は、ほとんど枯上がってしまい、茎も立っていません。「ホッカイコガネ」は、去年も作りましたが、実はつけませんでした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011-06-09 19:59:59 | 暮らし

6月9日(木)    ときどき  

朝から、隣の家の前に何台かの車。車の出入りもある。もしやと思っていたら、案の定。おじいさんが亡くなったので、午後、葬儀の相談に来てくれとの連絡を受ける。二月ほど前に、梗塞で救急車で運ばれたが、様態は軽くて住んでいた。リハビリをすればある程度は回復すると、伝え聞いていた。が、年齢は、母とほぼ同じで、90歳を過ぎている。キツイことだなと、思っていた。食べれなくなり、最近は、管で栄養を送り込んでいたとのこと。そして、今朝、息を引き取ったという。

私たちが、移住してから、となりということもあり、何かと、世話になった。地域の慣習、農作業、日常的には、最も付き合いの深い人の一人だった。農作業の時、手が足りなくて、手伝ってもらったこともあった。水道、ガス工事の賃労働時にも、補助作業員として、一緒に働いたこともあった。そうしたわが先輩たちは、一人、また一人と、去って行った。そういう意味では、最も長い付き合いとなった、一人である。後継ぎとなる孫の結婚式には、仲人もやらせてもらった。その、新宅のじいさんが、亡くなった。

斎場の都合とかで、告別式は、13日。また、長い一日となる。

我が家の梅取り。ジャガイモの収穫。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

邪魔雨

2011-06-08 20:09:17 | 農作業

6月8日(水)    ときどき  

たいした雨量ではないが、朝から雨が降ったり止んだり。合羽を着るほどでもないが、着ないとしっとり濡れてしまうほどの、量。金曜までくらい、雨は降らないという予報だったのに、日曜日に刈り払われた草も、すっかり濡れてしまう。この雨がなければ、金曜日に火を付けると、きれいに燃えてくれるはずだったのに。今日の予定の畑作業、田の畔の草刈は中止。予定外の邪魔雨となった。

ハウス内の作業。パプリカ(カラーピーマン)の植付、散水チューブ、銀黒マルチ。昼からは、少し薄日が差したりで暑くなるが、作業は終える。午後は上がるという予報だったので、畑に行くが、霧雨に邪魔され、一時間もしないで、帰ることになる。

パプリカ植付

小さな花

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴボウ

2011-06-07 19:43:03 | 我が家の畑

6月7日(火) 

ほぼ一日曇り空。雨は降らない。夜は雨のぱらつく予報だが、降りそうもない。

ゴボウの種蒔。畑周りの草刈。久しぶりで、畑の中にしゃがみ込んで、草取り。インゲンの畝間をきれいにする。花が咲き始めている。収穫が始まる前に、畝間の草を取ってしまおうと、手を付ける。なにやかやと、一日畑に出ている。

ゴボウ。牛蒡。この数年作り始めている。過っては作ったこともあるが、粘土質の強い、地下水位も高い畑で、うまくできなかったり、腐りが多かったり、なにより、収穫が大変で、ずっと敬遠していた野菜だ。粘土質でない畑を借りれるようになっても、掘り取りの苦労を思い、手をつけなかった。ミニショベルで、掘ればと、栽培を始めた次第だ。

面白い野菜だと思う。収穫したゴボウは、まさしく根っこだ。外観だけでは、とても「野菜」とは思えない。戦時に、欧米の捕虜の人に、ゴボウを食事に出したことが、捕虜虐待として、敗戦裁判に掛けられた、などという笑うに笑えないような、話もあるようだ。しかし、根っこにしか見えない、この野菜は、すぐれた野菜の一つといえる。独特の香り。この香りは、食欲を誘う香りで、ゴボウでしか体験できないものだ。正月のおせち料理の煮しめにも欠かせない。油との相性も抜群。だから、煮てよし、炒めてよし、揚げてよし。きんぴらごぼうは、その名の通り、ゴボウなしでニンジンだけでは、格落ちだ。てんぷらも、ゴボウの香りが味を引き立たせる。肉類とも相乗効果を上げる野菜だ。最近は、サラダにもゴボウが登場するようになっている。若かりし頃は、ゴボウサラダなど耳にしなかったと思うが。近年の健康ブームで、食物繊維として、見直されているのだろう。そして、品種の改良。柔らかく、あくの少ない、若取り用の品種が、次々と登場している。

一般に、ゴボウと云えば、春蒔き秋冬どり、秋蒔き翌夏どりの、二種類の作付けだったが、今や、通年栽培もできるほどだ。春から秋にかけて、順次播種して、若取りから始めると、ずっと収穫できるのではないかと思う。しかも、短根系に改良されてきたから、収穫もある程度楽になってきている。施設を使わなくても、通年野菜に。としたら、ゴボウの旬は何時になるのだろう。

