畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

虫の大発生

2007-11-20 19:37:21 | 暮らし
時々 

時々、薄日が差すと暖かさも感じるが、風も強く寒い一日だった。
今年の秋は、虫が多い。畑でも、9月中旬ころに播いた菜っ葉類は防虫ネットをかけたにもかかわらず、葉っぱはほとんど穴だらけで、収穫できなかった。下旬に播いたものがようやく収穫できるまで、成長したが、穴あき葉が多い。まだ虫は活躍している。
ハウスはもっとひどい。外より暖かいから虫も元気だ。キュウリは葉っぱも、実も花も虫に食べられひどいもんだ。この虫は、夜盗虫、大タバコ蛾という。寒さにも強く、冷蔵庫の中でも生きてキャベツを食べていたという。食欲も旺盛で何でも食べる大害虫だ。
10日ほど前に、キュウリの脇に苗にしたチンゲン菜を100本くらい植えたが、一晩に全滅だった。これから、ハウスの中を片付け、虫退治をしなければ、何も出来なくなる。

今日の作業 たまねぎ定植 ハウス内片付け
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秋の深まり

2007-11-19 19:55:47 | 暮らし
今日は  北風が冷たい

陽だまりは暖かいが、風は冷たい。夕方4時近くなると、たまねぎを植えている手が、冷たく、かじかむようだ。畑から帰る車も暖房を入れることに。いっきに冬に突入という感じだ。
これからはこんな日も増えてくる。風のない日中は、暖かく、仕事も心地よいが。
北風の強い日や、夕方以降は外仕事はつらくなる。そんなときは、草刈や、スコップを使う肉体労働で体を温めながらの仕事が良い。
ここ、温暖な地でも、これから4ヶ月、冬の寒さの中での野良仕事が続く。

農作業  たまねぎ定植 飼料購入引取り
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共同作業

2007-11-18 19:21:05 | 暮らし
今日は   強風が吹く

朝8時から、集落の共同作業。
田んぼの水路、田んぼの用水を溜める堰の土手の補修工事だ。
時の役員の判断で、招集がかかる。スコップや鍬を持って集まる。集落にはいろいろと仕事に詳しい人がいる。その人の指図で、素人たちも作業できる。機械を持っている人は提供する。ユンボも出動して、崩れた土手や、水路を掘り、杭を打ち、土を戻して踏み固めてゆく。共同の土木工事。
暗くなる5時ころまでかかり、ようやく予定の工事は終わった。さすがに、丸一日の土木工事は疲れた。
農村には、こうした共同作業が、年に何回かある。主な作業は、草刈、水路や土手の維持管理、農道の普請などだ。都市では考えられないだろうが、こうした公共の場所の維持管理を共同で行う。ちょっとしたことは、役員だけでやることもある。
しかも、ほとんどの場合、ボランテア作業となる。
地方の小さい行政は、こうしたことに割く予算はない。集落の共同作業は、農村の環境維持に役立っている。
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冬を感じさせる中味

2007-11-17 19:21:37 | 農作業
今日は  いちじ

連れ合いが出荷を早めに終わらせて、出かける用事があり、出荷の手伝い。
山芋を掘りに行き、整理して、包装。
箱の中はだいぶ、冬に近づいてきた。春菊、山東菜、チンゲン菜、ホウレン草、ミズ菜など、葉物が多い。みかんも入った。菜花も少し花をつけてきた。私たちが送るのは、こうした、今の季節に取れるものばかり。旬の美味しいものだが、料理する人は大変だろう。同じものが続くのだから、いろいろ工夫して食べることになる。想像力も必要だ。食べていただくお客さんに感謝。
掘ったばかりの山芋

今日の農作業 出荷作業後、たまねぎ定植

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有精卵

2007-11-16 19:15:27 | ニワトリ
今日は  いちじ   夕方から急に寒くなる

我が家のニワトリたちの姿いかがでしたか?
ニワトリの場合、雌鳥10数羽に1羽の雄鶏がいれば、雌鳥の生むタマゴは、ほとんど受精卵になるそうです。一定の期間、一定の温度と湿度を与えると、雛が孵るのです。新たなニワトリが生まれます。実際、ニワトリの仲間のチャボを飼っている人が、我が家のタマゴを孵した事が何度もあります。(チャボは卵を孵す名人です。)今のニワトリは、卵をたくさん産むように改良されたトリですから、卵を孵すような本能は、薄くなっています。そんな本能があると、卵を抱いて暖めるので、養鶏には良くありません。
現在の、一般市販のタマゴは、ほとんど無受精卵です。どんな条件を与えようとも、ニワトリになる事はありません。
無受精卵と受精卵とを比べて、栄養的な違いや、美味しさには違いがあるかないかはわかりません。けれど、一般のタマゴは、単なる卵子と思います。有精卵は命を宿っているタマゴです。
私たちのこだわりは、このことです。ニワトリがタマゴを産むのは、命を次の世代につなぐため。この自然の営みを人が手がけることが農だと思っています。野菜や、米、果物もすべて、それぞれが、生き、命をつないでいます。それを助け、それぞれの、一番美味しいときを、頂く。残酷にも聞こえますが、人にも、もっとも自然な営みでないでしょうか。
有精卵にこだわります。

今日の農作業 たまねぎ定植

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雄鶏

2007-11-15 20:03:55 | ニワトリ
今日は   


     

我が家のニワトリたちです。白く大きいのが雄鶏です。茶色は雌鳥です。
雄鶏は体も大きく、餌も雌鳥より三割以上も多く食べます。卵も産まないのに大喰らい。経済的には、マイナスです。平飼でも雄鶏を飼わないケースもあります。
なぜ、雄鶏を飼う?
それはまた。(慣れない写真添付作業に時間がかかりすぎました。)

