畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

総括

2009-09-05 19:14:20 | 農作業
9月5日(土) 

秋ジャガイモの植付。昨日、耕しておいた畑。綱を張り、石灰や油粕を散布。管理機のロータリーの後ろに、培土機(溝切)をつけ、肥料を土に混ぜ込みながら、種芋を植える溝を切る。籾殻クン炭を溝に撒いて、種芋を置いていく。鍬で、土を被せ、植付は終わる。
初夏に収穫したジャガイモから、貯蔵しておいた種芋、30kg強を植える。40mくらいの畝が5畝出来る。

今年の稲刈は、台風をはさんで、前半は、Kさんに籾袋を運んでもらい、3日間。30日は、受託の籾すりと、出来上がった米の運搬。後半は、実演機を借りて、グレンタンクで、機械による籾の運搬で、3日間。私は、力仕事をほとんどしないで、稲刈を終えた。今年は、疲れをためずに済んだ。
右手のしびれが出て以来、米の収穫は、かなり疲れて、終わった後も、疲労が残るようになっていた。とりわけ、昨年は、わが家では、例年の2割近く多い収穫だったこともあり、疲れは尾を引いていた。秋から冬、そして春にと、3シーズンも、本来の自分ではないようだった。ずっと疲労感があり、どうにも気力が、出ないような日々が多かった。
もしかしたら、うつ病って、こんな感じから始まるのだろうか、などと思ったこともあった。そんなことには、最も縁遠い人間だと、思っていたのに。
その原因が、収穫時の疲労の蓄積と、それを解決するための設備投資には、最低でも、300~400万位かかることとの、どうにもならないジレンマからだった。だから、田植え後に、今年の方針を決め、Kさんに応援を依頼したことにより、状態は、少しづつ良くなってきた。そして、この収穫を終えて、元に戻った。
今年は、疲労もなかったこともあり、早速に、ジャガイモの植え付けも終わらせた。ゲンキンなものである。
前記のように、稲刈の、実質の作業は、ほんの一週間。一年に、たった7日、70時間くらいしか動かすしかない機械の金額が、何百万。矛盾を感じながらの、農業生活だ。(当然、田植の時の機械、田畑の準備をする機械、これらも、同じような金額で、耐用年数が、何十年もあるわけではない。)

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