やはり、お節に欠かせないものだから、秋から、冬を旬として、楽しみたい。

所で、ゴボウの料理。皆さん!  皮は剥いていないですよね。せいぜい、たわしで洗う位にしてください。水にさらしていないですよね。せいぜい、ボウルに張った水に落として、ささっと揚げる位の下処理にしてください。牛蒡の命、香りを、本当に楽しむために。

でも、我が家のゴボウは、今日、種を蒔いたばかり。料理の話など、早すぎました。(でも、一回目のゴボウは、今、そろそろ指くらいの太さに育っています)

ゴボウの種

種蒔。覆土の替わりに、籾殻を被せました。ゴボウって、発芽するときに、太陽の光が必要なのです。覆土は薄くします。今は梅雨時。畑土の乾燥を心配する必要もないと、籾殻にしました。でも、種は、丸一日以上、水につけ、たっぷり水分を吸わせてからの播種です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅取

2011-06-06 19:03:48 | 農作業

6月6日(月)  いちじ 

夜の間に少し雨は降ったようだ。アスファルトが濡れている。しかし、日中は晴れて、さわやかな梅雨の晴れ間だ。

昼飯後、横になり、昼寝を決め込んでいると、携帯に呼び起される。

「昼から、忙しい?」「特に忙しい訳じゃないけど、畑に行くつもり」

「梅取りに来ないか?」

近所の仲間からの御誘いだ。家の裏に、何本かの梅の木があり、自分の所は、梅干が余っているから漬けないから、取りに来いということだ。我が家のお客さんには、梅干大好きが多い。昔ながらの、塩と紫蘇の梅干が、好評だ。毎年、漬けるが、足りなくなることも多い。これ幸いと、「もらいに行くよ」

会社を定年になり、米作りと、アルバイトほどの外仕事に出ている彼。家にいるときは、屋敷回りや、田んぼの畔など、草刈に余念がない。午前中は、草刈をしていたようで、梅の木の周りはきれいになっている。早速に、ビールケースを踏み台に梅の実もぎを始める。届かない所は、木に登るが、梅の木は、とげのように細かく突き出しているから、シャツが引っかかったり、身体に痛く触れて、取りにくい。取り残された最高い所の実は、竹の棒でたたき落として拾う。二時間ほどで、米袋に半分以上。量ってみたら、15kgほどだった。ひとたる分の梅干の材料、ゲット。

梅雨の晴れ間を大事に使おうと、ニンニクの収穫。根と茎を切り落とし整理。家に持ち帰る。これから数日の晴れ間に、日光に当て、よく乾かして、保存する。

畑のマルチ撤去片づけ。進入路の草刈。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老い愚痴

2011-06-05 17:08:55 | 暮らし

6月5日(日)    いちじ  

共同作業。農村の環境維持活動として行われる、水路、農道、溜池などの草刈。午後も一時間ほど掛かるが、早めに終わる。刈払機での作業だったので、その後は、楽な作業をと、ハウス内の片付けや、草取り。植え残っていたキュウリの植え付け。

この所、仕事ができなくなったとか、疲れやすくなったとか、愚痴っぽいことが、多くなていたようだ。「かもたん」さんから、コメントをもらった。「丹兵衛」さんの日記だ。

 

阿波の丹兵衛さん、ある日ふと、最近の自分を振り返り、どんな自分になっているのかを、正直に書きだしたのだろう。さすがに、いくらなんでもこれは、とは思うが、さもありなんと、納得せざるを得ない所もある。老いるとは、こう云うことなのだろうとは思う。しかし、私の母親は、93歳になる。まだ30歳も若い私が、丹兵衛さんでもあるまい。10年早すぎると、叱られてしまうだろう。

だから、老い愚痴は、まだまだ先のこと。気持ちだけでも、日々、若々しく、ふるまおう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕事量

2011-06-04 19:15:03 | 農作業

6月4日(土) 

今日も一日草刈。ほとんど、刈払機を使っての草刈で、かなり疲れる。

先日の、トマトの支柱立てではないが、最近、どうも仕事量が減ったような気がする。以前のように、がむしゃらに仕事をするというようなことが、出来なくなったから、当然といえば当然だ。頸椎や、腰椎が傷んでいるから、手足にしびれや痛みがあり、かばいながらの動作だから、どうしても、作業スピードは遅くなる。また、動きが不自然になる分、疲れやすくもなる。さらに、肉体的疲れの回復時間も長くなる。加齢とは、そうしたことなのだが、肉体の衰えに対して、気持ちの上で、納得しかねているのが、現状だ。気持ちと体のバランスが取れていない。だから、それがストレスとなり、なおさら疲れる、という状態のようだ。素直に、自分認めることで、そのストレスからは、解放されるはずなのに、とは思うのだが。まあ、そのうちに、いやというほど、判ってしまうのだろう。