今日の農作業  たまねぎ定植 ネギ土寄せ  


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養鶏 その2

2007-11-14 18:52:52 | ニワトリ
今日は 

ニワトリを飼うこだわりの二番目は、ケージに入れて卵を産ませる養鶏ではなく平飼ということ。トリたちが自由に動き回り、健康に育つためだ。
本来なら、草木の生えている自然の中で、陽の光を浴び、野鳥のごとく暮らし、卵を産んでもらうのが理想だ。しかし、100羽のトリに10aの広さを与えても、一年もしないうちに、地面は草一本もないつるつるの地肌になってしまう。雨でぐちゃぐちゃ、照ってがちがちの地面で、トリたちにも良くない環境になってしまう。広大な面積を与えれば、問題は解決するが、限度がある。
私たちが選んだのは、平飼鶏舎方式。風が通り抜ける開放鶏舎で、10坪の広さに約100羽のニワトリを飼う。床をコンクリート当で固めず、土のままにしておく。陽の光もある程度差し込むようにする。
トリたちはこの中を動き回り、下に敷いたわらや籾殻を、土と一緒に引っかきまわし、くちばしでつつく。粒食で虫や草も食べるニワトリの本能的行動を失わないで生きている。これが大事なことだと思う。
最近は、広い自然環境の中での、養鶏場やそのタマゴのことが報道されることがある。それが、理想に近いことはわかる。が、私たちは、自分たちの住む場で、自給的農業の一部として、出来る、より良い養鶏として、今のやり方に、取り組んでいる。

今日の農作業 たまねぎ定植 ネギ土寄せ
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玉ねぎ定植

2007-11-14 11:01:36 | 農作業
今日もよい天気。
うっすらと汗をかくような暖かさ。
玉ねぎを植えています。今日から赤玉ねぎです。マルチの穴に植えられた玉ねぎの苗の写真です。
(写真の向きを変えれません  後書)
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養鶏

2007-11-13 19:22:19 | ニワトリ
今日は  雲ひとつない快晴

私たちのニワトリについて報告します。
私たちは、移住して自給的農業を目指しました。それは大規模な少品目大量生産ではなく、小規模でも、多品目少量生産の農業です。そして、肥料もある程度自給できる、有畜農業です。その場合の家畜で一番取っ付き易いのがニワトリです。
ニワトリを飼うにあたっては、健康に育って、おいしく、安全なタマゴを生んでもらうことが、必要です。そのために、最低三つを条件にしました。安全な餌、平飼であること、雄鶏も飼って有精卵であること、です。
安全な餌。 もっとも大切なことです。現在の日本では、輸入飼料に頼らざるを得ませんが、収穫後の穀類に農薬を混ぜていない飼料を使っています。ポストハーベストフリー(PHF)といいます。また、遺伝子組換えをしていない穀類でもあります。こういう穀類を世界中から探して持ち込むことに、疑問も感じますが、今のところ、次善の策として、良しとしています。
この飼料を、小規模な私たちだけで導入することは困難です。この地域である程度大規模に、養鶏をやっているグループの友人から分けてもらっています。
また、自給的飼料として、くず米も使います。収穫した野菜の残渣、余った野菜、虫に食われとても使えない野菜、畑の草も、ニワトリたちには、おいしい食べ物です。ニワトリって、菜っ葉ばかりでなく、トマト、ナス、カボチャなどもとても好きですよ。
PHF= ほとんどの飼料は、船便で長時間かけて輸入されています。船倉の中で虫やカビがわかない様に、殺虫剤、殺菌剤を使っています。これらを使用しないことを言います。

今日の農作業 山芋収穫 マルチ張り たまねぎ定植
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クン炭作り

2007-11-12 19:32:34 | 農作業
今日は 

秋から冬にかけては、クン炭作りも大事な作業。
米を作っていると、籾殻がたくさん出る。かさばって処理に困る産物だ。が、クン炭にすればとてもよい土壌改良材となる。クン炭とは籾殻の炭のこと。炭にはごく小さな隙間が無数にあり、微生物の住処になったり、土の保水、吸水性も良くする。
昔から、農家の貴重な財産だった。米さえ作っていれば、自分のところで自給できるクン炭は、稲の苗作りに欠かせないものだった。しかし、稲作の機械化にともなって、クン炭も使われなくなった。籾殻も処理に困る産業廃棄物となってしまった。手間をかけて、田んぼに撒いたり、田んぼに運び出して燃したりしている。
私のクン炭作りは簡単だ。700リトルくらい入る缶(米の貯蔵缶の使わなくなったものを利用)を利用する。その中で、クン炭作りの釜様の物に、新聞紙や燃えやすい小木をいれ火をつける。籾殻少し入れて、籾殻に火が付くのを待つ。籾殻に火が付いたら、缶いっぱいに籾殻を入れる。30分もしないで終わり。後は籾殻全部に火が回るのを待つだけ。
朝、田畑に出かける前にやっておけば、昼に点検、夕方かえって来るころに全体に火が回っている。焼けた籾殻の上にトタンを載せ、缶にポリシートを被せきつく縛り、空気を遮断し、自然に鎮火するのを待つ。(トタンは籾の熱を遮断するため)
クン炭はほとんど畑に使うため、少々灰になってもかまわない。
缶を使わないときは大変だった。量も少ないし、火が回りに飛ばないよう注意も必要。出来上がったら、広げて水を少しずつかけてかき回し、火を消してゆかなくてはならない。これがなかなか消えないのだ。水をかけすぎればぐちゃぐちゃ、重くなるし、少なすぎれば、火が消えず、灰になる。火事の原因にもなりかねない。手間もかかる仕事だった。
 
今日の農作業 クン炭 そら豆定植 たまねぎ定植
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