そうした時に、あまり疲れることなく、年齢相応に仕事ができるよう、慣らしをしておかなければ。ゆっくりではあるが、効率よく、動けること。そんな体の動かし方を、見つけたい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草刈月

2011-06-03 19:36:39 | 暮らし

6月3日(金)   ときどき 

久しぶりの感じで、汗が出るほどの陽気になる。そんな中、午後は草刈。共同作業を欠席する地区にある田んぼの草刈を、終わらす。その後は、一時間ばかり時間があったので、家の周りの、草刈。

6月は、草刈月だ。集落の共同の草刈が、集中する。この時期に、暖かさと、たっぷりの水分に恵まれ、草はぐんぐん伸びる。夏草の生育の旺盛な月だ。梅雨明になってしまうと、草の背丈は高くなり、その上、蜂が巣を作り、子育ての真っ最中にもなる。気付かずに、蜂の巣を壊してしまい、刺されることもよくある。さらに、暑さも加わり、草刈の様な重労働は大変になる。そんな訳で、生育の最盛期の今、夏草を一度刈っておく訳だ。その後の生育を抑えることになるし、周囲の環境の維持活動にもなる。農道や、水路の見晴らしがよくなることで、事故などの発生も防げる。大雨に降られても、状況把握がしやすくなる。背丈ほどの草に覆われていては、そうはいかない。6月の共同草刈は、そんなためである。

また、この月は、神社や、寺の、共同草刈も昔から行われている。梅雨入りころに草を刈り、きれいにして、夏を迎える訳だ。そして、もう一度は、秋。秋祭りの前ころに、やはり、草刈を行う。こうした共同作業で、地域の環境を維持する訳で、市町村道などの草刈もおこなわれる。行政による道路環境維持を求めても、小さな財政ではとてもやりきれない。そこに住む住民による、地区の維持活動である。

午前中は、母のショートステイの迎えが来る日なので、待ちながら、なにやかやの雑用。お出かけは、10時ころ。また10日ほどは、気持ちが解放される日を過ごせる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サツマイモ

2011-06-02 18:23:50 | 農作業

6月2日(木)   のち 

昼過ぎころまでは、曇り空で、時折、雨がパラパラ落ちる天気。3時を回るころからは、本降りとなる。平年より早い梅雨入りで、そのまま、本格的な梅雨の天候に入ってしまうのだろうか。

サツマイモの苗取り。今年は初めて、ハウスの外のトンネルでの苗作りだった。電熱温床にしたけれど、外気が寒かったのと、作りが弱かったのか、風の影響も受け、育ちが遅かった。今日は、一回目の苗を切る。約350本ほどしか取れなかった。そのご、追肥をして散水。二回目の苗切に備えておく。

午後は、植付。「ベニアズマ」の苗も、250本ほど買い足して植え付ける。自家苗は、「安納」が100本、「黄金千貫」が100本、「スウィートパープルロード」が100本、「高系」が50本。品種的には、揃ったが、今月中は、植え加えて行くことになるだろう。

小雨がパラパラしているが、濡れるほどではなかったが、予報を信じて、雨合羽を着ての作業。植付終わるころには、雨粒も大きく、量も多く降りだしてくる。ポリマルチの畝だから、畝の中は水分が少ない。この雨が一晩降ってくれると、好いお湿りとなり、苗も活着してくれる。めぐりあわせの好い、植付となった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気遣い

2011-06-01 19:25:57 | 農作業

6月1日(水)  

昨日、やり残してしまったトマト用の支柱組。さすがに、午前中も早めに終わる。片付けて帰って来て、午後の準備。

5日(日曜)は、共同作業で、農道や、水路周りの草刈だ。私の住む集落と、離れた田んぼを借りている集落と、ダブってしまう。同じ日に招集がかかる。一人なので、地元優先ということで、他所の集落の作業は、欠席させてもらう。ただ、自分で耕作している田んぼの地続きの農道や、水路の草を刈ってもらうのは気が引ける。だから、前もって草刈をしておくことにする。共同作業に出れるときも、自分の田んぼの周りは、極力草を刈って、共同作業の負担を減らすようにはしてきた。欠席となれば、なおさら、草ぼうぼうにはしておけない。田集落で、耕作していると、このような気の使い方をすることになる。こうした気遣いで、うまくやって行けるなら、たいしたことではない。

午後は、その田んぼの草刈。モアと刈払機両方での作業。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする